高齢者の金銭管理を行ってくれるサービスとは、後見人との違いは?高齢者の金銭管理を行ってくれるサービスとは、後見人との違いは?

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高齢者の金銭管理を行ってくれるサービスとは、後見人との違いは?

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生活していく上で欠かせないのが
お金の管理ですが、

認知機能が低下したものの
一定の判断力があ高齢者らを対象に、

地域の社会福祉協議会は
金銭管理をサポートしてます。

そこで今回は、高齢者の金銭管理を
行ってくれるサービスと

後見人との違いについて
お伝えしてまいります。

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高齢者の金銭管理を行ってくれるサービスとは、後見人との違いは?

市社会福祉協議会(区社協)が行う
「日常生活自立支援事業」は、

相談員が通帳や印鑑などを預かり、
定期的に自宅を訪問してくれます。
 
利用料は地域で異なり、
大阪市では訪問や窓口対応
1回につき900円です。

時間単位で決めている自治体もあり、
全国平均では、1200円程度です。

所得による減免制度もあります。

申込みは、市区町村の社協で
受け付けています。
 
申し込みは、市区町村の
社協で受け付けています。

訪問の回数や支払い先などを決め、
高齢者ら本人が契約する。

家賃や福祉サービスの利用料などのほか、
家電製品の購入代金、

引っ越し費用などの
支払も依頼できます。

同事業では金銭管理とともに、
福祉サービスに関する情報提供や

申込みの支援もしていますが、
契約行為は代行できません。

注意したいのは、
この事業を利用するには、

契約内容を理解できる程度の
判断力が必要になることです。

認知症が進行した場合などは、
成年後見制度への切り替え
を勧めています。

家庭裁判所が選んだ後見人が、
施設入所のための契約や
不動産売却などの財産管理を担います。

弁護士や司法書士ら専門家が
後見人に選ばれた場合には、
報酬の支払いが必要になります。

近くに済む家族が金銭管理を
サポートすることも多くあります。

本人からキャッシュカードを預かり、
暗証番号を聞いてATMで引き出すことは
規約違反になるため、

多くの銀行では、「代理人カード」という
サービスを提供しています。

例えば、三井住友銀行では、
窓口やATMに出向くのが
難しくなる場合に備えて

本人が窓口で手続きをすると、
代理人カードが発行されます。

意思確認ができることが条件です。

カードを受け取った家族らは、
ATMで本人の生活費などのために
入出金ができます。

銀行では預金者が意思確認が
できない状態だと分かると、

不正な引き出しを
防ぐために講座を凍結します。

原則家族でも取引に応じてもらえませんが、
介護施設の入所費用などの請求書があり、

本人のために使うことが明確な場合に限り
対応してもらえることもあります。

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全国銀行協会は、
あくまで一時的な救済措置とし、

継続的に取引する場合は
成年後見制度の利用を勧めています。

 
●日常生活自立支援事業と成年後見制度でできること
   日常生活自立支援事業  成年後見制度
  日常的な生活援助の   財産管理や生活全般に関する
  範囲内で支援      契約などの法律行為全般

 ・日常生活に必要な   ・施設への入退所契約、
  お金の出し入れ     治療・入院契約
 ・福祉サービス利用の  ・不動産の売却や遺産分割、
   申し込み、契約手続き  消費者トラブルの対応など
   の援助 
 

実際、お金の管理が難しくなる前に、
どんな準備をすればいいのでしょうか?

まずは自分の試算を書き出してみましょう。

いずれ家族らに管理を委ねることを念頭に、
口座番号、暗証番号、
印鑑の所在などのほかに、

ネットバンキングを利用する人は
IDやパスワードも忘れないようにし、
保管場所にも十分注意してください。
   
資産をなるべくシンプルに
整理することも重要です。

複数ある口座は最小限にまとめましょう。

必要数は人それぞれですが、
2つから3つまでが良いでしょう。

投資のやめどきは難しいですが、
年齢とともに縮小し、
不要なクレジットカードも解約します。

高齢者には、1ヶ月分まとめて
請求がくるクレジットカードより、
デビットカードがおすすめです。

買い物をする度に口座から引き落とされ、
カード会社よっては、

その都度指定した家族らに
通知メールが届くサービスもあります。

もし認知機能が低下して
不要な高額商品を購入してしまっても、
家族が早期に気づけます。

1回単位や1日単位で
上限額を決められる点も、
使いすぎ防止に便利です。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

認知機能の低下を感じたら
早めに準備をして、

その時々の状況に合わせた
サポートを利用してくださいね。

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