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災害時には正常性バイアスに注意が必要?その対処法は?

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風水害などの災害時に危険が迫って、
避難情報が出ていても、

すぐに避難せずに命を落とすという人は
少なくないですよね。

そこで今回は、「自分は大丈夫」
という思い込みに陥りやすい

災害時の正常性バイアスへの注意と
対処法についてお伝えしてまいります。

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災害時には正常性バイアスに注意が必要?その対処法は?

人の心は、異常を感じても
「大したことはない」
「自分は大丈夫」と、
ある程度までは考える癖や、

周囲と異なる行動を
取りたがらない傾向があります。

災害時に聞きを楽観的に捉えたり、
不安を感じても周囲に合わせたりして
逃げ遅れにつながります。

異常を正常と受け止める心理作用は、
「正常性バイアス」と呼ばれ、

物音や環境変化など、
何かが怒る度に反応していては

疲れてしまいかねないので、
心の平安を保つための防御機能と言えます。

一方、周囲に行動を合わせるのは
「同調整バイアス」と呼びます。

 

●正常性・同調整バイアスの影響した事例
韓国・地下鉄火災(2003年)
列車が放火され、200人近くが死亡。
車両内には煙が充満したが、
その場に多数の乗客がとどまり、被害が拡大

東日本大震災(2011年)
宮城県石巻市立大川小の児童ら84人が
津波で死亡・行方不明。
正常性バイアスが教職員の
避難判断を妨げた可能性

西本豪雨(2018年)
岡山県倉敷市真備町では浸水範囲が
ハザードマップとほぼ一致したが、
多くの住民が逃げ遅れなどで犠牲に

集団生活を営むのに有効で、
日本人はこの傾向が強いとの指摘もあります。

いずれも平常心は必要ですが、
非常時には危機意識を鈍らせます。

東京女子大で行われた実験では、
被験者が一人でいる部屋に軽い刺激臭のある

白煙をゆっくりと吹き込むと、
7割は煙が充満しても室内にとどまりました。

「体に無害な煙」だと思うなど、
都合の良い解釈をした人もいました。

また、部屋にいる10人の
うち一人にだけ実験と知らせずに、

非常ベルや消防車のサイレン音を慣らして
室内に煙を入れたところ、

他の9人が動かなければ、
逃げようとしませんでした。

では、バイアスを打破するには
どうすべきなのでしょうか?

大雨や暴風などの警報が出たら、
まだ風雨が強くなくとも、

意識的に心の警戒レベルを引き上げ、
危険度が格段に高まったと
受け止めることが必要です。

いわば、「心のスイッチ」を日常から
非日常に切れ替えることです。

その上で、取るべき行動を事前に決めておく
「行動のパッケージ化」を行いましょう。

例えば、スマートフォンの
プッシュ通知で警報が届いたら、
1.テレビなどでも情報収集する
2.ハザードマップを見直す
3.非常用持ちだし袋を確認する

などとルールを作っておきます。

風雨の程度に関わらず行動することで、
判断に迷って時間を無駄にしたり、

周囲の意見に流されたりする
リスクを低減できます。

空振りに終わっても、
良い危機管理ができたと
プラスに考えることが重要です。

正常性バイアスに陥らないためには、
地域で周囲に避難を呼びかけながら、

真っ先に自らが逃げる
「率先避難者」の育成も有効とされます。

危機感の薄い人でも、
他人が逃げる姿をみたり、

知人から捉えたりすると
避難行動を起こしやすいためです。

●バイアス打破3か条
・「心のスイッチ」を日常から非日常に
・取るべき行動をルール化する
・思い込みを疑う

●正常性バイアスと対処法
正常性バイアス
「警報?大丈夫だろう。以前も大丈夫だったし...」

行動のパッケージ化
警報が出たら
・非商用持ち出し袋を確認
・ハザードマップを見直す
・テレビでも情報収集

まとめ

いかがだったでしょうか?

バイアスは無意識に働くため、
自分で気づくことは難しいことなので、

誰にでも生じうることだと理解したうえで、
「正常性バイアスがかかっているのでは」と
自問する習慣が大切です。

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