健康

花粉症の治療方法を紹介 舌下免疫療法 皮下免疫療法 ステロイド

2016/12/03

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長かった冬も終わりあちらこちらで
春の訪れを実感いたしますが、
花粉アレルギーを持っている方には
陰鬱な季節の始まりともいえます。

この花粉に対するアレルギー症状の
花粉症ですが、あなたは毎年どのように
対処なさっているでしょうか?

その症状を抑えるために
毎日治療薬を服用されている方も
多いと思いますが

薬の副作用で頭がボーっとしたり
意識がいまいちハッキリしないなど

ベストとは程遠い状態で
日々を過ごすのを
とても辛く感じているでしょう。

しかし、この花粉症をほぼ完全に抑える
または完治させる治療法があるのを
ご存知でしょうか?

今回はその治療法について
詳しくお伝えします。

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花粉症の治療 舌下免疫療法とは?

そもそもアレルギー症状というのは
元々は細菌やウイルスなどの外敵が
体内に侵入してきた時に

身体を防御するために働く免疫が、
勘違いをして過敏に反応するため
あらわれます。

ですから、この外敵ではない
アレルギーを引き起こす原因物質
アレルゲンを少しずつ身体に与え、

それに対する抵抗力をつけさせて
アレルギーに対する反応を弱めていけば

アレルギーの症状は起こらなくなり
ほぼ完治させることができるのです。

このアレルギーに対する反応を
弱めていく治療法を
アレルギー免疫療法または

減感作療法(げんかんさりょうほう)

といいます。

舌下免疫療法とは
その減感作療法の一種で

その名の通り、
舌の下にアレルゲンの液を
少量落とすことによって
身体に吸収させる方法です。

この方法は注射のように
痛みがともうこともなく

また、
頻繁に通院に行く必要もないため
新しい治療法として近年注目されています。

この治療法の特徴であり最大の利点は
アレルゲン物質を確定するための

皮内テスト(パッチテスト)や
血液検査を終えた後の
治療を開始する初回こそ

アナフィラキシーショックなどの
副作用に注意するために
投与を病院で行う必要がありますが、

重い症状が出ず、
治療の許可さえおりれば
翌日からは自宅で
自ら行えることにあります。

ですから、普段仕事で忙しく
なかなか何度も通院するのが
困難な方にとって
最適な治療法であるといえます。

ですが、
やはりメリットばかりではありません。

まず、この治療を行った方の
100%に効果があるわけではなく

完治したといえる方が

全体の20%、

症状が劇的に軽減されたという方が

30%以上です。

しかし、
効果がないという結果も
10~20%あります。

副作用も軽度ではありますが
口内炎や舌の下の腫れ、
のどや耳のかゆみ、頭痛などです。

ただ、、
自宅で副作用が出た場合でも
軽度で自然におさまるケース
ほとんどですので
それほど恐れる必要はありません。

一番の注意点としては、
舌下免疫療法に用いられる製剤は

「シダトレン®スギ花粉舌下液」

といって2014年10月8日>に
鳥居薬品が発売したものなのですが

これはスギ花粉にしか効果がありません。

また、その他の花粉の製剤も
今のところ販売されてはいませんし
保険適用もこの製剤のみになっています。

そして、
治療の開始時期も
スギ花粉の飛散期には始められません。

これは、アレルゲンに対する
抵抗力がついていない時期と

飛散期が重なるとアレルゲンを
過剰に体内に入れてしまうことになり、

アナフィラキシーが起こりやすくなるためです。

以上のデメリットを
よく考えた上でご検討ください。

花粉症の治療 皮下免疫療法とは?

皮下免疫療法も舌下免疫療法と同じく
アレルギーに対する反応を弱めていく
減感作療法の一種で

舌下免疫療法が舌の下に
薬液を落とすのに対して

皮下免疫療法は薬液を腕の皮下や
筋肉に注射して投与していく治療法です。

治療の流れとしては初回こそ
皮内テストや血液検査と
皮下免疫療法と同じなのですが、

それからは濃度を薄めた薬液の注射を
週に一度行うために
通院しなければなりません。

通院する間隔は次第に2週間一度~
月に一度と広がっていくのですが、

やはり治療開始初期には
頻繁な通院が必要です。

しかもこれを2年~3年以上、

完治させる場合には
4~5年継続することもあります。

ですから頻繁な通院が
難しい方の場合にはお勧めできません。

ですが、
薬液の投与を医師が行うため
副作用やアナフィラキシーが出た場合には
迅速で適切な対処が可能です。

また、副作用が出ることも少なく
ハウスダストの免疫療法も
併用して行える
ため

そのアレルギー症状も出ている方には
理想的な治療法ではあります。

花粉症の治療 ステロイドとは?

ステロイドによる治療は
これまでお伝えした

減感作療法とは違い

体内に働きかけて一定期間、
花粉に対する免疫を
抑制する対症療法です。

ステロイドは精巣や卵巣、
副腎などから分泌されていますが

化学的に合成されたものは
昔から幅広く病気の治療薬として
使われています。

その中でも
ステロイド注射に用いられる
ケナコルトAという薬は
炎症を鎮めたり、
免疫を抑制する作用があり

これを皮下、
または筋肉に注射します。

すると、
体内の花粉症のメカニズムが
いったん消失し、
それから数時間後には
症状が出なくなります。

いったん消失した
体内のメカニズムは

再構築されるまでに
一般的には2~4週間かかり

その間の効果の持続は
1~2ヶ月程度続きます。

ですから、
1シーズン症状を抑制するためには
続けて数回行う必要があり

そのため、
副作用も出やすいという
認識が広がっています。

主なものでは

高血圧、注射箇所の筋肉の萎縮、

満月様顔貌、感染症、副腎不全、

うつ病、視力障害、骨粗鬆症、月経不順など

非常に多岐に上るので
恐怖を抱かれる方も
多いかもしれません。

ですが、本来副腎から
分泌されるステロイドは

身体を健康に保つために
欠かせない物質ですから

その影響も様々なところに
出るのは当然といえますし、

実際の副作用が起こる確率も

満月様顔貌、月経異常、
誘発性感染、筋肉の萎縮では

1%程度、

その他の副作用は

0.5%以下

というかなりの低確率です。

対して有効率は95%と極めて高いので
その効果を十分認識した上で
リスクを比べる必要がありそうです。

まとめ

今回この記事では
舌下免疫療法、皮下免疫療法、ステロイド注射

3つの治療法をお伝えしましたが

それぞれ一長一短あるので、
ご自分の身体や生活環境をよく考えた上で
それに適した治療法を選択してくださいね。

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