健康

好酸球性副鼻腔炎の原因や症状、治療法は?

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鼻の中に「鼻茸」と呼ばれるポリープが
できる慢性副鼻腔炎があります。

その中でも治療が難しいのが
「好酸球性副鼻腔炎」で、

国は2015年、中等症以上を
難病に指定しました。

ただ、治療法は年々進歩し、
病気をうまくコントロールできる
ケースが増えてきました。

そこで今回は、好酸球性副鼻腔炎の原因や症状、
治療法についてお伝えしてまいります。

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好酸球性副鼻腔炎の原因は?

副鼻腔は、鼻腔の周囲にある空洞で、
上顎洞や篩骨洞など左右に四つずつあります。

好酸球性副鼻腔炎では、
これらの空洞内の粘膜が腫れたり、
鼻茸ができたりします。

その粘膜や鼻茸に、白血球の一種である
「好酸球」という免疫細胞が
数多く見られるのが大きな特徴です。

ただ、原因ははっきりしていません。

国内の副鼻腔炎患者は
100万~200万人と推計されています。

このうち、鼻づまりや鼻水が
3ヶ月以上続く患者は、
慢性副鼻腔炎と診断されます。

好酸球性副鼻腔炎は
慢性副鼻腔炎に含まれます。

難病に指定される中等症とじ
重症は計約2万人とされており、
近年増加傾向にあります。

20歳以上の大半で、
子供が発症するケースはほぼありません。

●好酸球性副鼻腔炎とは
慢性副鼻腔炎
 ↓                ↓
鼻茸あり             鼻茸なし
 ↓              国内患者数約20万人
 ↓          ↓
好酸球性      非好酸球性
 ↓  ↓  ↓
軽症 中等症 重症
   難病指定約2万人

※一部に鼻茸のない好酸球性副鼻腔炎もある

「好酸球性」という免疫細胞が鼻の粘膜や
鼻茸に数多く見られる

鼻の中に水ぶくれの
ようなものが多発する

好酸球性副鼻腔炎の症状は?

主な症状は、鼻づまりや
粘り気の強い鼻水などで、
においが分かりにくくなる
「嗅覚障害」が大きな特徴です。

鼻茸によって、においの成分が
鼻の億まで届かなくなったり、

においを感じる部分にも炎症が
広がったりするためですが、

「かゆい」「痛い」といった
自覚症状がないのでなかなか気づけません。

気管支ぜんそくの人に多く、
好酸球性中耳炎を発症するケースもあります。

診断は、鼻の中を診る検査や血液検査、
コンピューター断層撮影法(CT)
による画像検査で行います。

確定診断には、鼻茸などの
一部を切り取って調べます。

重症度は、ぜんそくの有無や血液中に含まれる
好酸球の割合などで判定します。

●好酸球性副鼻腔炎の主な症状
・嗅覚障害
・鼻づまり
・粘り気の強い鼻水
・気管支喘息を併発することもあり、
 難治性の中耳炎を伴うことも

好酸球性副鼻腔炎の治療法は?

治療法はまだ確立されていません。

薬物治療では炎症を抑える
ステロイドの飲み薬が有効ですが、

副作用があり、長い期間は
使いにくいので注意が必要です。

鼻茸を取り除く内視鏡手術もありますが、
すぐに再発しやすいのが難点でした。

最近は、内視鏡手術にステロイド、
鼻の洗浄などの術治療を組み合わせて

治療することで、再発せずに
済むケースも増えています。

具体的には、全身麻酔をして、
鼻の穴から内視鏡や器具を入れて、
モニターを見ながら鼻茸を切除します。

さらに、小さい部屋がたくさんある
構造になっている副鼻腔を仕切る薄い骨を除去し、
大部屋のように広くします。

鼻の奥まで洗浄できるようになり、
ステロイドの点鼻薬などを使った
治療も効果が上がります。

こうした治療法で、
患者の8割り程度は症状を
コントロールできるようになってきました。

新しい治療薬も登場しています。

アトピー性皮膚炎などに
使われている注射器です。

保険適用となるのは、手術後に
再発した患者などに限られていますが、

鼻茸が小さくなったり、
鼻詰まりなどの症状が
改善したりする効果があり、期待できます。

持病があるなど手術が難しいケースでも
仕様を検討します。

好酸球性副鼻腔炎は、
風邪などをきっかけに悪化することも多く、

日常生活では、手洗いの徹底など
基本的な対策が大切です。

  
●好酸球性副鼻腔炎の主な治療法
薬物治療
ステロイド内服
手術後に再発したケースなど
     ↓
新しい治療薬(注射薬)

内視鏡手術+術後治療
(ステロイド、鼻の洗浄など)
鼻の穴から内視鏡などを入れ、
モニターを見ながら、鼻茸を切除。
副鼻腔を仕切る薄い骨を除去して
副鼻腔を広くする

まとめ

いかがだったでしょうか?

嗅覚障害の症状が出てから
長期間放置してしまうと、
手術しても元に戻りにくくなります。

味覚も分からなくなって、
人生の楽しみが減ったと話す人もいますので、

早期治療につながるよう、
鼻づまりや嗅覚障害が続く場合は、
耳鼻科医に相談してくださいね。

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