首下がり症候群とはなに、その症状や原因と治療法は? 首下がり症候群とはなに、その症状や原因と治療法は?

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首下がり症候群とはなに、その症状や原因と治療法は?

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首が絶えず曲がり、
前を向けなくなる「首下がり症候群」は、
70歳以上の高齢者によくみられます。

加齢に伴って発症するケースが多いですが、
軽い症状のうちは運動療法が
有効な場合もあります。

首に違和感が出たら早めにかかりつけ医に
相談することが大切でする。

そこで今回は、首下がり症候群とは
どのようなもので、

その症状や原因と治療法について
お伝えしてまいります。

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首下がり症候群とはなに、その症状は?

首下がり症候群は、
からぢを起こした状態で、

首を持ち上げてまっすぐ前を
見ることができない症状の総称です。

あおむけに寝ると元に戻るのが特徴です。

五感の中で視覚によって得られる情報は多く、
前を見ることができないことで、

生活の質(QOL)は大きく低下します。

また、首の異常は姿勢の
悪化にもつながるため、
歩行にも支障がでてきます。

肩こりのような違和感が出たり、
頭を重く感じるようになったりするうち、

頭をむりに上げようとすると首や背中に
痛みを感じるようになります。

症状が悪化すると、
食べ物を上手く飲み込めなくなる
「嚥下障害」を伴う人もいます。

●首下がり症候群の症状
・肩こりのような違和感
・頭を上げようとすると、首や腰が痛い
・食べ物がうまくのみ込めない

首下がり症候群の原因は?

首が持ち上がらない原因としては、
首の骨が曲がる場合と、

背中や腰の背骨が曲がる場合の
二つがあります。

それぞれで姿勢が異なり、
首の骨が原因の場合には背中が
反り返った姿勢になることが多いです。

一方、背中や腰の骨が原因の場合には、
背中は前に曲がり、

頭が足より前に出ることが多くなります。

このように首や背中、
腰の骨が曲がってしまう理由は様々ですが、

加齢に伴い、背骨と背骨の間にある
椎間板というクッションがすり減ってしまったり、

首を支える筋肉が弱くなったりすることが
原因となっていることが多いです。

このほか、手足が震える難病
「パーキンソン病」など

神経が原因となっている病気や
中枢神経に働く薬の影響で、

筋肉の緊張が損なわれて姿勢が
崩れた結果、首が下ることもあります。

首下がり症候群の治療法は?

問診やX線検査などで、
おおよその原因は分かります。

しかし、原因は一つであるとは限らず、
いくつかの原因が重なって症状が
出ていることもあります。

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急に首が下がってしまったという
急性発症の場合には、

首の炎症や薬の影響で
起きていることもあります。

前者の波愛には炎症を抑える薬や
首を固定する装具(頸椎カラー)を
付けて首を支えます。

校舎の場合には、薬を中止することで
改善することが多くあります。

首が曲がった状態が超期間続くと、
前が見えないことに加えて、

首を通る神経が圧迫を受けて
しびれや痛みが出てくることがあります。

使用上の持続期間や神経障害の程度によって
手術を検討することもあります。

手術では、チタン合金などでてきた
金属を使って首や背中の骨の曲がりを戻し、

固定します。大きな効果が期待できる一方、
背骨が部分的に固定されることや

手術自体の身体的負担などの問題もあり、
担当医とよく相談することが必要です。

軽症や中等症の人は、
首や背中の筋肉を鍛える

運動療法によって症状が軽減
できることもあります。

うつぶせの状態で体を起こし、
肘で支える方法などが代表例です。

違和感や痛みが出たら早めに
受診するとともに、
日常生活に取り入れてみてください。

●首下がり症候群の治療法
首の炎症がある場合...
・首を頚椎カラーで固定する
・鎮痛剤などを試して症状の回復を待つ

中枢神経の薬が原因の場合は...
・かかりつけ医と相談し、薬の一部を中止

症状が軽い時の運動療法の一例
うつぶせで全身の力を抜く
     ↓
体をゆっくり起こして肘で支える

しびれや痛みが長く続く場合は...
・金属を使って曲がりを戻し固定する手術を行う

まとめ

いかがだったでしょうか?

首が下がって前を見られないと、
日常せ以下つは大きく制限されます。

背骨のどの部分に問題があるのか、
その原因は何なのかを早期に診断し、

原因に応じた治療法はかかりつけ医と
相談しながら取り入れてみてくださいね。
 

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