インフルエンザと花粉症の併発や予防対策にはマスクが効果的

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インフルエンザと花粉症の併発や予防対策にはマスクが効果的

2016/11/18

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日付が立春を迎えると
暦の上では春の始まりですが、
まだまだ寒い時期も続き、
インフルエンザの流行も心配されます。

しかも、2月ともなると
花粉も飛び始める季節なので
花粉アレルギーの方は
インフルエンザや風邪と
併発してしまう恐れさえあります。

そこで今回は、
インフルエンザと花粉症が
併発した場合の対処や
予防対策についてお伝えしてまいります。

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インフルエンザと花粉症が併発したらどうする?

まず、インフルエンザと花粉症が
併発したらどうするかをお伝えする前に、

そもそも本当に併発しているのか
双方の違いを確認してみましょう。

●高熱
インフルエンザの症状のひとつに
38度以上の高熱がありますが
体温がそこまで上昇したのであれば
インフルエンザを発症しているといえます。

逆にそれ以下の微熱や平熱であれば花粉症です。

●鼻水

花粉症を患っている時の鼻水は水っぽく
サラサラとしている傾向がありますが、

インフルエンザの場合、
発症初期こそサラサラの鼻水ですが
症状が重くなるに連れて
ドロドロとした粘り気が強い鼻水に
変化していきます。

色も無色透明ではなく
黄色や緑色になっていくので
サラサラの鼻水が続くようでしたら
花粉症とみて間違いないです。

●倦怠感
花粉症にかかっていると、
息苦しさや呼吸や睡眠の浅さから
ポーっとしたり身体のダルさが
出ることもありますが、

一般的には全身の強い倦怠感は
インフルエンザの症状です。

●関節や筋肉の痛み
インフルエンザに感染すると、
身体はインフルエンザウイルスに対抗するため

プロスタグランジンという
ホルモン物質を分泌するのですが、
この物質によって関節や筋肉に痛みを生じます。

このプロスタグランジン
花粉症の発症でも分泌されますが、
インフルエンザの感染と比べると
その量も微量であるため、

関節や筋肉に強い痛みが出た場合には
インフルエンザを感染した可能性が高いです。

●頭痛
倦怠感と同じく、
息苦しさや呼吸や睡眠の浅さから
花粉症でも頭痛にになる場合もありますが

意識が朦朧としてフラフラしたり、
頭部を叩かれているような強い痛みを感じるならば
それはインフルエンザの症状によるものです。

●喉や鼻、眼の状態
風邪のような喉の痛みがなく、
鼻がヒドくつまったり眼が充血したり
、かゆくてたまらず涙が止まらない場合は
インフルエンザにはない症状なので
花粉症にかかっているといえます。

以上のような症状の有無によって
インフルエンザまたは花粉症、
はたまたその両方を併発しているかを
ご判断ください。

基本的には、

花粉症の人はインフルエンザ感染しやすい状態であるといえます。

花粉症の症状である鼻づまりが起こると
鼻での呼吸ができなくなるため、
口呼吸になります。

そうすると口の中や喉に埃や
ウイルスを取り込みやすくなるため

必然的にインフルエンザを
発症するリスクも高まります。

しかも、花粉症を発症している間は
体力の消耗から免疫力が
低下していることも多いので

インフルエンザを併発してしまうと
重症化する恐れがあります。

それとは反対に、
インフルエンザから花粉症になった場合にも
インフルエンザの症状によって
鼻の粘膜が弱っていてたり、

身体の抵抗力が落ちているので
花粉症の症状が単体の時よりも
重くなってしまいます。

どちちらの症状も
重い場合にはためらわず
速やかに病院の診察を受けるようにしてください。

特にインフルエンザの場合には
重症化すると命の危険もあります。

薬の併用は問題ない?

インフルエンザの治療薬としては
タミフルやリレンザといったものが
一般に知られていますが、

これらの治療薬と花粉症の薬を
併用しても問題はないとされています。

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ですが、
花粉症の薬と同時に接種する恐れがある
風邪薬には注意しなければなりません。

風邪や花粉症の症状に
くしゃみや鼻水がありますが
この原因はヒスタミンという
アレルギー物質によるものです。

なので、どちらの治療薬にも
抗ヒスタミン剤が含まれているため

両方の薬を併用して接種した場合には
抗ヒスタミン剤を2倍
身体に取り入れることになる
ので

どちらかの薬を控えるか、
必ず医師や薬剤師に
相談するようにしてください。

インフルエンザと花粉症の予防対策を同時に行うには?

インフルエンザの感染と
花粉症の予防を同時に行うには
両方の共通項である
空気の清浄化と加湿が重要になります。

特に冬から春にかけては
暖房器具を使用するために
定期的な換気を行う必要がありますが、

換気によって取り入れられた空気に
ウイルスや花粉が含まれることは
大いに考えられますよね。

その取り込まれたウイルスや
花粉を身体に入れないようにするためには
空気清浄機による空気の浄化が有効です。

加えて、ウイルスの繁殖や
花粉が舞い上がるのを抑えるには
湿度を高めることが重要なため
加湿器も併用してご使用されることを
お勧めします。

空気清浄機は本来、
空気を取り込んで排気するこで
部屋を空気を浄化します。

したがって、
よりたくさんの空気を取り込ませるために
気流を発生させた方が効率的なのですが、

それを行うと花粉も舞い上がってしまうで
予防を同時に行う上では有効ではありません。

ですから、
インフルエンザと花粉症の予防を
同時に行う場合は

換気口の対極の位置に空気清浄機を設置し
外気を取り込みやすくしておきましょう。

加湿器も空気清浄機の近くに置き
浄化した空気が湿気を帯びやすくするのが理想的です。

インフルエンザと花粉症のマスクの選び方

インフルエンザと花粉症を防ぐためには
マスクを着用したほうが有効的だと
思われるかもしれませんが

実は、花粉症の予防には効果は発揮しても
インフルエンザのウイルスを防ぐことは
できないという事実をご存知でしょうか?

ですが、インフルエンザの予防自体には
マスクが有効ではあるので
そこの理由を詳しくお伝えします。

花粉の大きさは
杉花粉で20μm~40μm
檜花粉で30μm~40μm 
といわれています。

これは非常に小さいと思われますが

インフルエンザウイルスの大き0.08μm~0.12μm 

といわれていますので比較的大きいといえます。

このため、
一般的な家庭用マスクのフィルターによって
花粉を防ぐことは可能なのですが、
インフルエンザウイルスは
このフィルターよりも大幅に小さく、
簡単に通り抜けてしまいます。

したがって、マスクをすることによって
空気中のインフルエンザウイルスの流入を
防ぐことは出来ません。

しかし、インフルエンザウイルスは
空気によって感染する可能性は非常に低く
飛沫による感染と接触よる感染率が高いため

マスクによって粘膜のある鼻と口が保護されるので
ウイルスが粘膜に侵入するリスクを
大幅に下げることができます。

また、息による水分の結露などが
マスク内側にたまって
通り抜けてきたウイルスを足止めしたり、
飛沫を止めることが出来ますので
どちらの感染予防にも効果が期待できるのです。

このことを踏まえると、
インフルエンザと花粉の
両方を防ぐマスクを選ぶには
花粉症のマスクではなく、

インフルエンザ対策用のものを優先的に選べば
結果的にどちらも防ぐことができるといえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

インフルエンザと花粉症の
どちらも併発する危険性もあれば、

それを同時に防ぐことも可能なので
しっかりとした知識をもって
適切な対処を行って、

くれぐれも併発することがないよう
気をつけてくださいね。

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