尿漏れの対策方法や吸水パッドの注意点は?
尿漏れは身近な悩みですが、
今は働くシニアも多く、
職場で気にしながら
過ごす人も少なくありません。
そこで今回は、
尿漏れの対策方法や吸水パッドの
注意点についてお伝えします。
尿漏れの対策方法や吸水パッドの注意点は?
尿は本来、膀胱に少しずつたまり
満杯になった際の尿意でトイレにいくと、
大脳が命令を出して膀胱が収縮、
尿道が開いて排出されます。
男女とも年齢を重ねると、
排尿トラブルと
膀胱が過敏になる「過活動膀胱」が増え、
急な尿意でトイレが間に合わない
「切迫性尿失禁」が起きやすくなります。
特に女性は、尿道が短く漏れやすくなります。
くしゃみなど腹部に力がかかって
時の漏れは「腹圧性尿失禁」といいます。
膀胱をを支え、尿道をしめる
「骨盤底筋群」が弱まることが原因とされます。
気になる人は排尿日誌をつけて、
排尿の目安と比べるとよいでしょう。
尿量は計量カップを用意して量ります。
この日誌をもとに1日の尿量が
体重1キロあたり20~25ミリリットルになるよう
水分摂取するのが望ましいです。
尿は健康のバロメーターですので、
ちょろちょろとしか出せない、
残尿感がある時など、
治療が必要な場合もあります。
気になったら泌尿科に相談してください。
男性は前立腺肥大などで
尿が出にくくなる「排尿障害」も多いです。
自分で試せる対策もあります。
腹圧性尿失禁の場合は骨盤底筋群を鍛える体操がおすすめです。
日本コンチネンス協会がホームページで紹介しています。
同協会は電話相談(0570-05-1145)も受け付けています。
切迫性尿失禁は、ある程度、
尿をためる習慣を心がけたいところです。
心配して早め早めに
トイレに行くのは避けましょう。
膀胱が小さくなり、
尿をためられなくなるからです。
腹圧性尿失禁または切迫性尿失禁の場合は
1.最初の尿意は1回我慢する
2.尿意が遠のいたら肛門を締めながら
背筋を伸ばしてトイレに移動
駆け込むのはNGです。
尿意のあるときは
膀胱が収縮しています。
急ぎ足になると骨盤底筋群も動き、
腹圧もかかりやすく、
尿が漏れやすくなります。
不安なときは尿漏れ用吸水パッドなどを
活用するとよいでしょう。
女性は生理用ナプキンで
代用できると思いがちです、
経血とにようは性質が違い、
尿は水分量が多く、
消臭の仕組みも異なるので、
専用のケア用品を選んでください。
パッケージのある
「80cc(ミリリットル)」「150cc」などの
吸水料の目安を参考にしてください。
下着ににじむ程度の軽い尿漏れの排尿量は、
1回55~15cc程度です。
今は薄型の紙パンツも充実しています。
●正常な排尿の目安
・回数は日中4~7回、夜間0~1回
・1日の尿量は体重1キロあたり20~25ミリリットル
・軽い尿意を感じいから30~60分程度我慢できる
・200~500ミリリットルためられ
・いきまずに10~30病で出し終える
・尿は透明な薄い黄色
まとめ
いかがだったでしょうか?
紙パンツは長時間使うことを
想定していますが、
失禁の回数や量などに応じて
上手に使ってくださいね。
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