旬の食べ物

牡蠣によるノロウイルスの食中毒はなぜ?感染と対処とアレルギーは?

2017/03/06

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冬は牡蠣にとって旬であり
大変美味しくなる季節ですが、

あなたは牡蠣を食べた後
数日後に体調を崩された
ということはないでしょうか?

もしかしたら食べたそれは
ノロウイルスを蓄えていた牡蠣かもしれません。

では、そのような場合
どうすればよいのでしょうか?

そこで今回は牡蠣に
よるノロウイルスの
原因や感染した場合の対処、
アレルギーとの関係
安全な加熱方法についてお伝えします。

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牡蠣によるノロウイルスの食中毒はなぜ起こるの?

牡蠣は毎日およそ300リットルの
海水の吸水と排水を繰り返しながら

海域のあらゆる成分を
体内に吸収して生息しています。

これは牡蠣などの二枚貝に
中腸腺という器官があるためで、

中腸腺は海水を取り込み
プランクトンだけを捕食し
海水を海に戻す器官です。

そのため、牡蠣が育った海域が
ノロウイルスに汚染されていると

そこで育った牡蠣は
プランクトンと一緒に
ノロウイルスを捕食して
体内に蓄積してしまいます。

そして、その牡蠣を生や
加熱が不十分な状態で摂取してしまうと
食中毒になってしまうのです。

ただ、必ずも摂取した牡蠣が
ノロウイルスを蓄積していた
というケースだけではなく、

ノロウイルスを蓄積していた
牡蠣を調理した場合にも

その調理施設が
汚染されてしまうことがあります。

また、調理者自身が
ノロウイルスに感染していた場合でも

調理の過程で手や指先が
調理施設や食材に触れたために
感染が広がってしまうことも
少なくありません。

因みに感染の原因が
飲食物による摂取の場合は食中毒、

それ以外が原因になった場合には
感染性胃腸炎と呼びます。

では、ノロウイルスに
感染した場合には

どのように対処すればよいのでしょうか?

