これって依存症かもと思ったらどうする、相談先は?
特定ののものや行動に心を奪われて、
「やめよう」と思っても
やめられない状態になることを
依存症と言います。
依存症になると、脳の状態が変化して、
欲求そのものや行動を
コントロールできなくなり、
自分の意思でやめることが困難になります。
その結果、他のことがおろそかになる、
かぞくなど身近な人に心配や迷惑をかける、
仕事や学校を休みがちになる、
健康を損なうなどの影響をもたらします。
そこで今回は、
これって依存症かもと思ったら
どうすればよいのか、
相談先についてお伝えしてまいります。
これって依存症かもと思ったらどうする、相談先は?
●自分で治せる
依存症はコントロール障害と
言われる病気です。
「意思が弱いから」
「正確に問題があるから」ではなく、
ちょっとしたきっかけで
誰でもなる可能性があります。
しかし、、専門の医療機関や相談機関、
自助グループなどのサポートを得て、
回復することは可能です。
依存症で苦しんでいる人は
「やめたい」「やめなくちゃ」
「でもやりたい」「少しなら大丈夫」
と気持ちが揺れ動いています。
誰にも相談できず、抱え込み、
さらに深みにはまってしまうことも
少なくありません。
また、家族などが状況を把握していて
も他人に相談することを躊躇してしまい、
自体が悪化する場合もあります。
早めに専門機関に相談するようにしましょう。
・依存症の例
アルコール
薬物
ギャンブル
ゲーム
インターネット
買い物
●子供の話に耳を傾けて
インターネットやゲームの
仕様をコントロールできず、
日常生活に支障が起きる依存もあります。
大人はもちろん子供も
「夜更かしして寝坊し、学校を休む」
「成績が落ちる」「ゲームネットがやめられない」
といった問題が起こっています。
スマホやゲーム機を与える前に、
仕様時間や使用場所などの
ルールを設けるようにしましょう。
また、子供がゲームに依存する場合は、
他に原因がある場合も考えられます。
学校や友達、進路ロのことなどで
悩んでいる可能性もあるので、
子供の話に耳を傾けるようにしましょう。
●身近な人のこころに不調を感じたら
身近な人が、ストレスや依存症など
こころの不調を抱えていると感じたら、
自分だけで、あるいは家族だけで
解決しようとしないでください。
「気持ちを切り替えたらいい」
「一緒にでかけて息抜きしよう」
などと良かれと思って働き掛けても、
状況が悪化してしまうこともあります。
まずは、専門機関に相談しましょう。
●ひとりで抱え込まないこと
ストレスによるこころの
不調や依存症について、
専門機関への相談を
ためらっている理由として、
「家族のプライベートなことを知らない人に話すのは嫌だ」
「本人の許可なく相談していることを知られるのが怖い」
などがあります。
相談内容については守秘義務があり、
相談してきた人の了解を得ず、
他の人に伝えることはないので
安心してください。
相談することで、
ひとりでは思いつかなかったものの見方や
解決方法に気づけるかもしれません。
まとめ
専門の相談機関では、
こころに不調をかかえる本人だけではなく、
家族や身近な人の本人の関わり方、
声の掛け方などを助言することもあります。
1回の相談で問題が解決しないことも
少なくないため、
継続して相談を受けることもあります。
相談窓口※相談は無料
●心の電話相談
☎06-6607-8814
9:30~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
●こころの健康相談統一ダイヤル
☎0570-064-556
大阪在住の方 9:30~17:00
大阪市在住の方 10:00~17:00
堺市在住の方 9:00~12:00、12:45~17:00
※夜間相談も実施18:30~22:30(受付は22:00まで)
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