花粉症は皮下免疫療法で完治できる?その効果と費用もご紹介

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花粉症は皮下免疫療法で完治できる?その効果と費用もご紹介

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毎年春になると
花粉症で悩まされるので
嫌になるという方が
いらっしゃるかもしれせんが、

この花粉症を
完治させることができる治療法を
ご存知でしょうか?

それが皮下免疫療法です。

そこで今回は皮下免疫療法について
詳しくお伝えしてまいります。

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花粉症は皮下免疫療法で完治きる?

皮下免疫療法とは減感作療法の一種で

アレルギー症状を引き起こす
原因物質であるアレルゲンを

微量ですが体内に入れながら
その量を徐々に増やしていくことで

それに対する過剰な免疫反応を
抑制するという治療法です。

そもそも花粉症などのアレルギー症状は
本来、外敵である細菌やウイルスが
体内に侵入してきた時に
身体を防御するために働く免疫が、
勘違いをして過敏に反応するため
あらわれます。

そのため、本来は
外敵ではないアレルゲンを
徐々に投与していくことで
正常な反応にもどす治療ともいえます。

具体的な治療の流れ

まず、この治療を受けるには
その症状が本当にアレルギーに対する
反応によって起こっているのかを
確定させるために皮内テスト(パッチテスト)
血液検査を行ないます。

アレルギーの原因物質である抗原が特定されたら
そこから対象であるアレルゲン物質を
薄く希釈したエキスを少量注射していきます。

初回は副作用である
アナフィラキシーという
ショック症状が出る可能性もあるため
投与後は15分~30分は待合室で静かに待機し、
発作に対して直ちに対処できるようにします。

そこで問題がなければ
週に一度、少しずつ濃度と量を
調整しながら注射を続け
一定の濃度になったら期間を
2週間に一度~月に一度まで伸ばしていき
その濃度と量を保ったまま
継続させていきます。

治療の効果が出始めるのは
3ヶ月後あたりからで
その効果を持続させるためには
月一度の注射を最低でも
2年~3年以上続ける必要があります。

皮下免疫療法のメリットとデメリット

●メリット
・治療薬やステロイドなどの
 注射に比べると副作用が少なく、
 ハウスダストの皮下免疫療法も併用して行える。

・治療費には保険が適用され
 一度の治療費を安く抑えることができる。

・薬液の投与が専門医によって
 行われているため、安全性において信頼が高く
 ショック症状などの病変においても迅速に対応できる。

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●デメリット
・注射の量や濃度によって
 注射した部位が赤く腫れたり、
 全身の発赤や蕁麻疹、喘息などが
 副作用として起こる場合がある。

(その場合でも病院内で待機しているため
 適切な処置が行えるため重篤な危険性はない)

・治療期間が非常に長く、
 月に数回から一度の通院を
 2~3年継続する必要があり
 長い時には4~5年かかる場合もある。

・治療の効果が100%あるわけではなく、
 またその成否が事前にわからない。

・製剤がスギ花粉のみのため
 他の花粉の皮下免疫療法を行うことができない。

次の章ではその効果と
有効性についてお伝えはします。

花粉症の皮下免疫療法の効果は?

皮下免疫療法の効果と
有効性についてですが
2~3年で鼻づまりに対しては
40~50%、

くしゃみ・鼻水においては
70~80%症状が抑えられます。

そしてさらに4~5年間継続すると
80~90%の効果が認められます。

前の章の皮下免疫療法の
メリットでもお伝えしましたが

対症的な治療薬を
飲み続けるよりも副作用がなく、

かかる費用も抑えられるのも
大きな優位点の一つです。

そのかかる費用に関しては
次の章で詳しくお伝えします。

花粉症の皮下免疫療法の費用は?

完了するまで
長期間の通院が必要な
この皮下免疫療法ですから、
その治療にかかる費用も
大変気になるところだと思います。

前々章の治療の流れでも
お伝えしましたが、
実際にアレルゲン製剤の
エキスを投与する前に

皮内テスト(パッチテスト)や
血液検査を行なうため
初回の費用は高くなる傾向があり、

5000~10000円程度は掛かるため
保険が適用されるとはいえ、
心づもりしておいた方が良いでしょう。

次回からは投与する
エキスの量や濃度によって
1回で100~300円程度、

濃度を一定に保つ時期になれば
150~200円程度で治療を行えます。

仮に4~5年治療を継続させるとして
全部で20000円程度が必要になってきます。

それに加え、通院にかかる
交通費も考えると
トータルでは30000円
越えることになります。

これを高いとみるか
安いとみるかは
この記事を読まれている方に
おまかせいたします。

まとめ

皮下免疫治療は非常に
長期間の通院が必要なため

95%近い完治率であっても
迷われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

危険性においては
記事でお伝えしたようにほぼないので

根本的な治療を望まれるのであれば
ぜひご検討ください。

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