健康

口腔機能低下症とはなに、その原因と判定や改善方法は?

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年老いて噛んだり
飲み込んだりする力が落ちてくると、

栄養不足から体の衰えに
繋がりかねません。

そこで今回は、
口腔機能低下症の原因やその判定、
改善方法についてお伝えしてまいります。

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口腔機能低下症とはなに、その原因は?

人は物を食べる時に、
唇を閉じて下を動かし、

食べ物を歯の上に置いて
かみくだくという動作を繰り返します。

噛み砕かれた食べ物は
唾液によってまとめられ、

舌の動きにより喉の奥に
運ばれて飲み込まれます。

高齢になると、
口の周りの筋力が落ちて、
かむ力や舌を動かす力、
飲み込む力が落ちやすくなります。

それと同時に虫歯や歯周病で、
しっかり噛める歯が減り

筋力低下が進むこともり、
唾液の分泌量も減ります。

高齢者は家族や友人との対話が少なくなって、
人目も気にしなくなりがちです。

そうなると、歯磨きや歯科の受診も減り、
虫歯や歯周病のリスクも高まります。

口の周りの働きが落ちてくると、
硬い野菜や肉などが食べづらくなり、

厚生労働省の調査では、
70歳以上の3割強が

「噛めない食べ物がある」と回答しています。

口の衰えは栄養の偏りや
エネルギー不足を起こし、
全身の健康に悪影響を及ぼします。

東京大学で65歳以上の約2000人を対象に、
かむ力や滑舌など口の働きと、
全身の健康との関係を調査したところによると、

口の機能が低い人たちと
問題のない人たちを約4年後に比べたところ、

低い人たちは要介護認定を受けるリスクや
脂肪のリスクが問題ない人の
2倍超となることが判明しました。

●口腔機能低下の可能性を示す変化
・硬いものが食べにくい
・汁物を飲むと時々むせる 
・口の中が乾く
・薬が飲みにくい
・滑舌が悪い
・食事に時間がかかる
・食べこぼしをする

●口腔機能の低下が及ぼす悪影響
・かむのに使える歯の減少
・かむ力や唇の働きが低下
・口の中のケアがおろそかになる
・身体の衰弱、認知機能の低下
・筋力の低下や免疫力の低下
・食べられない食べ物が出てくる
・栄養の偏りやエネルギー不足

口腔機能低下症の判定や改善方法は?

日本老年歯科医学会は、
口の働きが低下した状態を

「口腔機能低下症」と名付けました。

判定の条件は、
1.口の中の汚れ具合
2.湿り具合
3.歯全体でかむ力
4.舌や唇を動かす働き
5.舌で押す力
6.かみ砕く働き
7.飲み込む働き

以上の7項目です。

例えば、舌や唇の働きは、
「パ」「タ」「カ」のいずれかを

連続して発音して1秒間に
6回以上言えるかを測ったり、

舌の力は、空気入りの球を舌で
押しつぶして計測します。

7項目中3項目以上で基準から外れると
口腔機能低下症に該当します。

改善方法としては、
唇や舌の働きを保つために、

パやタの音を繰り返し発する訓練をしたり、
唾液を出やすくするために

こめかみ周辺やえらの下を
マッサージするとよいでしょう。

また、舌で押すとへこむ器具や、
唇と歯の間に挟み外から

引っぱる器具を使うと、
舌や口の周りの筋肉が鍛えられます。

●口腔機能低下症の判定方法
7項目の検査のうち3項目が当てはまると
口腔機能低下症の疑い

1.舌の汚れを見る

2.舌の湿り具合を見る

3.歯全体のかむ力を測る 
  →特殊なシートを噛む→コンピューターでかむ力を算出

4.唇や舌の運動の機能を調べる
  →「パパパ..」と1秒間に何回言えるかを測る

5.舌の押す力を測る

6.かみ砕く能力を測る
  →グミをかむ→水を口に含み、水に溶け出す糖分の濃度を測る

7.飲み込む際の状況をチェックシートで確認する

まとめ

いかがだったでしょうか?

口の衰えは気づきにくいですが、
食べこぼしや滑舌の悪化などがあれば、

まずは歯科医院に相談するのが理想です。

かみにくいものを避けず、
しっかり噛んで食べる習慣を

若い頃からつけておくことが
予防になりますよ!

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