夏前のエアコンのチェックや掃除の方法は?

本格的な夏を前に、
コロナ禍の影響などでエアコンの
品不足が懸念されています。

今のうちにきちんと動くか
チェックするとともに、

適切な手入れをして故障を防ぎ、
快適な夏を過ごしたいところです。

そこで今回は、夏前のエアコンの
チェックや掃除の方法について
お伝えしてまいります。

夏前のエアコンのチェックや掃除の方法は?

夏に突然自宅のエアコンから
冷たい風が出なくなり、異臭がしてきた...

そのような経験はないでしょうか?

総務省消防庁などによると、
毎年、熱中症の搬送車は７月に急増します。

2021年、東京23区や大阪市内の屋内で、
熱中症により死亡した人の約9割が
エアコンを使っていませんでした。

気象庁の3月予報では、
今夏は北日本や東日本で平年より
暑くなると予想されています。

しかし、世界的な半導体不足に加えて、
中国・上海のロックダウン（都市封鎖）で

工場が閉鎖されるなどした影響で
エアコンが品薄になり、
部品も不足して修理が難しくなっています。

暑い夏を無事に乗り切るため、
専門家は家庭での対策を呼びかけています。

まずは、エアコンを試運転し、
不具合がないか確認しましょう。

ダイキン工業が進めるやり方は、
運転モードを「冷房」にして
最低温度（16～18度）に設定、

10分程度運転し、冷風が出ていますが、
異常を示すランプが点滅していないか確認します。

さらに30分ほど運転して、
水漏れや異臭がないか、
異常な音が手ていないかもチェックします。

異常があれば、販売店や
メーカーの相談窓口に相談しましょう。

故障を防ぐためには、
定期的な手入れが有効です。

コロナ禍で在宅時間が長くなり、
清掃の依頼も増えています。

電源を入れて臭いがしたら、
内部に付着しているカビが
飛び散っている証です。

すぐに対策をしましょう。

お勧めはフィルターの掃除です。

事故防止のため、作業を始める前に
必ずプラグを抜いておきましょう。

エアコン本体のカバーを開け、
フィルターをつけたまま
掃除機でホコリを吸い取ります。

ある程度ホコリが取れたら、
フィルターを外し、
浴室などで水洗いします。

ホコリはフィルターの表面に付着しているため、
裏面からシャワーを当てましょう。

油汚れなどがついている場合は、
台所用中性洗剤をぬるま湯で薄めて

古い歯ブラシなどをつけ、
そっとこするようにして落とします。

洗い終わったタオルで
優しく挟むように水気を拭きます。

陰干しは時間がかかり、
干している間に汚れがつくのでお勧めしません。

自動で掃除をするタイプの
エアコンでも手順は同じです。

ダストボックスがついていたら、
その清掃もしましょう。

フィルターにホコリがたまると
そこからカビが発生するため、
2週間に1回は掃除をしましょう。

放置して、吹き出し口までカビが広がったら、
専門業者に依頼する必要があります。

その場合は、応急処置として、
割り箸にキッチンペーパーを巻き、
輪ゴムでとめた棒を用意します。

ペーパー部分を茹で湿らせて固く絞り、
内部のフィンを傷つけないよう、
見える範囲だけ拭き取ります。

室外機にも注意が必要です。

近くに物を置かないようにし、
ペットの毛や粉塵などの
汚れがついたら落とします。

排水を屋外に出す
ドレンホースも紫外線で劣化し、
割れることがあるので、時折確認します。

ホースの先から虫が入らないよう、
ホームセンターなどで売っている
専用のキャップをつけるのもお勧めです。

最新型のエアコンでもカビを
完全に防ぐことは難しく、

年に一度は専門業者に内部の清掃を
してもらうのが理想的です。

●エアコンの点検と手入れのポイント
・試運転で異常がないか確認
・掃除の際は必ず電源プラグを抜く
・フィルターの水洗いは裏面からシャワー
・吹き出し口のカビは見える範囲で落とす
・室外機やドレンホースもチェックする
・年に１度は専門業者に依頼

まとめ

いかがだったでしょうか?

家庭でも掃除をすることで
カビの発生を抑えられ、
故障のリスクを減らせますよ。　
　
　　

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