夏を乗り切るフレイル予防の食事とは? 夏を乗り切るフレイル予防の食事とは?

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夏を乗り切るフレイル予防の食事とは?

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筋力の低下や低栄養を防ぐには、
バランスのとれた食事が欠かせません。

ただ、暑くなると食欲が減り、
「食事をする気になりません」
という人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、暑さに負けずに、
夏を乗り切るための
フレイル予防の食事の基本や

簡単にできる料理のコツを
お伝えしてまいります。

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夏を乗り切るフレイル予防の食事とは?

フレイル予防に大切な食習慣として、
現役世代は生活習慣病の予防のために、

メタボリックシンドロームなどに
気をつける必要があります。

一方、年齢を重ねると、
低栄養にならない食習慣が大切になります。

栄養が不足した状態が続くと、
筋肉量が低下してしまい、
要介護者状態になるリスクが高まります。

歩くスピードが遅くなったり、
便の蓋が開けにくくなったりしている人は
注意が必要です。

予防の第一歩は適正体重を知ることです。
体格指数(BMI)は65歳以上の場合、
21.5~24.9を目標にするといいとされています。

BMIは、体重(㌔)を身長(㍍)で
2回割ると算出できます。

食事は主食、主菜、副菜を組み合わせると、
栄養バランスを取りやすいです。

主食でエネルギーを確保し、
主菜で骨格や筋肉を作る
タンパク質を意識して取ることが大切です。

タンパク質の1日の摂取量は、
65歳以上なら体重1キロあたり
1グラムが目安です。

体重60キロなら
1日60グラムを目標にしてください。

卵や豆腐を使えば、
料理のバリエーションが多くなります。

魚や肉もしっかり食べましょう。

魚は、カルシウムの吸収を促す
ビタミンDが豊富に含まれてます。

暑い時期のフレイル予防の
ポイントで重要なのは、
「1日3食」と「水分補給」です。

シニア期は一度にたくさん食べられないので、
栄養を後で補うのが難しいです。

食事を抜いてしまうと、
1日の栄養の摂取量が大きく減ってしまいます。

1日3食を決まった時間に食べることが、
生活のリズムを作ることにもつながります。

意識的に水分を補給するのも大切です。

特に弁当や惣菜は、水気が少ないメニューが
多いので要注意です。

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食事とあわせて、コップ1杯の水を
飲みきるよう意識するとよいでしょう。

夏場は、喉越しがいい麺類を
食べる機会が増えますが、

そんなときも、サラダチキンや
温泉卵などでタンパク質を
補いたいところです。

刻んだ大葉をのせれば、
ビタミンAもとれます。

カット野菜や冷凍野菜も
上手に活用しましょう。

冷凍のとろろ芋はエネルギーも補えます。

料理のしやすつや食べやすさから、
同じものを繰り返し食べてしまいがちです。

そこでバリエーションを
増やすことを意識します。

おすすめは、鳥のそぼろや
なめたけなどの瓶詰めです。

ちょっと足すと食べやすくなります。
ただし、塩分が多いので、

味のアクセントとして
少しだけ加えるようにしてください。

●フレイル予防に効果的な食事ポイント
適正体重を知る
BMI(体格指数)=体重(kg)÷(m)÷(m)
例:身長160cm、体重60kgなら...
  60÷1.6÷1.6=23.4...
65歳以上の人のBMI
21.5~24.9が目標

タンパク質をとれる食材
タンパク質の1日の目標量=体重1kgあたり1g
※体重60kgの人なら1日60g

豚肉もも100g=18g
鶏卵1個(約50g)=6g
ブリ80g=18g
木綿豆腐200g=13g

夏におすすめの一工夫
1.麺類は「ちょい足し」で栄養アップ
うどん+温泉卵(タンパク質、鉄、ミネラル)
    刻んだオクラ(食物繊維)
    とろろ芋(カリウム)

2.市販品を上手に活用
水煮野菜とサバのみそ煮の缶詰でサバ汁

まとめ

いかがだったでしょうか?

高齢期は職が細くなるので、
副菜など小さいおかずを
組み合わせて品目を増やし、

栄養のバランスを取るように
するといいですね。 
 
  

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