晩婚世帯のライフプランはどう設計する? 晩婚世帯のライフプランはどう設計する?

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晩婚世帯のライフプランはどう設計する?

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晩婚化が進む中、中高年期に子育てに伴う
教育費や老後資金のための貯蓄などが重なり、

家計のやりくりに頭を抱える世帯も
少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、晩婚世帯のライフプランは
どう設計すればよいのかについて
お伝えしてまいります。

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晩婚世帯のライフプランはどう設計する?

晩婚世帯の課題の想定として、
一般的な会社員の男性(43歳)、

妻(39歳)、長女(3歳)、
の3人の世帯を想定します。

結婚や出産の時期が遅れると、
その分大学などの教育費や

住宅購入といった
お金のかかる出来事が後にずれます。

母親の年齢が35歳以上の時に
生まれて来る子供の割合は、
約3割にのぼります。

父親が母親よりも数歳年上だった場合、
子供が20歳前後となる時期と、

父親が60歳定年を迎える時期が
重なる事態が想定されます。

住宅ローンの返済も重なり、
定年間際のやりくりは重要な局面となります。

夫婦が平均初婚年齢(夫31歳、妻29.4歳)前後で
結婚した家族を「平均世帯」とした場合、

晩婚世帯は平均世帯とは
違ったお金の使い方が求められています。

個々の晩婚世帯が想定してい
る家族の出来事と年齢、

支出を大枠で理解するために、
「ライフプラン表」の作成してみましょう。

まずは自分たちの人生の想定される流れを、
正確に把握することから始めましょう。

晩婚世帯がもっとも考えるべき点は、
世帯収入が急激する「定年」後に、
どれだけ教育費が必要か、

そして老後資金を十分に
確保できているかの2点です。
       
●ライフプラン表の作成例
夫40歳、妻36歳で出産。子供は大学4年間で卒業し、就職のケース

2022年 23     35 36 37 38 39 40 41 42
夫43歳 44     56 57 58 59 60 61 62 63
                   定年
妻39歳 40     52 53 54 55 56 57 58 59

3歳  4     16 17 18 19 20 21 22 23
         義務    大学     大学卒業
        教育終了  入学      就職
        高校入学 

作成ポイント
・夫婦と子供の年齢を記入
・大学入学や定年退職など、預貸される出来事も記入  

モデル世帯の場合、
60歳定年の時に子供は大学2年の可能性が高く、

卒業までに少なくとも2~3年の
資金支援が必要となりそうなことが、
ライフプラン表から一目で理解できます。

50~60歳に教育費を無計画に使うと、
老後向けの資金が不足する事態になりかねません。

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収入が不足する場合は、
まず取り組むべきは日時用の支出の抑制です。

スマートフォンの料金プランを割安にしたり、
日常の衝動買いや外食を控えたりするなど
小さな支出にも気を配りましょう。

車を所有している場合は、
最も教育費がかかる間だけ手放し、

レンタカーなどで
過ごすという選択もあります。

また、晩婚世帯は
まとまった支出必要となるため、

子供の幼少期は金銭的余裕が
あることがおおいです。

この時期に、おもちゃなどを
過剰に買い与えるなど支出を拡大させると、
後の収支に影響を与える可能性があります。

今は家計が大丈夫でも、
一番お金が必要な時に向けた貯蓄が
進みませんのでぐっと我慢しましょう。

子供が義務教育期間を終えて、
高校生くらいになったら、

家計や進路について話し合って、
意識を共有することも大事です。

話をしておかないと、
どういう進路にどれだけのお金が
必要が分かりません。

例えば大進学を希望しているいるなら、
国立か私立が、文系か理系かによって
かかる費用は違ってきます。

まずは子供の志望と親の準備を
すりあわせておきましょう。

教育費と老後資金の収支計画に
生き詰まった場合は、

老後資金を優先する決断も
頭に入れておきましょう。

老後に親の生活が安定することは、
子供にとっても大事なことです。

足りない教育費は、奨学金の活用などの
選択肢も検討しましょう。

●マネープランのポイント
・ライフプラン表を作成し、
 最も費用がかかる時期の夫婦の年齢を確認
・日々の支出を節約。かわいいからと
 おもちゃなどを買い与えすぎない
・家計や進路について、子供と話し合いをしておく
・老後資金と教育費を同時にためるのが
 難しい場合、老後資金を優先する

まとめ

いかがだったでしょうか?

晩婚の親は社会人経験を
踏まえた金銭感覚で、

お金の重要性を子供に
伝えることができるはずですので、

知恵を絞って家計のやりくりを
乗り切ってくださいね。

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