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ひな祭りの食べ物 ちらし寿司や菱餅の意味、ひなあられの由来を紹介

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3月3日は桃の節句である
ひな祭りですが、

ひな祭りの楽しみの一つとして
色々な食べ物がありますよね。

このように季節ごとの行事や
お祝いの日に食べる特別な料理のことを
  
行事食 と呼んでいます。

この行事食には
その日を無事迎えられたことを喜び、

その後の家族の健康や
幸せを願う意味がこめられています。

そこで今回はその行事食である、

ちらし寿司、菱餅、雛あられ について

お伝えしてまいります。

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ひな祭りの食べ物 ちらし寿司を食べるのはどうして?

ひな祭りとちらし寿司には
直接的な由来や
いわれはないのですが、

昔から全国的にお祭りや
祝い事でその土地々々で
様々な形態のお寿司が食べられていました。

例えば、
山間部では野山や畑で取れる
山菜や野菜を強めの酢飯と
交互に箱に詰める角寿司や

新鮮な魚がとれる港町では
魚まるごとを使った棒鮨や
切り身をご飯と混ぜたばら寿司などです。

そのため、
五節句であるひな祭りが
お祝いとして定着するとともに
この日にお寿司を食べる習慣が
普及していったのでしょう。

ではなぜ、
一般的にひな祭りにはちらし寿司という
認識になっていったかというと、

都市部では地方から
働きにでてくる人も多く、

地方のように大家族ではなく
核家族であったため
伝統食を作る余裕や道具もありませんでした。

そのため比較的手軽に作れる
五目寿司や混ぜ寿司がつくられていました。

それが戦後、
お酢の製造メーカーが
家庭向けの商品として

混ぜるだけで簡単に作れる
ちらし寿司の素を
販売宣伝するようになったため

ひな祭りといえば
ちらし寿司という認識が
全国的に広がりました。

近年一般的になった節分の
巻き寿司なんかもそのパターンですね。

由来などのない
ちらし寿司ではありますが、

それに使われている具材には
それぞれ子供の成長や
健康を願う意味が
込められているので
ご紹介いたします。

ちらし寿司の意味

●海老.....髭が長く腰が曲がっているため長寿の象徴。

●蓮根.....穴が開いている事から見通しが良い。

●豆.......健康でまめに働ける。

●ごぼう...土の中で根を張ることから身体の丈夫さ。

●人参.....赤い色はめでたさと慶事をあらわす。

●イクラ...子孫が繁栄する。

これらの意味に加え、
その彩りの華やかさも
春のお祭りにふさわしい
行事食となっています。

次の章では、その色どりのもととなった
菱餅の意味についてお伝えします。

ひな祭りの食べ物 菱餅に込められた意味とは?

ひな祭りの色といえば

桃色、白、緑の3色ですが

このイメージが定着している原因は
菱餅の影響が大きいといえるでしょう。

では、なぜ菱餅
がひな祭り供えられるように
なったのでしょうか?

古代中国では上巳節という
3月最初の巳の日に
春を祝い無病息災を願う行事で

母子草を入れた
お餅を食べる風習がありました。

その行事が日本に伝わると、
母と子をついて餅にするというのは

縁起が悪いということで
よもぎを代用するようになります。

それが江戸時代に幕府によって
五節句が制定され

上流階級で子女で行われていた
「ひな遊び」と結びつきひな祭りとなると、

そのよもぎを入れた餅を食べるという
風習も取り入れられました。

この時よもぎを入れた緑の餅の他に
菱の実を入れた白い餅を
組み合わせるようになりました。

なぜ菱の実を入れるようになったかというと、
菱の繁殖力の高さから
子孫繁栄と菱の実を食べて

千年長生きをした仙人にちなんで
入れられたといわれています。

このため、この餅が菱の実を模して
菱型なったというわけです。

ただし、
この説には諸説あって
心臓の形を表したや
小笠原流礼式で知られる

小笠原氏の家紋である三蓋菱を
かたどったという説があります。

時代がくだり明治になると
ここに山梔子(さんしし)という

クチナシの実を入れた赤い餅が
加わって3色になります。

桃色になったは餅は桃を連想させ、
桃は中国や日本の神話でも

非常に霊力の高い食べ物だと
知られていたので
桃の節句の色として定着いたしました。

このようにして定着した3色には
それぞれ以下のような意味が込められています。

菱餅の色の意味

●桃色...赤いクチナシの実入り。
     解毒や魔除け、桃の霊力にあやかる。

●白.....菱の実入り。
     血圧を下げ、長寿や子孫繁栄とともに純潔を願う。

●緑.....蓬入り。
     増血や厄除けの他、健康を願う。

このほかに、重ねる順番によって
春の情景を表現することもあります。

下から緑・白・赤の順番では

『雪の下には新芽が芽吹き、
   桃の花が咲いている』

下から白・緑・赤の順番で

『雪の中から新芽が芽吹き、
   桃の花が咲いている』

この3色の影響を受けたの
が同じくひな祭りの食べ物の雛あられです。

次の章では雛あられの由来についてお伝えします。

ひな祭りの食べ物 ひなあられの由来は?

ひなあられの由来は
ひな祭りの元となった雛遊びという

貴族の子女の遊びに女の子たちが
その雛人形を持って野山や川、
海などに出かけて
その春の景色をお雛様に見せる

「雛の国見せ」という風習がありました。

この時に菱餅を砕いて作った
あられを携帯食料として
食べたというのが有力な説です。

また、江戸時代には
涌蓮上人(ゆれんしょうにん)という

京都の嵐山にある嵯峨天竜寺のお坊さんが
寺にお供えしたお餅であられを作り、

里に住んでいる人々に分け与えた
という記録が残っています。

そのあられは細かいもので、
宮中では小さいものを
「ひな」と呼んでいたことから

京菓子司(宮中の菓子を作る役職)が
命名したのではないかともいわれています。

ひなあられには
関西風と関東風がありますが、

ひな祭りに結びついた
上巳の日である五節句は、
江戸時代に幕府によって定められたため

関東風のお米で作られたものは
関西風の餅から作られたものより
あとに登場したものと推察されます。

まとめ

ひな祭りはその由来からも
春を無事に迎えたことを喜び
女の子の健康と成長を願うものなので

ぜひ、この日にまつわる食べ物を
家族で食べてお祝いして上げてください。

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