休眠預金とはなに、その条件や対象口座と対象預金は?

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休眠預金とはなに、その条件や対象口座と対象預金は?

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金融機関にあずけたまま
忘れている預金口座はないでしょうか?

10年以上使われていない預金は
「休眠預金」とされ、

対象になると公益事業に
活用する制度があります。

そこで今回はその条件や対象口座と
対象預金についてお伝えしてまいります。

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休眠預金とはなに、その条件や対象口座と対象預金は?

2018年に施行された「休眠預金活用法」は、
2009年1月1日以降の最後の取引から10年以上、

出し入れなどの「異動」がない
普通預金や定期預金などが、

預金保険機構に移管され、
社会貢献活動など使われる制度です。

2008年以前に最後の異動があった預金は対象外です。

対象となる口座に1万円以上の預金残高があると、
金融機関から郵送やメールで通知されます。

通知が届けば、その後10年間は
休眠預金となりません。

転居などで届かないと、
金融機関がウェブサイトで公告します。

預金者が情報提供などを求めなければ、
休眠預金となります。

こう聞くと、預金を放置したままだと
没収されてしまうと、
考える人もいるかもしれません。

ですが、移管後も
自分の預金であることには変わりません。

預金保険機構は、引き出しに備えた
準備金を積み立てており、

休眠預金となっても残高を
引き出せるので安心してください。

引き出すには、通帳や
キャッシュカードなどを持って、
金融機関の窓口に行きます。

必要な手続きは
金融機関によって異なります。

休眠預金になりやすいのは、
特定目的で解説した口座で、
目的がなくなると忘れてしまいがちです。

学生時代のアルバイト代の振込口座、
転勤先の銀行や転職前の給与振込口などです。

転勤や転職など、環境が変わった
タイミングで開いた口座も要注意です。

介護施設に入所する親の口座を
放置しているケースなどもあり、

親が認知症などになってしまうと、
口座の生むを確かめることも
難しくなってしまいます。

あらかじめどこの金融機関に
口座を開いているかや、

使っていない口座がないか確認をしてください。

再編された銀行や統廃合された支店も多く、
再編後の銀行に問い合わせると、
現在所管する支店を教えてくれます。

現在のの銀行名をインターネットで
調べることもできます。

全国銀行協会のホームページにある、
「平成元年以降の提携・合併リスト」
「銀行変遷史データベース」で確認できます。

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●休眠預金になる流れ
最後の移動
・最後の移動から9年~10年半が経過

金融機関からの通知(残高1万円以上のみ)
・通知が届くと休眠預金にならない
・通知が届かなくても異動があると対象外に

金融機関がウェブサイトで公告
・情報提供など求め場合は対象外に

預金保険機構に移管

 
では、どうすれば休眠預金に
ならずにすむのでしょうか?

国は10年以上「異動」していない
口座が対象と説明しています。

ただ、金融機関ごとに
『異動』の定義は異なりますので、

自分の口座のある銀行が
どう定義しているか確認しましょう。

たとえば、三井住友銀行や
みずほ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行は、
記帳だけでも異動とみなしています。

一方三菱UFJ銀行の普通預金は
記帳だけでは利用があったとみなされず、
取引が必要です。

インターネット銀行では、
楽天銀行や住信SBIネット銀行などは、

ネットバンキングへの
ログインも異動としています。

ただし、そもそも使っていないのに
異動させて、意味もなく
開設したままにするのはおすすめできません。

特段の事情がない限り通帳や
キャッシュカードがあって
暗証番号が分かるなら残高を引き出して、

口座を解約してしまう方が簡単ですので、
忘れてしまわないうちに対処しましょう。 

●休眠預金になる口座
         2009年     2019年
          1月       1月
預金A→→→→→→→→→→→→最後の移動から10年間→制度の対象

預金B→→→最後の移動から→→→→→→→→→対象外
       10年間
預金C→最後の→→→→→→→→→→→→→→→対象外
   移動から
   10年間

まとめ

いかがだったでしょうか?

古い口座や大規模な再編があった銀行だと、
確認に時間がかかるので、ご注意ください。

長い場合には、1ヶ月くらいかかりますので、
長く利用していない預金口座があるなら、

金融機関に残高などの
確認をとってみてくださいね。

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