少額短期保険とはなに、商品一覧や注意点は?

2021/02/23

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月々数百円からの掛け金で
身近なトラブルを補償する
「少額短期保険」が注目を集めています。

定番のスマートフォンの
破損や病気・けがに加えて、

新型コロナウイルス感染症を対象にした
商品も登場しました。

手軽に加入できる反面、
万一の時の保険金は

物足りない部分もあるので
注意が必要となります。

そこで今回は、少額短期保険とは
どのようなもので、
注意点や商品一覧をご紹介します。

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少額短期保険とはなに、商品一覧や注意点は?

少額短期保険は「ミニ保険」と呼ばれ、
保険業法の改正に伴って
2006年に制度が導入されました。

種類ごとに違いはあるものの、
保険金額の上限が1000万円、

保険期間は1～2年といった比較的短期で
少額の補償に限定されています。

東京海上ホールディングス（HD）や
住友保険など大手損保のほか、

ヤマダHDやUSEN、不動産会社など
異業種からの参入も相次ぎます。

日本少額短期保険協会によると、
ミニ保険を手掛ける
事業者は100社を超えて、

2019年度の収入保険料の総額は
1074億円となりました。

ミニ保険は、日々の暮らしで
「あったら安心だ」と感じる
ちょっとしたニーズをとらえた商品が多くあります。

例えば、損害保険ジャパン子会社の
マイシュアランスの「スマホ保険」は、

スマートフォンの画面割れや水没、
盗難や紛失に加えて、
データ復旧も補償対象としています。

掛け金が月々470円の
標準的なプランの場合、

１回の事故につき3000円の自己負担が
必要になるものの最大10万円が支払われます。

ネットで申し込むことができ、
手続きは３分で終了するという

手軽さを前面に打ち出しており、
子供向けのプランもあります。

2020年5月には、感染拡大を受けて、
「コロナ助け合い保険」が発売され、

月々510円以上の保険料で、
新型コロナに感染した人に
10万円の給付金が支払われます。

美容機やケガで入院した場合も
保障対象になります。

新興企業ジャストインケースが提供し、
加入者が増加しています。
　
大手保険会社が手掛けない
ユニークな商品もミニ保険の特徴の一つです。

ジャパン少額短期保険の
「弁護士費用保険」は、

被保険者が事件の被害者加害者になった
時に弁護士に相談する費用などを補償してくれます。

「痴漢冤罪ヘルプコール」を利用でき、
万一、痴漢などに間違われた際は、

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すぐに電話で弁護士から
アドバイスを受けられる仕組みです。

病気やケガの保険も
少額の掛け金で加入できます。

スマートプラス少額短期保険の
「母指保険はぐ」は、

出産前後の母親や赤ちゃんが
入院などすると保障されます。

アイアル少額短期保険は、
通常の医療保険では

保障が限定される不妊治療中の
女性を対象にした医療保険
「子宝エール」を提供しています。
　

　　　
●少額短期保険の様々な商品
保険会社　　　商品保険料　　　　　補償内容　　　　主な出資者や株主
マイシュア　　スマホ保険　　　　スマホの破損、　　　損保ジャパン　
ランス　　　　月額200円～　　　　盗難など　　　　
　　
ヤマダ少額　　つながる機器の　スマホ、ゲーム機　　あいおいニッセイ
短期保険　　　保険　700円・　などの破損　　　　　同和損保など　
　　　　　　　初月無料　　

スマート　　　母子保険はぐ　　出産前後の母親と　　　住友生命
プラス少額　　月額950円～　　赤ちゃんを保障　
短期保険
　　
アイアル　　　子宝エール　　 PCR検査の陽性や　　ベンチャー企業
少額短期保険　月額1510円　　　通常の入院で　　　　として設立
　　　　　　　　　　　　　　　10万円を給付　
　
ジャパン　　　弁護士費用　　　加害者、被害者に　　　レスキュー
少額短期保険　保険月額590円　なった時に相談可。　　損害保険
　　　　　　　　　　　　　　　痴漢冤罪にも対応　
　　
※保険料は、性別や年令など条件によって異なる場合があります