生前整理に遺言書は必要?財産目録作成のポイントは?生前整理に遺言書は必要?財産目録作成のポイントは?

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生前整理に遺言書は必要?財産目録作成のポイントは?

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自分が高齢者になって
気がかりなことの一つが
残された財産をどう生理するかですよね。
 
特に兄弟や姉妹が不仲の場合は、
何も対策をしなければ

自分が死んだ後に
相続でもめる心配がつきません。

そこで今回は、生前整理に遺言書は必要か?
財産目録作成のポイントについて
お伝えしてまいります。

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生前整理に遺言書は必要?財産目録作成のポイントは?

冒頭でお話したような悩みを抱える人は多く、
そのような人の財産生理の
ゴールが遺言書の作成です。

遺言書があれば、残された家族が
財産の取り分を巡って
争う事態の回避に役立ちます。

ただ、遺言書の作成にはルールがあり、
ハードルが高いとためらってしまう人もいるでしょう。

そういう人は出来ることから
始めるのがお薦めです

例えば、預金通帳や不動産の権利証、
生命保険の保険証券など、

万が一の際に必要になりそうなものは
わかりやすい場所に
まとめておくと良いでしょう。

保管場所が分かりにくいと、
残された家族がタンスの引き出しを
全て開けて探すような事態になりかねません。

また、銀行の口座やクレジットカードを
複数持っている人もいるでしょう。

そういう場合は、使っていない口座や
クレジットカードはなるべく
解約しておくことを心がけてください。
 
●財産整理で心がけたいことの例
万が一の際に必要なものは、
すぐに出せるようにしておく
     ↓   
預金通帳や不動産の権利証、
生命保険の保険証券などを
わかりやすい場所にまとめておく

銀行口座やクレジットカードの整理
     ↓
使っていない銀行口座や
クレジットカードは解約する

在損目録の作成
    ↓
土地や建物、金融資産などの
状況をまとめる

遺言書の作成

自身が持っている財産を洗い出して
「財産目録」を作成しておくのも良いですね

財産目録には、不動産や預貯金、
有価証券やゴルフ場の会員権といった

プラスの財産だけでなく、
借金などのマイナス財産も記載します。

財産の洗い出しを進める中で、
「もめそうだ」とか

「相続性がかかりそうだ」とか、
気づくことが出てくるでしょう。

そういう場合は対応策を
専門家に相談するのも手です。

●財産の生前整理のメリット
本人のためにも、残される家族のためにもなる
・遺言書を作成すれば、相続をめぐるトラブルを避けられる
・財産を洗い出すことで相続税対策にも着手できる
・死後、家族の負担軽減につながる
・本人の日常生活も便利に

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●財産目録の主な記載項目
プラスの財産だけでなく、
住宅ローンや借金などの
マイナスの財産について記載する
・不動産
・預貯金
・株式などの有価証券
・自動車
・貴金属
・ゴルフ場の会員権

財産の生前整理をする際には、
「やるぞ」とあまり堅苦しく考えないことです。

モノの生前整理で片付けたり
整理整頓したりするのは、

死後に残されたり家族が
困らないようにという視点も
もちろんありますが、

自身が生きている間の生活を
暮らしやすく出来るという側面もあります。

財産の生前整理も同じことです。

それに、もしかしたら事故に遭ったり、
介護が必要になったりするかもしれません。

自分の財産の状況を把握しておけば、
手元の財産がいくらくらいなら

介護費用を払えるかを
考えることもできます。

そういう意味では、
財産の生前整理は元気なうちに
やっておいたほうが良いでしょう。 

また、財産を巡るトラブル「争続」
防ぐ効果も期待できます。

亡くなった人がたくさん残した
ブランド物のカバンを誰がもらうかでも、

ちょっとしたいざこざが
起きてしまうこともあります。

生前整理の過程で
どう分けていくかを考えていれば、
争いごとを避けられるかもしれません。

核家族化が進み、高齢の親と
その子供が一緒に進んでおらず、

親の日常生活の様子が
分からないケースも多いでしょう。

財産を整理しておくことは、
万が一の時に、残された家族の手続きなどの
負担をへらすことにもつながります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

財産目録を作成した後に、
預貯金や有価証券などの金額や
価値が変わることもありますので、

人間ドックや健康診断のように、
定期的に見直して更新していくのが
望ましいですね。

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