インフレ時の資産運用や資産形成は? インフレ時の資産運用や資産形成は?

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インフレ時の資産運用や資産形成は?

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急激な円安や、
ロシアのウクライナ侵攻による

貿易の停滞などで生活に身近なモノや
サービスの値段が上がっています。

専門家はこうした物価上昇
(インフレ)を機に、

資産の一部を長期的な視野で
分散投資することを検討しましょう。

そこで今回は、インフレ時の資産運用や
資産形成についてお伝えしてまいります。

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インフレ時の資産運用や資産形成は?

生活に欠かせない食品や
電気・ガスなどの値段が上がり、

4月の消費者物価指数(2020年=100)は、
生鮮食品を除く総合指数が101.4と

前年同月から2.1%上昇し、
実に8ヶ月連続になります。

預金は低金利のままなので、
相対的にお金の価値が下がっています。

日本は長期間デフレだったので、
ピントこない人も多いでしょう。

インフレが年率2%で進むと、
例えば今3500万円のマンションといったモノが
35年たつと約7000万円に値上がりします。

購入に向けて、毎年100万円を
積み立てるケースを考えてみましょう
(税金は考慮しない)。

年2%の利回りで複利運用しても
35年では約5000万円で、
購入できません。

年4%で複利運用すると、
約7370万円となり、購入できます。

同じ金額を積み立てる場合は、
インフレ率と同じ利回りで運用しても
お金の価値(購買力)は維持できません。

インフレがどれくらい続くか
分かりませんが、

インフレ期は現金を持ち続けていても、
デフレ期に比べて買えるものが
少なくなります。

では、インフレ期の資産形成は
どう考えればいいのでしょうか。

生活費や旅行費、車の購入費など
短期的に使う予定のある資金は、

預貯金など元本が保証されたもので
準備する必要があります。

インフレが続くと、
老後資金が足りなくなるかもしれません。

こうした資金の準備に投資を
検討してもいいでしょう。

その際には分散投資をお勧めします。

投資の世界には
「一つのカゴに卵を盛るな」
という格言があります。

投資先を一つに集中せず、
分散させてリスクを抑えようという考えです。

分散には「資産の分散」「地域の分散」
「時間の分散」の3種類があります。

「資産の分散」は株式や債券、
投資信託など特性の異なる資格を
組み合わせることです。

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「地域の分散」はことなる
地域の資産などを持ち、
リスクを低減することです。

初心者には、ハードルが高そうですが、
投信は月100円から買えるほか、

「全世界株式」などあらかじめ
分散投資をしている商品もあります。
 
「時間の分散」という考えも大切で、
毎月一定額を長期にわたって購入します。

価格が高い時期は少なく、
安い時期には多く買います。

●「分散投資」とは?
◯資産の分散
預貯金、株式、債権、投資信託など
特性の異なる複数の資産を組み合わせる
国内株式/外国株式/国内債権/
外国債券/国内リート/海外リート

◯時間の分散
少額・定期定額で投資し、
価格が高い時期は少なく、
価格が低い時期は多く投資する

◯地域の分散
複数の地域や通貨を組み合わせる

投資する際には、税制優遇を
受けられる制度を活用しましょう。

投資信託などは、売却時に
運用益に対し約20%が課税されます。

一方、「つみたてNISA(ニーサ)」や「一般NISA」、
個人確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」
などの

税制優遇制度を利用して購入した場合は、
運用益は原則非課税となります。

つみたてNISAの対象商品は、
金融庁が長期の資産形成に達すると

認めた約210本の投信で、
手数料が低水準のものに限定されています。

投信の数は多く、選ぶのが大変です。

つみたてNISAを利用しなくても、
初心者はつみたてNISAの対象商品から
選ぶとよいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

長期投資は足元の資産の
増減に一喜一憂せず、

売ったり積み立てをやめたりせず、
続けることが大事です。 
 
  

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