感染症を予防するためのエチケットや信頼できる情報か確かめるには?

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感染症を予防するためのエチケットや信頼できる情報か確かめるには?

新型コロナウイルスによる
不安が拡大する中、
国民の不安も徐々に広がっています。

こんな時こそ、私達一人一人が
今できることを確認して
感染の拡大を防ぐための行動が大切です。

そこで今回は、感染を
予防するためのエチケットや

感染症に対する信頼できる情報の
確かめ方にについてお伝えしてまいります。

  

感染症を予防するためのエチケットは?

個人でできることで最も重要なのは、
こまめで丁寧な手洗いです。

学校や職場に入る前と出る前や、
トイレに入る前と出る前など、

場所に滞在する「前後」に手を洗います。
面倒ですがしばらくの間は
徹底するようにしましょう。

実は、健康な人のマスクによる
予防効果は証明されていません。

至近距離からせきやくしゃみのしぶきを
ブロックできる可能性はありますが、

着用しているときや外す時に
表面を触って手にウイルスが
付く恐れもあります。

マスクを付けて安心して、
肝心の手洗いを怠っていては本末転倒です。

せきやくしゃみが出る時は、
他人にうつさないためにはマスクも有効です。

なければ、ハンカチなとで
口を押さえます。

とっさに手を口に当てる人が
少なくありませんが、

これは昔ながらの間違った
エチケットですので、

ウイルスが付着した手で感染を広げないよう、
袖や服の内側で口を押さえましょう。

これらは厚生労働省も
「せきエチケット」として勧めています。

他にも、
・不要不急の外出は控えます
・発熱などの風邪症状が見られる時は学校や会社を休む
・症状が4日以上続けば
 「帰国者・接触者相談センター」に相談する
ことなども重要です。

希望が持てる報告もあり、
2019年秋から増えていた
インフルエンザの患者が、

2020年1月下旬から3週連続で減少し、
2010年以来の少なさとなっています。

厚労省は、新型コロナウイルスで多くの人が
手洗いなどを徹底した影響もあります。

●せきエチケットの習慣
悪い例 
せきやくしゃみを手で押さえてると、
手でウイルスを広げてしまう

良い例
マスクを隙間なく
しっかり着ける

せきやくしゃみはハンカチや
ティッシュで押さえる

とっさの時は上着の内側や袖で覆う

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感染症の信頼できる情報か確かめるには?

感染予防を徹底するためには、
国民に「ヘルスリテラシー(health literacy)」
が求められています。

ヘルスリテラシーとは
医療や健康の情報を「入手」し、

「理解」し、「評価」し、
「活用(意思決定)」する能力を指します。

4項目を測定する調査で
欧州諸国と比べると、

日本人が苦手なのは
「評価」と「活用」です。

新型コロナウイルスの感染発生後は、

「感染予防にアルコールは効かない」
「東京五輪中止」

といったデマ情報が
ツイッターなどSNSで拡散しました。

こうした偽情報に惑わされず、
信頼性を確かめるのが「評価」で、

「か・ち・も・な・い(価値もない)」という
信頼性のチェック方法がお勧めです。
 
聖路加国際大学の研究チームが
2016年に、977人に実施した調査では、

医療や健康の情報を
ネットなどから入手する際に、

4人に1人が「かちもない」の
5項目を一つも確認しておらず、
全体平均も2項目に届きませんでした。

情報を理解して、信頼性を評価したうえで、
自分の価値観と照らし合わせて
納得できる選択をするのが「活用」です。

たしかに、暗記主体の教育を受けてきた
日本人は苦手かもしれません

このようなリテラシーを高めるには
トレーニングが必要になります。

例えば学校の場合、
教師が情報(選択肢と長所・短所)を提供したら、

生徒が理解して自分で
意思決定できているかどうか、
後だ確認しましょう。

できていなかったら
再び教えて、確認します。

●「かちもない」情報に注意
 書いたのは誰か?
信頼できる専門家かどうか。
インターネットの匿名情報に注意

 違う情報と比べたか?
他の情報と違う点はないか。
長所と短所がかかられているか

 元ネタ(根拠)は何か?
科学的な根拠として論文や
データが示されているか。
ある個人や団体の意見や感想かもしれない

 何のために書かれたものか?
商品やサービスを購入させる目的ではないか?
感情に訴えかける表現で誘導しているおそれも

 いつの情報か?
最新の情報であることを
示す日時は書かれているか。
現在は否定されている情報かもしれない

まとめ

いかがでしょうか?

今回の新型肺炎の事例でも、
私達が予防策を正しく実践すれば、

感染拡大の終息を早められる可能性は
十分にありますので
ぜひ、参考にしてくださいね。

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