花粉症のステロイド注射の副作用とは?その期間と費用もご紹介

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花粉症のステロイド注射の副作用とは?その期間と費用もご紹介

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春になると寒さが和らぐ喜びとは裏腹に、
憂鬱になる方も少なくありません。
その原因が舞い散る花粉による
アレルギー症状です。

この花粉症アレルギーによって
毎年激しい目のかゆみや鼻水
くしゃみといった症状に悩まされ、
日常生活を営む上でも
困難になってしまうことだって
珍しいケースではありません。

できることならこの症状を手軽に
また、長期間抑えることができればと
思っているのではないでしょうか?

そのような花粉症の悩みを解決できるのが

ステロイドの注射による症状の抑制です。

ただ、
ステロイド注射による
症状の抑制は副作用もともない

また、そのことから
この治療に対して
様々な否定的な意見が
散見されています。

そこで今回は
この花粉症のステロイド注射について
副作用や有効期間、かかる費用について
詳しくお伝えしてまいります。

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花粉症のステロイド注射の副作用とは?

そもそも、
花粉症をの症状を抑える
ステロイド注射とは

どのようなものなのでしょうか?

ステロイドとは
生命を維持するために
欠かせないものであり、
精巣や卵巣、副腎などから
分泌されています。

以前から幅広く病気の治療や
症状の緩和に用いられており、
現在も内科や耳鼻科などの病院で
様々な治療薬として使われています。

その中でも
ステロイド注射に用いられる薬は
ケナコルトAという炎症を鎮めたり、
免疫を抑制する作用があるものです。

これを皮下、または筋肉に
注射を行うのが治療の概要です。

花粉症の症状が出ている方に
このステロイド注射を行うと

体内の花粉症のメカニズムが
いったん消失し、
それから数時間後には
症状が出なくなります。

ここで気になるのが
その後の副作用ですが、
主のものでは以下があります。

●高血圧

●注射箇所の筋肉の萎縮

●満月様顔貌

●感染症

●副腎機能不全

●糖尿病

●胃腸障害

●うつ病

●視力障害(白内障、緑内障)
 
●骨粗鬆症

●月経異常

特に女性の場合の月経異常は
生理に影響が出ること多いようです。

このように
出る可能性のある副作用を上げていくと
確かに怖がられる方も
多いかもしれません。

しかし、この章の冒頭でも
お伝えしたように

副腎から分泌される
ホルモンであるステロイドは

心身を健康に保つために
欠かせない物質なわけですから

その影響が多岐に渡ることも
当然のことだといえます。

そして、その発生確率も

満月様顔貌・月経異常・誘発性感染・筋肉の萎縮に限り

1%以上ですが、

その他の副作用については

0.5%以下という低確率になっています。

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しかも、
この治療法の有効率は95%

と高いので
そのリスクと効果を
冷静に比べる必要があります。

通常の経口治療薬を服用した場合は
その薬の副作用によって

意識の低下や眠気を
ともなってしまいます。

そして、その症状が
必ず治まるとも限りませんし
毎日服用しなければいけません。

ですが、
この注射による治療は有効性も高く
副作用も一度に投与する量が多かったり

長期間(週に1回を半年以上)に行わない限りは
出ることが少ないので
他のどの治療を行ってもダメだった方には

非常に効果が期待できる方法だと
いえるのではないでしょうか?

確かに、厚生労働省から
注意喚起がなされ

医師によってもその副作用から
否定的な意見も聞かれることから

躊躇する方も
いらっしゃるかもしれませんが

その効果を認めている医師は
一度に投与する量や頻度に関して
熟知されている方もいますので、

信頼できる医師の元
十分な説明を受けた上でご判断されてください。

花粉症のステロイド注射の有効期間は?

前の章でお伝えした
いったん消失した
体内の花粉症のメカニズムが、

再構築されるまで
一般的には2~4週間、

効果の持続時間だと
1~2ヶ月程度はあるとされています。

ただ、これだと
1シーズン全てを
カバーできるわけではない
ので
継続的に数回行うという場合もあります。

その時に問題になるのが
前の章でお伝えした

副作用というわけです。

有効期間を長くするために
投与する量を多くしたり、

再構築された
花粉症のメカニズムを
再び消失させるために、

短期間に何度も行えば
当然そのリスクも高まります
ので、

それらも十分加味した上で
やはり医師の指導の元、
納得のいくまで
話し合いを行うことが重要になります。

花粉症のステロイド注射の費用は?

ステロイド注射の費用は
基本的に保険の適用外です。

ですが、それほど高くもなく

800円~1000円程度が

相場になっています。

ただ、医院によっては
混合診療になるため

ステロイド注射による
治療そのものを受け付けていない場合もある
ので注意が必要です。

また、
広い範囲のアレルギー鼻炎の治療として
保険を適用しているところでは

300円程度で済むケースもあります。

どちらの場合でも
何度も通院する必要がないので
経口治療薬を毎日服用する費用を考えれば
かなり経済的です。

まとめ

花粉症のステロイド注射について
検索すると非常に否定的な
意見もありますが

記事でお伝えしたとおり
この治療について熟知した医師の元、
投与する量や期間を間違えなければ

ほとんどその副作用が
起こることもなく、
1回の治療で2ヶ月弱は
効果が期待できますので

毎年強く悩まれているのでしたら、
ぜひご検討されてください。

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