前立腺がんのpsa検査とはなに、その治療方針や検査の精度とは?

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前立腺がんのpsa検査とはなに、その治療方針や検査の精度とは?

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前立腺がんは多くの場合、
進行が遅く、

このため体への負担が大きい手術や
放射線などによる治療をなるべく回避して、

定期的に検査をしながら経過を
見守る治療が行われます。

そこで今回は、前立腺がんの
psa検査とはなんなのか、

その治療方針や検査の精度に
ついてお伝えしまいります。

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前立腺がんのpsa検査とはなに、その治療方針は?

前立腺は男性にしかない臓器で、
精液の一部を作っています。

年間約9万人が診断され、
患者は今後も増えると予想されています。

そのがんを早期に見つけるのに
役立つのが検査です。

大費用的なのが採血で行うPAS検査です。

がんができると、前立腺で作られる
PSAというタンパク質が
血液中に漏れるとされます。

その量を測り、がんの疑いが
あるかどうかを調べます。

基準値上限(4ナノグラム)を上回ると、
前立腺がんが疑われます。

前立腺がんの患者は
50歳以上の人が多いので、

このくらいの年令になったら
PSA検査を受けてください。

確定診断をするには「前立腺生検」
という検査が必要です。

超音波画像を見ながら10から12ヶ所、
細い針を刺して組織を採取して、

がんが見つかったら進行しやすい
タイプかどうかなども調べて、
治療方針を決めます。

進行が緩やかである可能性が高い場合、
積極的な治療は実施しません。

定期的にPSA検査などをしながら、
様子をみる「監視療法」
選択肢となります。

手術をすると一時的に
尿漏れがおきるなど、
生活の質が低下しますが、

がんの進行具合をチェックしながら、
治療の開始を先延ばしできる
メリットは大きいです。

●前立腺がんの特徴
・男性にしかない前立腺にできるがん
・比較的ゆっくり進行する
・患者数は年間約9万人
・治療法は手術や放射線治療、ホルモン療法

前立腺がんのpsa検査の精度は?

ただ、PSA検査で異常値になっても、
がんが見つからなかったり、

治療の必要がないがんが
見つかったりします。

がん検診のあり方を議論する
厚生労働省の検討会が
2020年春にまとめた「中間整理」では、

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がんはできていないと診断される
「偽陽性」などの不利益が、

死亡率を減少させるという利益を
上回る可能性が否定できません。

過剰診断につながることは事実ですが、
治療が必要ながんが見つかることも多く、

PSAの数値の上がり方などを
見極めることは、より適切な診断や
治療方針を決めるのに有用です。

新たな検査を実施する試みも始まっており、

一部の医療機関では、
磁気共鳴画像(MRI)を使って、
生検を実施しています。

がんの位置をより正確に
把握することができます。

また、PSA検査の精度をより高めた
新技術も開発されています。

不必要な生検を今より
減らせると期待でき、

今後、実用化されれば医療現場で
導入が進むと予想されます。

PAS検査
・前立腺で作られる「PSA」という物質が血液中に
 どれだけあるか、血液検査で調べる
・基準値上限4ナノグラムを上回ると、前立腺がんを疑う
          ↓
生検
・PSA検査などで前立腺がんの疑いがある場合、
 前立腺に細い針を刺し、組織を採取して診断をする
          ↓
監視療法
・生検などの結果、進行が遅いと診断された場合は
 手術などをせず様子をみる
・過剰な治療を防ぐことにつながる
・定期的にPSA検査や生検を実施し、治療の必要性を判断する

まとめ

いかがだったでしょうか?

前立腺がんと診断されても
3ヶ月ごとにPSA検査を受けることで、

症状もなく病気のことを忘れるほど、
気持ちも安定しますし、

診断の精度が高まることで、
よりよい治療を選択することにもつながりますよ。

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