高齢者が通信費の見直しする際のポイントは?
シニア世代の家計の支出で、
食事似ついで高いウェートを
占めるのが「交通・通信費」です。
そこで今回は、高齢者が通信費の
見直しする際のポイントについて
お伝えしてまいります。
高齢者が通信費の見直しする際のポイントは?
総務省の家計調査(2020年)によると、
65歳以上の夫婦無職世帯では、
支出全体の12%に上ります。
このうち通信費の見直しを
どう進めればよいのでしょうか?
日常の通話やネットの
利用状況を洗い出して、
これからもよく使うものを
見極めるところからスタートしましょう。
「通話は固定電話?」
「メールはパソコン?スマホ?」
「動画配信サービスは利用する?」など、
何をどのくらい使っているかを確かめれば、
残すもの、削るものが見えてきます。
利用状況について、直近の1ヶ月間、
それが難しいなら1週間でもいいので、
丁寧に点検して、
仕分けをしてみてください。
日頃から暮らしを振り返り、
動画配信サービスで映画を楽しむなど
大量のデータ通信を利用する習慣がない場合、
従来の固定回線から、
携帯Wi-Fi(ワイファイ)ルーターに
切り替えるのも一つの手です。
さらに、パソコンでメールを送受信して、
飲食店の情報などを検索する程度ならば、
「デザリング」といって
スマホのデータ通信でネットにつないで、
固定回線やルーターを
解約することも考えてみましょう。
スマホの無料通話アプリや、
そのテレビ電話機能で友人と
会話する方法もあります。
近年は携帯大手がスマホの
割安な利用金プランを打ち出しているほか、
格安スマホ事業者も相次いで
参入していますので
活用を検討してみても
よいかもしれませんね。
●通信費を見直す際のポイント
洗い出しと仕分けの例
優先順位 利用頻度
1.通話 1 ◯
2.FAX 7 ✗
3.メール 2 ◯
4.SMS 3 △
5.アプリ 4 △
6.通販、金融取引 5 ✗
7.動画配信サービス 6 ✗
◯よく使う
△たまに使う
✗ほとんど使わない
●通信機器の特色
固定回線・・・・・・・自宅で動画配信サービスなど利用
携帯Wi-Fiルーター・・ 開通工事が不要。自宅外でもネット利用
スマホ・・・・・・・・テザリングでネットに接続
まとめ
いかがだったでしょうか?
毎月支払う通信費の見直しは、
継続した節約効果が得られます。
ただ、サービスの切り替えに伴いね
これまでメールアドレスが使えなくなったり、
新たな機材の設定をする
手間が生じたりもしますので、
メリット・デメリットを
よく見極めてくださいね。
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