母指cm関節症の症状や原因、どのような治療法がある?

健康

母指cm関節症の症状や原因、どのような治療法がある?

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瓶の蓋を開ける時などに親指(母指)の
付け根や手首に痛みを感じたら、

変形関節症の一種
「母指CM関節症」かもしれません。

更年期の女性は発症しやすく、
中高生女性の10%以上が
症状を持つとの報告もあります。

進行すると、手に力が入らなくなり、
にちじょう生活に支障が生じます。

そこで今回は、母指cm関節症の症状や原因、
どのような治療法があるかについて
お伝えしてまいります。

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母指cm関節症の症状は?

CM(Carpometacarpal)関節とは、
手のひらの中にある
「手根中手関節しゅこんちゅうこんせつ」
のことです。

物をつまんだり、
握ったりする時に働き、

特に親指のCM関節は
手に力を入れる際によく使われます。

この関節の軟骨がすり減り、
動かすと痛むのが母指CM関節症です。

ドアノブを回す、
はさみやホチキスを使う、

物をつまむといった動作で、
手首に近い親指の付け根に違和感が生じ、
徐々に痛みが強くなります。

症状が進むと、親指が横に開きにくくなり、
骨がが関節からずれる亜脱臼を起こして
骨が出っ張って見えるようになります。

症状は利き手に出る人が多いようですが、
両手に出ることもあります。

患部のレントゲン写真を見ると、
軟骨がすり減って関節が狭くなり、
骨と骨の隙間がなくなっています。

すり減った軟骨を補うように
周囲の骨が膨らみ、
骨の棘が生じている場合もあります。

●母指CM関節症とは
中高年の女性や、手をよく使う職業の人に多い
※CN関節=手のひらの中にある「手根中手(carpometacarpal)関節」
・瓶やペットボトルの蓋をを開ける
・ドアノブを回る
・物をつかむ
・はさみやホチキス

母指cm関節症の原因は?

手の使いすぎや加齢が
主な原因とされていますが、

女性の場合、最近ホルモンバランスの変化も
関係すると考えられています。  

関節の軟骨がすり減ると、
関節を包む袋の内側にある滑膜に、

はがれた軟骨のかけらが散り、
滑膜が腫れや炎症を起こして痛みが出ます。

女性ホルモン「エストロゲン」は
滑膜の腫れを抑える
と言われ、

更年期にエストロゲンが急激に
減少することによって
発症する場合があります。

そのため、更年期がすぎれば
症状が落ち着く人もいます。

一方、男性も発症し、
力仕事や骨折、突き指など以前のけがが
原因になるケースもあります。

 

●母指CM関節症の原因 
親指(母指)の付け根や手首に痛みや違和感

原因...加齢、使いすぎ、
    ホルモンバランスの変化(更年期)、けがなど
・軟骨がすり減り、髄膜に炎症が起きる
・骨と骨が直接当たる
・親指の根元が外側にずれて亜脱臼する
・ずれた分に骨のとげができる

母指cm関節症の治療法がある?

治療については安静にするのが一番です。

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母指CM関節は普段、
家事などでよく使うため、

テーピングや固定装具を使って、
なるべく動かさないようにします。

すり減った関節がもとに
戻ることはありませんが、

休ませることで炎症が治まり、
症状が落ち着きます。

痛みが強い場合は
消炎鎮痛効果のある

塗り薬や湿布を使い、
飲み薬を服用します。

暖めて血流を良くする
温熱療法もあります。 

こうした処置は続けても
痛みが治まらない場合は、

患部の関節内に局所麻酔剤と
ステロイド薬を直接注射し、
滑膜の炎症を抑えます。

数回をめどに、3ヶ月から
半年おきに試みます。

多くの患者は症状が改善されます。

これでも良くならない場合は
手術を検討します。

手術は「関節固定術」
「関節固定術」があり、

生活スタイルにあわせて選択します。

関節固定術は、CM関節の軟骨を削って
隙間に自分の腰の腸骨などを
固定して動かなくします。

手に力は入りますが
動きは悪くなります。

関節形成術は、CM関節の下にある
大菱形骨を切除し、

上の指の骨が落ちてこないように
手首につながる健の一部などを使って
関節を作り直します。

力は入りにくくなりますが、
関節の動きが保たれ
細かい作業ができます。 
 
 
   
治療法
1.安静に
 動かしてしまわないように装具など固定する
2.投薬治療
 炎症や痛みを抑える塗り薬、
 飲み薬、湿布
3.関節内注射
 ステロイド薬などを
 患部に注射し、滑膜の炎症を抑える
   ↓それでも痛みが続くなら
4.関節形成術 
 大菱形骨を切除後、親指の
 健を使って関節を作り直す

 関節固定術
 軟骨を削り、骨を接合させて
 ワイヤやネジで固定  
 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

この関節は普段つかうことが多いので、
違和感があれば早めに受診してください。

大豆を摂取すると体内で
作られる成分が、

エストロゲンに似た作用をして
症状の緩和が期待できるとの報告もあり、

治療で改善しなければサプリメントを
試すのも一つの方法ですので、 

痛みを我慢せず、
早めに治療しましょう

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