網膜剥離になぜなるその原因とは、どんな症状でどう治す?

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網膜剥離になぜなるその原因とは、どんな症状でどう治す?

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網膜剥離は、カメラで言えば
フィルムにあたる眼の網膜がはがれ、
視力が低下する病気です。

加齢のほか、強い近視の人や
目に力強い力が加わることなどで発症し、
悪化すれば失明の恐れもあります。

そこで今回は、網膜剥離になぜなる?
その原因とどんな症状で

どう治すのかについて
お伝えしてまいります。

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網膜剥離になぜなるその原因とは?

目の中は「硝子体」という
ゼリー状の物質で満たされています。

硝子体は眼球内の圧力を一定にし、
球状の形に保つ役割があります。

硝子体外側に、光に反応する
「視細胞」がある網膜、

その外側には網膜へ栄養を送る
「脈絡膜」があります。

硝子体は華加齢などによって劣化し、
一部が液化すると、

眼球の動きとともに、
硝子体が揺れ動くようになります。

ゼリー状の硝子体と網膜が
強く癒着する部分があると、

眼球の動きで網膜が
引っ張られる形になり、

「裂孔」という裂け目が
生じることがあります。

この状態は「網膜裂孔」と呼ばれています。

この裂け目に、硝子体が
液化してできた水が入り込むと、

網膜が脈絡膜からはがれ、
「網膜剥離」となります。

強度の近視の人などで網膜の
薄くなった部分に穴が開いたり、

打撲などで眼球が急激に変形したりして
発症することもあります。

●網膜剥離を疑われる症状
飛蚊症:目の前に虫や糸くずなどが
    飛んでいるように見える

光視症:「ピカッ」と光って見えたり、
    チカチカと光が見えたりする

視野欠損:視野の一部が欠ける

網膜剥離はどんな症状?

厚生労働省の2017年患者調査によると、
網膜剥離の国内患者数(網膜裂孔も含む)は

約5万8000人で、最近は増加傾向にあります。

主な症状には、目の前に蚊が飛んでいたり、
糸くずのようなものが

浮遊したりしているように見える
「飛蚊症」、

視界の中に瞬間的に光が生じたように見える
「光視症」などがあります。

網膜は、脈絡膜から剥がれると
機能しなくなるため、

剥がれた部分が広がると、
視界にカーテンがかかったようになる
「視野欠損」が起こります。

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悪化が続けば視力が低下し、
最終的には失明します。

網膜剥離が起きる前には、
自覚症状がないこともありますが、

飛蚊症や光視症が発症の
前兆になることもあるので注意が必要です。

早めに眼科を受信すれば、
早期治療につながる可能性があります。

網膜剥離はどう治す?

網膜のはがれた範囲が小さければ、
レーザーで網膜を焼き付けたり、

裂け目の周囲の網膜を瞬間的に
凍らせて固めたりして治療します。

症状が進んでいる場合は、
大きく分けて2種類の手術法があります。

網膜復位術は、目の外側に
スポンジを縫い付ける方法です。

はがれた裂け目ノブ分をふさぎます。

硝子体手術は、直径約1ミリの
細いカッターを目の中に差し込み、
濁った硝子体を吸い取ります。

眼球の形を保つため手術中は
目の中に人工の水を流し、
術後は空気やガスで満たします。

はがれて網膜は内部からの圧力ではりつき、
元に近い状態に戻ります。

眼球内では「房水」という
透明な液体が作られており、

空気やガスは1~2週間程度で
房水に置き換わります。

網膜の中心には「黄斑」と
呼ばれる部分があり、

ここがはがれていると、
手術しても発症前の視力まで
回復させることは難しくなります。

手術後に、再び剥離が起きることもあり、
見え方に異常がないか、
経過観察が欠かせません。

車の運転など一定の視力が
必要な行動については、

医師と相談した上で再開した方がよいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

網膜は痛みを感じないため、
自覚症状がないまま、

網膜剥離を発祥していることも
多くあります。

早めに治療すれば、
負担の少ない手術法で
悪化を食い止められるますので、

見え方がおかしいと感じたら、
眼科を受診してみてくださいね。

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