中食や外食の増加の推移と栄養バランスの解決策や組み合わせは?

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中食や外食の増加の推移と栄養バランスの解決策や組み合わせは?

コンビニやスーパーのお惣菜など
調理済みの食品を家で食べる「中食」や、
気軽な定食店など「外食」の利用が増えています。

そこで今回は中食や外食の増加や推移、
栄養バランスの偏りの解決策や
組み合わせについてお伝えしてまいります。

  

中食や外食の増加の推移は?

日本政策金融公庫の2018年度
上半期消費者同行調査によると、
週1回以上外食する人は38%、

中食では、週1回以上利用する人が
58%に上っていました。

総務省の家計調査の推移を見ると、
中食では主食やその他の調理食品とも
支出額が増えています。

外食(学校給食を除く)は、
デフレなどの影響で 
2011年度に1万73円にまで下がった後に

上昇傾向になって、
2018には1万1407円になっています。

ただ、外食や中食中心の食生活は、
野菜不足に陥りやすいと指摘されており、

2015年の国民・栄養調査では、
週2回以上、外食や持ち帰り弁当・惣菜を
定期的に利用する人は、

主食・主催・副菜を
組み合わせた食事の頻度も少なく、

毎日2回以上利用する人は、
1日あたりの野菜摂取量が
200グラムに満たしませんでした。

これは、忙しい単身世帯や共働き世帯、
高齢者世帯など、自炊出来ない人が
増えているためだと推察されます。

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中食や外食の栄養バランスの解決策や組み合わせは?

では、どのような料理の組み合わせが
健康のために望ましいのでしょう?

年齢や健康状態、体を動かす量などで
理想の食事は異なりますが、

基本的な考え方は、
主食・主菜・副菜でバランスを取ります。

栄養素でいうと、
炭水化物・たんぱく質・食物繊維です。

具体的には、ご飯・肉や
魚・野菜とイメージしましょう。

ざるそばにゆで卵や味付け卵を
1個つける
だけでも、

たんぱく質やビタミン、ミネラルが
加わってバランスが良くなります。

食事を手っ取り早く済ませたいときは、
おにぎりを選ぶ人は多いですが、

1個食べるくらいの時間しかない人は、
肉や魚、卵などの具で
炭水化物とたんぱく質を取りましょう。

梅干しや昆布は、
食物繊維やミネラルを含みますが、
できればもう1品付けましょう。

サラダチキンや卵の入ったサラダを選ぶと、
たんぱく質と食物繊維、ビタミンが加わります。

サンドイッチもおにぎりと同様に、
卵サンドなど具が単品であれば、
野菜や豆が豊富なスープなどがおすすめです。

唐揚げ弁当は、コンビニの
人気メニューの一つではありますが、

野菜が少ないので、野菜のおかずや
サラダ、スープを添えるのが望ましいです。

選び方のコツを覚えれば、
自分の好きな食べ物で
組み合わせることができるようになります。

塩分量が気になるシニアは、
コンビニの食品は明確に表示されているので、
それを基準にすると選びやすいですよ。

●コンビニ食品の望ましい組み合わせの例
・ざるそばゆで卵または味付け玉子
・魚や肉のおにぎり または
 梅干しや昆布のおにぎりチキンや卵が入ったサラダ
・たまごサンド野菜や豆のスープ
・唐揚げ弁当野菜サラダまたは野菜スープ

まとめ

いかがだったでしょうか?

仕事が忙しくなると、自炊を頑張ったり
献立を考えたりする気力がなくなって、
ついつい中食や外食を利用してしまいますが、

そのような食生活が長く続くと
健康への悪影も出てきてしまいますので、

今回の記事を参考に栄養バランスの整った
組み合わせを取り入れてくださいね。

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