rsウイルスの感染経路は?感染拡大はなぜおきる、症状や予防法は?　

乳幼児が感染すると、
肺炎や気管支炎などを起こしやすい

RSウイルスの患者数が、
今年の春以降急増し、
過去最多となっています。

2021年は7月に入って患者は減りましたが、
最近は秋以降に患者が最も多くなっており、
専門家は警戒を呼びかけています。

そこで今回は、rsウイルスの感染経路や
感染拡大はなぜおきるのか?

症状や予防法について
お伝えしてまいります。

rsウイルスの感染経路は?

RSウイルスは、感染した人の
飛沫を吸い込んだり、

ウイルスがついたおもちゃを
触ったりすることでうつります。

多くは軽い風邪症状で済みます。

ただ、期間や気管支などが
未熟な1歳未満の乳児、

呼吸器の持病や生まれつき
心臓病がある子供などは重症化しやすく、

乳幼児期の肺炎の半分は
RSウイルスが原因とされています。

入院や集中治療室（ICU）での
治療が必要になり、
命にかかわるケースもあります。

ワクチンや有効な治療薬はありません。

●RSウイルスとは
・２歳までに、ほぼすべての子供が感染する
・例年、秋以降に流行のピークを迎える
・2021年は春から流行し、患者数は過去最多の水準で推移した
・20年は、新型コロナ対策で保育園などが休園したためか、
　例年のような流行はなかった
　21年は免疫を持たない子供が増えて、感染が拡大したとみられている

rsウイルスの感染拡大はなぜおきる?

例年、夏以降に患者が増え始め、
春先に感染する子供は少ないですが、

今年は5月以降に急増しました。

国立感染症研究所によると、
全国約3000の小児科が報告した患者数は、
6月下旬に3.87人でした。

現行方式で好評を始めた2018年以降最も多く、
7月中旬には5.99人達しました。

その後は減少傾向にありますが、
例年の同時期よりも高い水準が続いています。

昨年は1年を通じて、
大きな流行はられませんでした。

コロナ禍で保育園などの
休園が超期間続いたことで
感染のリスクが減り、

患者の大幅な減少に
つながったとの見方もあります。

2021年に大流行した理由について、
RSウイルスにかかわらず

免疫を持たない子供たちの間で
感染が広がり、

患者の増加につながったのでは
ないかと推測されます。

●RSウイルスの感染経路
・せきやくしゃみなどの飛沫を吸い込む
・ウイルスがついたドアノブや手すり、
　おもちゃを触ったり、なめたりする

rsウイルスの症状や予防法は?

東京都内に済む女性の三女は
生後9ヶ月だった6月下旬、
40度を超える高熱やせきの症状が表れ、

受診した小児科医院でRSウイルスと診断され、
保育園に通う長女も、
RSウイルスにかかっていました。

女性は、三女のことが心配で
入院させたいと考えましたが、

２ヶ所の美容院からRSウイルスの
患者用の病床が埋まっていると説明を受けました。

自宅療養となり、
気管支拡張などを使いましたが、

ゼイゼイ、ヒュウヒュウと呼吸が苦しそうで、
ミルクを飲ませても吐き出してしまいます。

8日後にはせきもかなり治まり、
回復しました。

女性は「呼吸がとまったらどうしようと
　　　不安で、夜も眠れない毎日でした」　
　　　と振り返っています。

感染を広げないためには
どのような対策をとればよいのでしょうか?

新型コロナウイルスの感染防止策と同様に、
帰宅後に手洗いやうがいを
徹底することが重要です。

風邪をひいてせきをしていれば、
自宅の中でもマスクを
着用する必要があります。

●RSウイルスの症状
・発熱やせき、鼻水などが出る
・1歳未満は呼吸機能が未熟で、
　気管支炎や肺炎を起こしやすい
重症化すると
・ゼイゼイ、ヒュウヒュウという呼吸が続く
・ミルクや食べ物を吐き出してしまう
・まれに心筋炎や脳症になる

●RSウイルスの予防策
・帰宅後ま手洗いやうがいを徹底する
・せきがあればマスクを着用する
・風邪かの症状があるきょうだいは、
　赤ちゃんに近づけるないようにする

まとめ

いかがだったでしょうか?

RSウイルスは重症化すれば急性脳症や
心筋炎などを引き起こす場合もあります。

特に生後9ヶ月以下の赤ちゃんは
重症化するリスクが高く、

風邪をひいているきょうだいは
近づかないようにしてくださいね。

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