スポーツ選手の貧血はなぜ起こる、その原因や症状とるべき対策は?スポーツ選手の貧血はなぜ起こる、その原因や症状とるべき対策は?

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スポーツ選手の貧血はなぜ起こる、その原因や症状とるべき対策は?

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運動部活動などで
激しいトレーニングを積むと、

貧血になりやすくなるので
注意が必要です。

有酸素運動の能力が落ちて、
すぐに疲れてしまうなど
様々な症状が表れることもあります。

そこで今回は、スポーツ選手の
貧血はなぜ起こるのか、

その原因や症状とるべき対策について
お伝えしてまいります。

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スポーツ選手の貧血はなぜ起こる、その原因は?

貧血の主な原因は、
体内の鉄が不足する
「鉄欠如」です。

この状態になると、
ヘモグロビンを合成できなくなります。

鉄不足になる要因は、
1.必要量の増加
2.摂取不足
3.喪失量の増加 
 です
 
体が大きくなる成長期や、
筋肉が増える時期は、
鉄の必要量が大きくなります。

細身の体形を維持する
新体操などの選手は、

食事量が少なくなって
鉄の摂取も不足しがちです。

減量ようする競技・種目も同様です。

汗をかくと鉄も一緒に失われます。

女性の場合、月経による出血も影響し、
貧血を起こしやすくなります。

このほか、赤血球が破壊される
「溶血」も貧血に関わります。

素足で足を強く踏み込む剣道などでは、
足底への衝撃で血管内の
赤血球が壊れてしまいます。
 
●貧血の原因
鉄欠乏
・必要量の増加
・摂取不足
・喪失量の増加

溶血(赤血球破壊)
・足底への繰り返しの衝撃

●貧血になりやすい主な競技
体操・新体操
フィギュアスケート
レスリング
陸上(長距離)
バスケットボール
バレーボール
剣道
※スポーツ選手の貧血は、鉄欠乏がほとんど

スポーツ選手の貧血の症状とは?

血液中の赤血球には、
ヘモグロビンという物質があり、
体の隅々まで酸素を
運ぶ役割を担っています。

ヘモグロビンが減ると、
体内に酸素が行き渡らず、
酸欠状態となります。

これが貧血です。

一般的に、めまいや息切れなど
の症状が出ます。

疲れやすくなったり、
顔色が青白くなったりもします。
 
スポーツ選手の場合、
日常生活で自覚症状がなくなっても、

練習をきつく感じ、
集中力が続かなくなることがあります。

持久力が必要な競技・種目では、
記録が低下し、成績に直結します。

陸上の長距離種目は、
軽い貧血でもタイムは大きく落ちます。

 

●貧血の症状
・めまい
・立ちくらみ
・息切れ
・疲れやすい
・顔色が悪い など

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●スポーツ選手の場合
・記録の低下・伸び悩み
・集中力が続かない
・練習についていけない
・試合での運動量低下

スポーツ選手の貧血でとるべき対策は?

治療の方法としては、
鉄剤の服用が基本です。

症状が軽ければ、
トレーニング中の運動の強度を
落とすだけでも構いません。

鉄剤については注射もありますが、
不適切な使用が問題になりました。

体内の鉄が過剰となって、
肝硬変などの病気になることもあります。

普段から、鉄が多く含まれている食品を
積極的に摂取するなど、
食生活の見直しが必要です。

鉄のうち、「非ヘム鉄」と
呼ばれるものは吸収率がよくない
ので、

吸収を助けるビタミンCなども
取り入れましょう。

中学・高校の陸上部では、
「やせていたほうが早く走れる」
という考えが根強く、
体重を管理される選手もいます。  

過去にあった例では、
陸上部の女子選手が

体重を管理するため毎朝、
監督に体重を報告して

体重が増えないよう、空腹のまま
練習することもあったそうですが、

今では、月に1回、
血液検査をしながら、

栄養状態を改善するため
自炊の講習会にも参加しています。

そうして、栄養に気を配って
食べるようにした結果、
競技の成績も大きく伸びたということです。
 
●治療の方法
・鉄剤の服薬が基本
・安易な鉄剤注射はNG

●食生活を改善をするには
ヘム鉄(吸収率が高い
・肉
 レバー、赤身肉
・魚
 カツオなど

非ヘム鉄(吸収率が低い) 
・野菜
 ほうれん草など
・海藻 
 ヒジキなど
・乳製品、大豆、卵

鉄の吸収を助けるビタミンC
赤血球をつくるタンパク質
ヘモグロビン合成を助けるビタミンB群

まとめ

いかがだったでしょうか?

スポーツ選手の女子新入部員の多くは
エネルギー不足で、無月経や

貧血の症状に悩まされていることも多く、
そのような状態で努力しても

水の泡になってしまいますので、
十分に注意を払ってくださいね。

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