年末年始の高齢者の事故をどう防ぐ、その注意点は?

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年末年始の高齢者の事故をどう防ぐ、その注意点は?

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今年も残りわずかとなりましたが、
年末に大掃除を予定したり、

正月のおせち料理を楽しみに
していたりする人もいるでしょう。

ただ、年末年始は高齢者特有の
事故が起きやすい季節なので、
注意して過ごしていきたものですよね。

そこで今回は、
年末年始の高齢者の事故を
どう防げばいいのか、
その注意点をお伝えしてまいります。

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年末年始の高齢者の事故をどう防ぐ、その注意点は?

東京消防庁によると、同庁管内で、
掃除中に転落するなどして救急搬送された人は、

2018年までの5年間に計約3850人で、
うちおよそ6割は60~80歳代です。

月別に見ると、大掃除をすることが多い12月は、
ほかの月の倍くらいの人数が搬送されています。

また、2019年までの5年間に、
餅などのを詰まらせて搬送された人は計約460人で、
うちおよそ9割は65歳上が占めています。 

月別にみると、1月が約180人で
最も多かったということです。

大掃除を年末にうまくすすめるコツとして、
掃除に取りかかる前の準備が大切です。

まず、きれいにしたい場所と、
その場所を掃除する方法、
掃除の日にちをシートに書き出してみましょう。

掃除の方法を決めると必要な道具がわかるので、
ない場合は買いそろえてから取りかかりましょう。

無理をして1日で終わらせる必要はなく、
数時間ずつ何日かかかけて行ってもよいですよ。

取りかかる前には、
つまずかないように、
床の上に置いている物を片付けましょう。

窓や天井のように高い場所を
掃除する時は、柄の長いブラシや
ワイパーを使うほうが安全です。

踏み台や椅子などは、
立った時にバランスを崩して
転落する恐れがあります。

洗剤を使う時は、
手を守るために手袋を着けます。

洗剤を壁に吹き付けると
目に入る恐れがあるため、

スポンジなどに付けてから掃除を始めます。

しっかりと事前に準備して、
無理のない範囲で掃除をしましょう。

汚れが落ちにくい場所は専門事業者に
依頼するという方法もあります。

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年末年始の注意点としては、
年を取ると飲み込む力と噛む力が弱くなり、

唾液の量も減ってのどに
食べ物が詰まりやすくなります。

特にのどに詰まりやすいのは
粘り気がある餅です。

食べる時には、ティースプーンに
のるくらいに小さく切ります。

きな粉をまぶすとむせやすくなるので
気をつけてください。

最近は、高齢者向けに、
のどに張り付きにくかったり、

歯がなくても噛めるように
なっていたりする餅もあります。

また、粉末になっていて、
お湯を加えると食べられる
介護用のおかゆは、

お湯の量を減らして混ぜ、
丸めてお汁粉などに入れると、
餅のような食感を楽しめます。

おせち料理も気をつけたいところです。

栗きんとんに入っている
クリを小さく切ったり、

皮がのどに詰まりやすいので、
黒豆は柔らかく煮ます。

なますの酢が強すぎると
むせることがあるので、
酢は弱めにして柚子で香りをつけます。
 
●年末年始を安全に過ごすための注意点
・つまずかないように、
 床の上の物を片付けて掃除を始める
・高い場所は、踏み台にのらず、
 ブラシやワイパーで掃除
・餅や栗きんとんのクリは小さく切る
・黒豆は柔らかく煮たり、
 なますの酢を減らしたりと
 おせち料理にも注意
・のどがつまらないように時々水を飲む

 

まとめ

食事の時は水などの飲み物を
用意して時々飲み、

のどを滑らかにして、食べ物が
詰まらないようにしてくださいね。

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