中年期から認知症予防を行うにはどうすればいい? 中年期から認知症予防を行うにはどうすればいい?

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中年期から認知症予防を行うにはどうすればいい?

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「あれ...あれは...なんだっけ?」と
固有名詞が出てこないという
中高年は多いでしょう。

認知症は高齢者の美容期という
イメージが強いですが、

中年期から認知症の「芽」は育っており、
早期からの予防が大切です。

そこで今回は、
中年期から認知症予防を行うには
どうすればよいのかについて
お伝えしてまいります。
 

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中年期から認知症予防を行うにはどうすればいい?

高齢社会白書(2017年度版)によると、
65歳以上の認知症患者は
462万人で7人に1人の割合です。

高齢化が進み、2025年には5人に
1人になるとの推計もあります。

世界保健機関(WHO)は2019年、
認知症になるリスクを
へらす手引を初めて公表しました。

加齢よりも、運動不足、
栄養などの生活習慣、

心の問題が認知症の
要因になると指摘されています。

何かをすれば絶対に認知症に
ならないというものはありませんが、

運動、栄養、睡眠、社会的な活動などを
見直すことでリスクは低減できますので、
積極的に取り組んでみてもよいでしょう。

認知症予防に40~50代から
始めるべきことは何でしょうか。

まずは暴飲暴食をやめることです。

糖尿病や肥満といった認知症の
発症リスクを高める問題を引き起こすためです。

軽視しがちなのが睡眠です。

睡眠の質が良くないと、
体も頭も休まらず、寝酒は特にいけません。

運動については、意識して
歩く程度でもやらないよりはよく、
毎日体を動かしましょう。

脳に刺激を与える一つの方法としては
パズルやドリルの活用がお勧めです。

「木」と「口」で「杏」といった、
バラバラの字を組み合わせて感じを作る

パズルなども最初は時間がかかっても、
すらすらと解けるようになるでしょう。

ただ、同じことを何度も繰り返すと
効果は薄れるといわれています。

脳は刺激にすぐに慣れるため、
40~50代は仕事も家事も体が覚えて、

無意識にできるようになっているのが
かえって悪く作用しています。

●WWHOによる認知症リスク低減の推奨指針
【生活習慣の見直し】

・身体活動
・栄養
・認知トレーニング

【体の健康維持】
・体重の管理
・高血圧、糖尿病、脂質異常症の管理
・禁煙
・難聴の治療や補聴器

【心の健康維持】
・うつ病の治療や服薬
・社会参加と社会的な支援

認知症予防に向けた
新商品も登場しています。

伊藤園は2020年12月、
「認知機能(注意力・判断力)の精度を高める」とうたう
「お~いお茶 抹茶」を発売しています。
   

 

コカ・コーラシステムが2月に発売した
「からだおだやか茶W」は、
記憶力に働くというGABAを配合しています。

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森永乳業は近く
「メモリービフィズス 記憶対策」
シリーズでヨーグルトなどを発売予定です。
  

       
  

いずれも機能性表示食品で、
中高年をターゲットにしています。

認知症予防の運動も開発が進んでおり、
国立長寿医療研究センターは

コグニション(認知)と
エササイズ(運動)を組み合わせた

「コグニサイズ」
書籍などで情報発信しています。

全国でスポーツクラブを運営する
「ルネッサンス」は「脳の活性化メソッド」
称するエクササイズを広めています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

人と話したり、毎日違う風景を見たりして、
新しい刺激を求めることが、

いつまでも衰えない
コツかもしれませんね。

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