墓じまいや改葬のトラブルと注意することや手続きの流れは?

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墓じまいや改葬のトラブルと注意することや手続きの流れは?

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墓を撤去して敷地に返還する「墓じまい」や、
墓じまい後に遺骨を居住地の近くの
墓などへ移す「改葬」が増えています。

墓じまいに伴って、
古い墓石を寺などに安置したり、

数珠などに加工したりする
取り組みも広がっています。

そこで今回は、墓じまいや改葬のトラブルと
注意することや手続きの流れについて
お伝えしてまいります。

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墓じまいや改葬のトラブルと注意することや手続きの流れは?

都市部への人工集中や
少子高齢化などを背景に、

墓じまいや改装を考えざるを
得ない時代になりました。

墓石の安置ヤリメイクについても、
自身や家族らが納得するために
登場した取り組みなので
様々な形態で受け入れられています。 

墓じまいや改葬の際に、費用や親族間の
コミュニケーション不足による
トラブルが生じることもあります。

事前によく考えて、
計画的に進めることが大切です。
 
墓じまいや改葬には
相当な労力が必要になります。

親族との話し合いに始まって、
墓地管理者や自治体に所要の手続きをして、
工事を依頼します。

寺へのお礼も必要になってきます。

このように時間も、お金も、
体力いりますので、安易に考えるのは
トラブルのもとになります。

国民生活センターによると、 
「墓」に関する相談は2019年度までの5年間で、
焼く1200~1500件で推移しています。

中でも目立つのが、
墓じまいの際の料金とトラブルです。

70第の女性は7月に墓じまいの話を
寺に持ちかけたところ、

檀家をやめる際の「離檀料」
400万円を請求されたということです。

 
同センターによると、
離檀料は慣習的に支払われるお布施で、
法的な規定はありません。

明確な基準はないので、
寺とよく話し合っても
納得がいかないようなことがあれば
弁護士らを頼る方法もあります。

長年の供養に対する感謝の言葉と
墓じまいの理由を誠実に伝えることが大切です。

檀家の減少が寺の収入減に
つながっていることも多いので、

例えば墓の年間管理費の10年分ほどを
寺に納めるとよいでしょう。

家族や親族と十分に話し合って、
理解を得ておくことも重要です。

「墓参りに行ったら親族が
 墓じまいして更地になっていた」

「迷惑をかけまいと永代供養を契約したのに、
 子供に解約を求められた」
など、

コミュニケーション不足から
トラブルになるケースが少なくありません。

墓じまいをする前に、
できる範囲の親族に周知して、
意見を聞いておきましょう。

高齢で墓参りがつらくなったなど、
窮状を訴えれば、

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墓の管理を名乗り出る親族が
見つかるかもしれません。

終活が一般化して墓じまいを
責務と捉える風潮もありますが、

追悼の場である墓をどうするは、
家族や親族の問題です。

時間を掛けて墓の在り方を考えて、
話し合ってみてもよいかもしれません。  

●改装の手続きの大まかな流れ
1.移転先の墓地から受け入れ証明書を発行してもらう。
2.現在の墓の管理者(住職、霊園事務所など)から
  埋葬証明書(納骨証明書)を発行してもらう。
  寺の場合はひな壇を伴うことがある。 
3.現在の墓がある市区町村に
  受け入れ証明書と埋葬証明書(納骨証明書)を提出し、
  改葬許可証を発行してもらう。
4.現在の墓から遺骨を取り出し、
  墓石を撤去して区画を原状復帰する。
5.改葬許可証を移転先の墓地の管理者に提出する
6.移転先に遺骨を納める

 
  

厚生労働省によると、
「改葬」は2018年後に11万5384件あり、
2008年度の7万2483件から大幅に増加します。

「墓じまい」も含めると、
さらに多くの墓が撤去されたとみられています。

役目を終えた墓石は産業廃棄物として
砕石処理されるのが一般的ですが、
抵抗感を抱く人も少なくありません。 

一般社団法人「全国優良石材店の会」が
2018年に全国の20歳以上の男女4128人に

墓じまいの音書を聞いた調査では、
5人に1人が「先祖に申し訳がない」と回答しました。

墓石を加工して見時に残すサービスもあり、
美匠は、古い墓石を切削して作ったプレートに、

好みの文字を刻む「証」という
サービスも手がけています。

「縁添珠よりそいじゅ」と銘打った数珠を
販売しているのは、神戸数珠店です。

墓石を直径1センチほどの球形に
切削して磨き上げて、
推奨などと一緒に組み上げています。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

墓じまいの理由は様々ですし、
単なるモノとして始末できない人も
いるかもしれません。

今後の墓を巡る問題について
既存の制度を根本から
見直してみてくださいね。

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