片付けできない家族の協力を引き出すコツは?

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片付けできない家族の協力を引き出すコツは?

「せっかく片付けたのに、
 いつの間にかごちゃごちゃする」
「家族が片付けてくれない」
「いつも探しものばかりしている」など、

家の片付けは1人で抱え込みがちな悩みです。

そこで今回は、片付けできない家族の
協力を引き出すコツについて
お伝えしてまいります。

  

片付けできない家族の協力を引き出すコツは?

整理収納の基本は、
「使ったものを元に戻すこと」
「よく使うものを使いやすいように配置すること」
「必要なものを選び、分けること」の
3つです。

アイテムごとの場所、
つまり「住所」を決めることで、

あまり使わないものはその場から移動させて、
「捨てる」のではなく「減らす」ことで
片付けやすくなります。

整理収納の3ポイント
・片付け=使ったものを元に戻すこと
・収納=よく使うものを使いやすいように配置する
・整理=必要なものを選んで、分ける

ではまず最初に、
整理収納のプロセスを確認します。

片付けには、正しい順序があります。

まずは、どこに何があるのか、
分かるようにすることが大切です。

どうしても見た目を
キレイにすることから始めがちですが、

使い勝手を優先して
後から取り掛かるようにしましょう。

●どこに何があるのか、わかるようにする
1.整理=必要なものを残す
2.視有能=使いやすく配置する

●見た目をキレイにする
3.片付け=元の場所に戻す
4.整頓&掃除=乱れを解消する

次にどんな家にしたいのか
理想の状態を考えてみましょう。

1.ゴールを決める
  解決したいことは何か?

2.問題点を見つける 
  解決したい場所、ものはどのような
  状態になっているか?

3.使う場所の近くに住所をつくる
  解決したいものは集めて、
 「住所」を決める

では、ものの「住所」を決めるための
具体的な整理方法や収納方法には
どのようなものがあるのでしょうか?

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整理のキーワードは「分ける」です。

仕組みづくりの最初のステップである「整理」は、
「分ける」ことから始めます。

下記の図を御覧ください。

「分ける」ためのチャート
1.状況      使っている            使っていない
           ↓                 ↓
2.グループ 人別 目的別 種類別 場所または  悩む 使わないけど 不要
                  季節別      大切・残したい
           ↓            ↓    ↓    ↓
3.使用頻度 出番が多い 出番が少ない    悩みBOX 思い出BOX 処分
        ↓      ↓      期限付きで 別の場所で
    使う場所へ収納 別の場所で収納   保管    保存 

 

1.状況で分ける=「使っている」or「使っていない」

2.グループで分ける=(子供用など)・目的(おもてなし用など)・
  種類(お茶碗・コップなど)・場所や季節(お正月のお重箱など)

3.頻度別に分ける=「よく使う」or「あまり使わない」
  例えば、食器棚なら、テーブルの上にすべてを出します。

  使っていないものは、納得できるまで悩んでOKなので、
別の場所に移動させましょう。
 昔使っていたベビー食器など思い出の品があれば、
「思い出BOX」に移動させてください。
 

●収納場所を決める6つのポイント
「整理」ができたら、紙袋や段ボールなどに集め、
シールを貼って何が入っているか
わかるように仮収納します。

何がどれぐらいあるかを把握してから、
「収納」する住所を決めましょう。

1.使う場所に使うものを収納する
  例えば、和室でアイロンがけをするなら、
  和室の押入れにアイロンを、洗面所でメイクをするなら、
  毎日使うアイテムをカゴにまとめて置いておきましょう。

2.収納グッズはものの量、場所が決まってから
  何を収納するのかによって、グッズの大きさや数が変わります。
  場合によっては、収納グッズがないほうが良いケースもあります。
 
3.片付けやすい高さを意識する
  よく使うものは、経った時に手が届くように、
  腰から上~頭の下の位置に置くようにします。
  キッチンであれば、土鍋やキッチンプレートなどは、
  重いので一番下におきます。

4.ラベリングをする
  引き出しなどにシールを貼って何がはいっているかを示しておきます。
  文字やイラスト、写真など、人それぞれ認識しやすいものが違うので、
  家族全員がわかるようにします。

5.戻しやすさを優先
  例えば、通学・通勤バッグなどは、
  帰ってきてすぐに置ける場所にしましょう。
  見た目を気にして隠すよりも、見えるように出したほうが
  収納しやすい場合もあります。

6.苦手な人に合わせる
  家族がいる人にとって一番重要なポイントです。
  自分が便利だと思っている収納グッズを使いこなせない人もいます。
  まずは苦手な人に合わせて、何がどこにあるか分かるようにすることです。
  収納が複雑で面倒な場合は、簡単でラクな方法を一緒に考えましょう。

●使いやすくするためのセット収納のヒント
一番お勧めの収納グッズは、
100円ショップのチャックポーチです。
サイズも豊富なので、まとめるのに便利です。

・病院セット(人・目的別)...診察券、お薬手帳、母子手帳などを入れておけば、
 緊急時にも役立ちます。家族別にまとめるのがおすすめです。

・夏のお出かけセット(目的・季節別)...日焼け止めや虫よけスプレーなど、
 忘れがちなアイテムをまとめます。

・墓参りセット、葬式セット(目的・季節別)...数珠や香典袋、
 ふくさなど必要なものをまとめておけば、いざというときに慌てずに済みます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

「片付かない」と
「散らかっている」は違います。

家族と生活して入れば、
おもちゃを出したり、
書類がたまったりと散らかるのは当然です。

でも、今回お伝えした
「片付くしくみ」さえあれば、

散らかっていてもすぐ家族みんなで
片付けできますのでがんばってくださいね。

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