老年科とはなに、受診する場合の注意点は?

健康 生活

老年科とはなに、受診する場合の注意点は?

スポンサードリンク

加齢とともに物忘れや転倒、
体の痛みなど様々な症状が
出やすくなります。

そんな時に受診したいのが
「老年科」と呼ばれる外来です。

そこで今回は、老年科とは
どのようなもので、

受診する際の注意点について
お伝えしてまいります。

スポンサードリンク
  

老年科とはなに、受診する場合の注意点は?

高齢になると、「老年症候群」と呼ばれる
心身の症状が表れます。

体の痛み、転倒やふらつき、
圧迫骨折、不眠、頻尿や便秘、

体重減少、足のしびれやむくみ、
うつや物忘れなど多様です。

あるいは、慢性疾患や認知症の
治療が必要な場合もあります。

老年科では、内科や神経内科などの
医師が専門医として診療にあたり、

「老年内科」「老年病科」「高齢診療科」などの
名称を掲げる病院やクリニックもあります。

個々の症状を診るだけでは、
「木を見て森を見ず」で
改善しないことも多いため、

患者の訴えや生活の様子から、
不調の原因を見つけてていきます。

認知症の検査と治療も行い、
通院が難しい患者の在宅診療や、

介護サービスと連携した支援も
おこなってくれます。

老年科を置く総合病院や大学病院もあり、
かかりつけ医で改善しない場合は、
紹介状があれば診療が受けられます。

大阪府済生会中津病院の「老年内科」では、
専門医3人が外来診療にあたり、

初診の患者の多くに介護サービスの
利用を勧めてくれます。

75歳を目安に、元気がない、
歩く速度が遅くなったなど

加齢のせいだと思われがちな変化も
いくつ重なった場合は受診してください。

せいかつ習慣病などで
5種類以上の薬を服用し、

不調や認知機能への影響が出ていて、
服用をやめて改善することも多いです。

大阪大医学部付属病院の
「老年・高血圧内科」では

高血圧、高齢者糖尿病、物忘れ、
ふらつきなどの専門外来があります。

症状の治療だけでなく、
生活全般を支える診療を目指しています。

要介護手前の「フレイル」と
呼ばれ虚弱状態の患者には、

筋力低下を防ぐための食事や
運動の指導力に力を入れています。

日本老年医学会が認定する
老年病専門医と老年科を置く

病院やクリニックは、
学会のホームページで調べることがてきます。

スポンサードリンク

他の診療科と比べるとまだ少なく、
学会では普及に力を入れています。

●老年科を受診する目安になる症状
・急に体重が減ったら
・すぐに疲れてしまう
・立ち上がった時や平らな所で
 ふらついたり、転んだりする
・同じことを尋ねるなど、物忘れが気になる
・歩く速度が遅くなった
・運動や外出がおっくうになった
・気分が落ち込み、生活に張り合いがないと感じる
 
  
では、老年科を受診する際は
どのような点を注意すればよいのでしょうか?

初診では「体のあちこちの具合が悪い」と
訴えられることがあります。

医師は頭から足先まで
全身の状態を診るのですが、

どの症状が最もつらいのかを
患者自身が言い表せず、
家族も把握できないケースがあります。

患者に認知症の兆候があると、
医師の話を理解しづらかったり、

「自分は普通に生活できている」と
主張したりする場合も出てきます。

受診の理由と症状、
それまで、の受診歴と服薬、

認知機能に不安や
問題がないかといった情報を、

患者と家族でメモに
まとめて置くことのがお勧めです。

診察の場で、意思や看護師に
読んもらうとスムーズに進みます。

診察では、介護が必要か
どうかも判断していきます。

どんなサービスを受ければ
在宅で介護を続けられるか、

将来、施設への入所を希望するか
といった意思を医師に伝えられるよう、

患者と家族が一緒に
考えておくことが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

お伝えしたように、
老年科は専門医が総合的に診察して
不調の原因を見つけて、

生活改善や介護の相談、
支援もしてくれますので

体に不調を感じた時は、
ぜひ受診してくださいね。

関連記事:高齢者の認知症予防や脳トレになる運動や体操は?
     高齢者の大腿骨骨折の原因や治療、予防の方法は?
 



-健康, 生活
-,