次の章ではその方法についてお伝えします。

牡蠣を食べてノロウイルスに感染して場合の対処方法

ノロウイルスが体内に入ると
通常は24~48時間の
潜伏期間を経て発症します。

これは10〜100個程度の少量でも
体内でウイルス増殖し続けるためです。

主な症状としては以下の3つになります。

ノロウイルスの症状

●発熱や頭痛と筋肉痛
感染の初期症状として
起こることがあり、

発熱の場合は38度程度で
高熱にはなりません。

●激しい嘔吐や下痢を伴う腹痛
代表的な症状として最もよく現れます。

●脱水症状や誤嚥性肺炎

ウイルスによる直接的な
原因ではありませんが、

上記の症状が続くと
その危険性も高まりますので
注意が必要です。

症状の傾向としては
乳幼児や子供には嘔吐が多く

成人には下痢や腹痛がよく現れます。

また、軽度であれば
その症状が出ないこともあります。

いずれの症状の場合も
重症化することはほとんどなく

数日から10日程度で
後遺症も残らず自然に回復していきます。

ですが、やはり体力や
抵抗力の弱い乳幼児や
高齢者が発症した場合には

脱水症状や誤嚥性肺炎を
併発する恐れもあるので油断は禁物です。

ノロウイルスが発症した時の対処法

今のところノロウイルスに対して
効果的な抗ウイルス薬はないため

治療としては症状にあわせた
対処療法のみになります。

ここで、やってはいけないのが
下痢止めの使用です。

なぜなら、下痢止めには
腸管運動を抑制する成分が
含まれているため

ノロウイルスを胃腸内に
留めてしまうからです。

これでは、いつまでたっても
体外へ排出することができず
回復が遅れてしまいます。

ですから、辛いからといって
下痢止め薬を飲まず

下痢や嘔吐がひどい時には
十分に水分の補給を
行なってしのいでください。

この時に摂取するものは
ただの水よりも
スポーツドリンクや
経口保水液が有効です。

そして、その温度も
常温のままにしておいて
決して冷やすことのないようにしてください。

飲みにくいからといって
冷やしてしまうと、
胃腸による吸収を阻害してしまいます。

治療以外の対処としては
ノロウイルスは感染者が
嘔吐した吐瀉物や糞便に
大量に含まれているので、

正しく処理しておかないと
二次感染を引き起こす恐れが
非常に大きいです。

感染者が床に嘔吐したり
吐瀉物が飛び散った場合は

直接触れないように
ゴム手袋をとマスクを必ず着用し、

速やかに拭き取った後、
塩素系の漂白剤を50倍に薄めたもの

浸した布で何度も
拭くようにしてください。

また、トイレも感染酒が
使用した後は漂白剤で作った
同様の消毒薬で拭いて、

取っ手や下着も塩素系の
漂白剤を250倍に薄めたもので拭いたり
浸け置きするようにしてください。

感染者の体調が回復しても
ノロウイルスを含んだ糞便は
数週間から1ヶ月程度排出し続けるので

その期間は250倍に薄めた漂白剤での
拭き取りを欠かさないほうがよいでしょう。

牡蠣のノロウイルスとアレルギーの関係は?二回目は大丈夫?

よく、牡蠣の
ノロウイルスによる食中毒と
アレルギーを

勘違いされたり
混同されたりする方が
いらっしゃるので
ここで説明しておきます。

今までお伝えてきたように
ノロウイルスによる食中毒は
牡蠣に蓄積されたウイルスが

体内に入ることによって
その症状を引き起こしますが、

牡蠣アレルギーの場合は、
牡蠣に含まれているアレルゲンが
原因となって起こるので
全く別の病気です。

ノロウイルスを
発症した場合の症状が比較的軽度で
しかも自然治癒していくのと比べて

アレルギーの場合は初期の症状こそ
軽度ではありますが、

重症化したり
アナフィラキシーショックを起こすと
命を失う恐れがありますので、
より深刻であるといえます。

他にも特徴を上げると
ノロウイルスによる食中毒は
他の人へ感染する恐れがありますが、

アレルギーの場合は
発症者本人の免疫の問題ですから
それは全くありません。

ただし、アレルギーの場合には
一度その症状を引き起こしてしまうと、

ニ回目にはさらに抵抗を強くして
重症化する可能性が高くなるため
ノロウイルス以上に注意する必要があります。

つまり、スズメバチに刺された場合と
同じような状態です。

牡蠣のノロウイルス カキフライの加熱時間は?

ノロウイルスの感染を防ぐ
一番の方法が十分な加熱です。

なぜならノロウイルスは
熱に弱く加熱すると感染力を失うからです。

加熱調理する場合には
牡蠣の中心温度を85度以上にして

1分以上加熱し続けると
ウイルスは死ぬのですが、

カキフライの場合は
高温の油で揚げらているとは言え

小麦粉やパン粉の衣に
包まれていますので、

200度の高温の油で
サッと衣だけに火を通すような
調理をした場合には

ウイルスが死滅していないことがあります。

ですから、
カキフライを上げる場合には
180度の油に投入し衣の色が
キツネ色になったら

170度まで油の温度を下げて
そこから1分待ちましょう。

こうすることで
牡蠣の中心部まで
85度以上で加熱することができます。

冷凍のカキフライの場合は
油の温度が下がるので
200度の油に投入して
170度あたりまで一旦下げ、

そこから中火でゆっくり温度を上げて
180度をキープして揚げ続けてください。

こちらの場合は
キツネ色になったタイミングで
油から出してもOKです。

まとめ

牡蠣のノロウイルスで
気をつけなければならないのは
本人の感染を防ぐことももちろんですが

周りの人に広がらないように
することも大切なことです。

ですから、そのためには
できるだけ生食を避け

必ず十分に加熱してから
召し上がるようにしてくださいね。
関連記事:牡蠣アレルギーの原因と子供には?症状と治療方法と対処法は?

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