高齢者のオーラルケアをどうすればいい? 高齢者のオーラルケアをどうすればいい?

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高齢者のオーラルケアをどうすればいい?

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口の機能が衰えると、
食事や会話に困るなど
日常生活に影響します。

口の中を清潔にして、かんだり、
のみ込んだりする力を
低下させないことが重要です。

そこで今回は、
高齢者のオーラルケアについて
お伝えしてまいります。

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高齢者のオーラルケアをどうすればいい?

歯の本数が減るなどして
口腔機能が落ちると、

食べられるものが減り、
栄養バランスが偏ります。

体全体の衰えにつながりかねません。

オーラルフレイルの人は、
健康な人に比べ、

全身のフレイルや要介護の状態になる
リスクが高いというデータがあります。

日本歯科医師会では1986年から、
80歳で20本以上の歯を保つ
「8020運動」に取り組んでいます。

当初の達成者は10%未満でしたが、
今は50%を超えています。

普段の歯磨きでは、
特に歯と歯ぐきの境目を
きれいにすることが大切です。

歯と歯の間の汚れは、
歯ブラシだけでは取りきれません。

歯間ブラシやデンタルフロスの併用がお勧めです。

かかりつけの歯科医師を見つけ、
定期的に診てもらうのも重要です。

必要に応じて、専用の機械で
口の中の掃除をしてもらえます。

口の衰えは、40歳代から出始める傾向にあります。

早い段階で気づいて、
対策するのがポイントです。

オーラルフレイルのチェック表で、
自分の状態を確認してみてください。

●口の昨日を維持するためにできること
・歯間ブラシやデンタルフロスの利用
・歯科の定期的な受診
・口の周りのマッサージや下の体操

唾液を出しやすくするための舌下腺マッサージ
あごの中心あたりの柔らかい部分に
両手の親指をそろえて当て、
10回ほど上方向にゆっくり押し当てる

●オーラルフレイルのセルフチェック表
質問             はい いいえ
□半年前と比べて、硬いものが食べにくくなった
□お茶や汁物でむせることがある
□義歯を入れている※
□口の乾きがきになる
□半年前と比べて、外出が少なくなった
□さきイカやたくあんくらいの
硬さの食べ物を噛むことができる
□1日に2回以上、歯を磨く
□1年に1回以上、歯医者に行く

合計の点数  オーラルフレイルの危険性
0~2点     低い
3点        あり
4点以上     高い
※義歯を入れて硬いものを食べることは大切

●高齢者のオーラルケアのポイント
1. セルフケア
歯磨き
・1日2回、朝晩行う。
・柔らかい毛の歯ブラシを使用する。
・小刻みに動かし、歯と歯茎の間に
 丁寧にブラッシングする。
・フッ素入り歯磨き粉を使用する。

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歯間ブラシ
・歯ブラシでは届かない歯と歯の間の汚れを落とす。
・自分に合ったサイズの歯間ブラシを選ぶ。
・無理に押し込まず、優しく使用する。

舌磨き
・舌苔は口臭の原因となるため、
 専用の舌ブラシでこまめに落とす。

デンタルフロス
・歯間ブラシが難しい場合は、
 デンタルフロスを使用する。
・無理に引っ張らず、ゆっくりと歯垢を除去する。

口腔ケアジェル・スプレー
・唾液の分泌量が少なくなった場合は、
 口腔ケアジェルやスプレーを使用する。
・口腔内の潤滑を保ち、乾燥を防ぐ。

2. 介護者のサポート
手助けが必要な場合
・本人が自分で歯磨きや口腔ケアが難しい場合は、
 介護者がサポートする。
・無理にさせず、本人のペースに合わせる。

口腔ケア用品の選び方
・本人の握力や手先の動きに合った口腔ケア用品を選ぶ。
・介護者も使いやすいものを選ぶ。

定期的な歯科検診
・虫歯や歯周病の早期発見・早期治療のため、
 定期的に歯科検診を受ける。
・義歯の調整や入れ替えも必要に応じて行う。

3. その他
バランスの良い食事
・唾液の分泌を促進するため、
 バランスの良い食事を心がける。
・水分補給も十分に行う。

禁煙
・口腔内の乾燥や歯周病の悪化を防ぐため、禁煙する。

ストレス解消
・ストレスは口腔内の健康にも悪影響を与えるため、
適度な運動や趣味などを通じてストレスを解消する。

日本歯科医師会のホームページには、
口の健康に役立つ動画を載せていますので
ぜひご活用してくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

口の衰えに早く気づいて
全身の健康にもつなげてくださいね。

関連記事:オーラルフレイルとはどのようなもの、その注意点は?
     災害時や避難所でのオーラルケアはどうすればいい?




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