車いすや福祉用具を利用する際の注意点は? 車いすや福祉用具を利用する際の注意点は?

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車いすや福祉用具を利用する際の注意点は?

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車いすや歩行器など、
高齢者や障がい者の暮らしを
支える福祉用具ですが、

転倒などの事故も少なくない中で、
民間企業や病院が連携して、

安全で使いやすい機器の開発が
進んでいます。

そこで今回は、車いすなどの福祉用具を
利用する際の注意点についてお伝えします。

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車いすや福祉用具を利用する際の注意点は?

一般的な車いすは、
傾斜のある道や砂利道などを進むには、
相当の腕力が求められます。

砂利や坂道、玄関の段差などで
バランスをとるのは難しく、
転倒の危険もあります。

押す側が高齢者の場合は特に、
体力的に負担も大きくなります。

また、一般的な車いすは、
前輪360度回転する仕組みが多く、

直進時に砂利や溝に
車輪がはまりやすいです。

独立行政法人
「製品評価技術基盤機構(NITE)」によると、

車いす(電動、手動、風呂用などを含む)の
死亡事故は、2007年以降で
143件確認されています。

その中には、速攻に転落したり、
段差を乗り越える際にバランスを失って
転倒したりしたケースがありました。

福祉用具を安全に使いこなすためのポイントは、
解除する人も実際に使ってみて、

注意すべき点や快適な介助方法を
知っておくことです。

介助者が利用者を抱え、
車いすからクルマなどに移乗する際に、
利用者の片方の足がクルマの

フットレスト(足置き)に
残っていることに気づかずに、

利用者の身体をひねってしまう
事故も少なくありません。

利用者が介助者なしでした方が
より安全な動作もあります。

利用者とともに、
「できる動作、できない動作」を
確認しあうことも大切です。

●福祉用具の利用中に起きた事故やケガの例
車いす ※電動を含む
・走行中、踏切内で動けなくなり列車と接触して死亡
・転倒して用水路に転落している状態で発見。
病院に搬送後、死亡
・スロープを下っている際に介助者と共に転倒し、
利用者が負傷

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介護ベッド
・家族が昇降スイッチを操作し、
利用者の右腕がベッドの手すりと
マットレスの間に挟まり負傷
・利用者がベッドから車いすに
移乗しようとしたところ、足を負傷

歩行器 ※歩行補助車を含む
・歩行器を使って歩行中に転落し、負傷
・車輪が段差に引っかかって転倒し、
左手小指を負傷

業態を超えた連携で福祉機器を
開発する例も増えています。

島根県で医療福祉機器の開発や製造を行う
「キシ・エンジニアリング」は2019年、

出雲市民リハビリテーション病院と共同で、
病院向けの多機能リハビリ用歩行器
「さばーる」を開発しました。

一般的な歩行器は、歩行器の姿勢を
滑りやすくなっています。

歩行器をさえに立ち上がろうとすると、
歩行器を動き出して転倒する
ケースも少なくありません。

さばーるは、ハンドルを手前に倒して
ブレーキをかけて、接地面で車輪を
固定できる仕組みを取り入れました

福祉機器開発の「マリス creativedesingn」
九州工業大学などとの連携で、
視覚障害者向けの補助機器
「seeker(シーカー)」の開発、商品化を進めています。

人工知能(AI)と小型カメラを搭載した専用の眼鏡と、
振動装置付きの白状をセットで利用します。

AIで衝突する危険がある物を検知すると、
白状が振動して、危険を知らせる仕組みです。

衝突事故の防止ツールとして期待させられます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

当事者の声はもちろんですが、
た業種や教育期間など
複数の視野と技術を持ち寄ることで、

安全性が高くニーズに
合ったものができますね。

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