子供の片頭痛の原因や対処は?

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子供の片頭痛の原因や対処は?

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強い痛みの発作を繰り返す
「片頭痛」は、
子供にも起こることは、
あまり知られていませんが、

子供によっては、
痛みで身動きもままならず、
登校できない場合もあります。

そこで今回は、子供の片頭痛の原因や
対処についてお伝えしてまいります。

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子供の片頭痛の原因や対処は?

毎日の生活で頭痛に困っている子供は
どれぐらいるのでしょうか?

埼玉精神神経センターでは、
2018年12月、さいたま市内の
小学校4年~中学3年に
アンケートを実施しました。

回答した系約6700人のうち、
約1割が
「頭痛で学校を休んだことがある」
と答えました。

発作が続く時間や痛みの
タイプなどの回答から、

片頭痛を持つと考えられたのは
小学生12%、中学生19%に上りました。

これにより思った以上に、
深刻な状態にある子どもがいることが分かりました。

片頭痛は強い痛みが週1~月1回の頻度で、
1回あたり数時間から3日間ほど続きます。

寝不足や天候の変化、
特定の飲み物を口にするなど
何らかのきっかけで、

脳の血管が広がったり、
脳の中に痛みを招く物質が
出たりすると考えられます。

発作中は脳が敏感になり、
普段はきにならない光や音の刺激、
階段の昇降などの動作で悪化します。

子供の片頭痛は、頭の両側や
前頭部が痛むケースが目立ち、

吐き気や嘔吐を伴いやすいですが、
多くは4時間以内に自然と収まります。

大人は、脈拍に合わせて
「ズキズキ」とした痛みが特徴ですが、
子供は沿う感じないこともあります。

検査では診断できないため、
診断には症状が頼りになります。

周りが子供の訴えをよく聞いて、
頭痛時の様子を注意深く
みておくことが大切です。

発作が起きた時に使う薬は、
鎮痛薬や、脳の興奮を抑える
トリプタン製剤があります。

早めに服用して、暗くて
静かな場所で安静にしています。

学校では、無理に帰宅せず、
保健室で1~2時間休むと軽くなります。

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予防はまず生活リズムを
整えることが大切です。

痛みの強さや時間などを記録する
「頭痛ダイアリー」も役立ち、
発作の特徴や治療の効果を把握できます。

代表的な頭痛には、
肩こりなどが招く
「緊張型頭痛」もあります。

片頭痛と両方を持つ
子供もいますので注意が必要です。

●子供の頭痛の割合
「頭痛で学校休んだ」ことがある子供の割合
小学生4~6年生:11%
中学生:11%

偏頭痛を持つと考えられる子供の割合
小学生4~6年生:12%
中学生:19%

●子供の偏頭痛の症状
・多くは4時間以内に治まる
・両側や前頭部が痛む
・「ズキズキ」と拍動する感じるが
 はっきりしないことがある
・吐き気や嘔吐を伴いやすい

●頭痛の時の対処
・薬は痛み始めに飲む
・テレビや電話を消して、
 暗くて静かな場所で安静にする

●頭痛予防のポイント
・生活リズムを整える
・頭痛を引き起こす誘引を避ける
 (寝不足や寝すぎ、疲れやストレス、
  カフェインが多い飲み物など)
・学校では、直射日光があたる
 窓際の席を避ける

まとめ

いかがだったでしょうか?

まれに脳腫瘍などの病気が
隠れている場合もありますので、

普段の生活に支障が出ている場合や
「いつもと違う頭痛」と感じたら
迷わず小児科に受診してくださいね。

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