間質性肺炎の原因や症状、治療の方法は? 間質性肺炎の原因や症状、治療の方法は?

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間質性肺炎の原因や症状、治療の方法は?

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間質性肺炎は、肺の組織が硬くなり、
体の中に酸素を取り込みにくくなる病気です。

乾いたせきが続く人や、
息切れで歩くのが遅い人は
この病気の可能性があります。

風邪などをきっかけに
急激に悪化することもあり、

呼吸器系の感染症が多い
冬場は特に注意が必要です。

そこで今回は、
間質性肺炎の原因や症状、
治療の方法についてお伝えしてまいります。

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間質性肺炎の原因は?

口や花から吸い込んだ空気は、
気道を通って肺の奥にある
「肺胞」と呼ばれる小さな小袋に届きます。

肺胞の壁(間質)には毛細血管があり、
新鮮な酸素と不要な二酸化炭素の
交換が行われています。

間質性肺炎では、
この肺胞の壁に炎症が起き、
壁が硬く、分厚くなります。

こうした「線維化」が進むと、
毛細血管の中に酸素を
うまく取り込めなくなります。

間質性肺炎の中には、
原因が特定できるもがあります。

例えば、関節リウマチなどの
免疫細胞の異常や、

抗がん剤など薬の副作用で
起こることがあるとされます。

また、過去の仕事などで
吸い込んだアスベスト(石綿)や、

ペットの飼育、カビ、ほこりなどの環境が、
原因となることもあります。

一方で、原因が特定でないものは
「突発性」と呼ばれ、

その代表例である「突発性線維症」は
国の指定難病です。

突発性肺線維症の患者は
60~70歳代の男性が多く、
喫煙者が目立ちます。

●間質性肺炎の原因(特定できるもの)
免疫の異常
関節製リウマチ、全身強皮症、
多発性筋炎/皮膚筋炎など


抗がん剤、漢方薬、サプリなどの副作用

仕事
アスベスト(石綿)の吹付けによる吸引など

住環境
ペット(特に鳥)、カビ、ほこり

問診のときに詳細が確認される
喫煙はリスク要因なのですぐにやめる

間質性肺炎の症状は?

一般的な肺炎ではたんが絡んだせきが出ます。

これに対して、間質性肺炎は
たんを伴わない乾いたせきが出るほか、

歩行や入浴、
食事などの際に息切れがあります。

このような症状があっても
長年の喫煙や年齢が原因と考え、

医療機関を受診しない人も
多いので要注意です。

病気は徐々に進行し、
安静時にも酸素療法が
必要になることもあります。

風邪などで体に
ストレスがかかった時には、
病状が一気に進行し、

激しい息切れや
発熱が出ることがあります。

急性憎悪と呼ばれる状態で、
この場合治療は難しく、

突発性肺線維症の脂肪原因の
約4割を占めるといわれています。

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●間質性肺炎の症状
・乾いた席が続く
・歩行や入浴、食事で息切れする
・炎症が起きた間質が硬く分厚くなる

酸素をうまく取り込めなくなる

間質性肺炎の治療の方法は?

間質性肺炎の診断では、
胸部レントゲンや

コンピューター断層撮影法(CT)などの
画像検査や血液検査などを行います。

肺の組織を採取して調べる
肺生検などを行うこともあります。

原因が特定できるものについては、
その原因に対する治療を進めています。

関節リウマチなどはステロイドや
免疫抑制剤で炎症を抑えます。

薬やカビ、ほこりなどではそれらを
取り除くことで症状が改善することがあります。

喫煙の週間がある人も、
禁煙だけでよくなる場合もあります。

原因が特定できない突発性肺線維症では、
線維化を抑える薬で症状の進行を
遅らせることを目標にします。

量が減ると、筋肉量が落ちてきます。

呼吸に使われる筋肉も衰えると、
ますます息苦しくなるという
悪循環が起きるため、

薬などによる治療とともに、
呼吸リハビリテーションも重要です。

歩行やスクワットなどで
下半身の筋肉を中心に鍛えましょう。

呼吸が苦しいと食べ物を
飲み込むのもつらくなり、

食事量も落ち、
筋肉量の減少につながります。

少ない量でも自由分な栄養をとれる
食事のメニューや栄養補助食品を
取り入れることが大切です。

●間質性肺炎の治療
□原因を取り除く(ペットの飼育、薬など)
□ステロイドや免疫抑制剤で炎症を抑える
□線維化を抑える薬で、病気の進行を遅らせる

呼吸のリハビリテーションの一例
・椅子の背もたれを持ち息を吐きながらかかとを上げる(20回ほど)
・椅子の背もたれを持ち、行きを履きながら立ち上がる(10回ほど)
・椅子の背もたれを持ち、行きを履きながら横にあげる(20回ほど)

まとめ

いかがだったでしょうか?

間質性肺炎の人は、
インフルエンザや風邪などを
きっかけに急に激に悪化します。

特に突発性肺線維章の方は
命に関わることもありますので、

新型コロナウイルス感染症対策と
おなじように手洗いやうがい、
マスクの着用をを心がけましょう。

またインフルエンザや肺炎球菌のワクチンも
主治医と相談してくださいね。

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