自転車事故への備えはどうすればいい、専用の保険は?

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自転車事故への備えはどうすればいい、専用の保険は?

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自転車事故でけがをさせた相手に
治療費などを補償する自転車保険や

共済への加入を義務づける
自治体が増えています。

そこで今回は、自転車事故への備えは
どうすればいいのか?

自転車事故専用の保険には
どのようなものがあるのかについて
お伝えしてまいります。

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自転車事故への備えはどうすればいい、専用の保険は?

東京都は2020年4月、
自転車の利用者に保険加入を
義務付ける条例を施行しました。

国土交通省によると、
4月1日現在で26都道府県が加入を義務化し、
または努力義務としています。

都内では2019年に3万件
あまりの交通事故が発生し、
うち39%に自転車が関係していました。

そのうち年代別では、
65歳以上が関わる事故が
20%と最も多くありました。

高齢者の事故は大ケガにつながりやすく、
小学生の自転車が60歳代の女性にぶつかり、

女性が意識不明の重体になった事故で、
約9500万円の賠償が命じられた
ケースもあります。

都の簡易調査では、
都民の自転車保険加入率は

5割をやや超えましたが、
内容が不十分な人も多いようです。

自転車専用の保険で人気が高いのは、
示談代行サービス付きで、

相手への支払い上限が
1億~3億円程度のタイプです。

インターネットで加入できる
三井住友海上火災保険の
「ネットde保険@さいくる」は、

事故の時はコールセンターから
指示を仰げるほか、
相手と示談交渉も任せられます。

事故の相手には治療費や慰謝料、
壊した物への賠償金など、
上限3億円まで支払われます。

自分の治療費が通院1日あたり
1000円のプランに世帯全員で加入した場合、
年間保険料は1万3980円となります。

すでに火災保険や自動車保険、
障害者保険などに加入している人であれば、
追加の保険料を払い、

補償内容を上乗せすることもできます。

保険会社によって名称は違いますが、
三井住友海上では年間約2000円で
「日常生活賠償特約」が追加できます。

示談代行や相手への支払い上限額など、
「@さいくる」とほぼ同じ内容です。

新たに自転車保険に入るより割安ですが、
専用の保険より補償のカバー範囲が
狭い場合もあります。

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自転車安全整備士がいる
自転車店で安全点検と整備をしてもらうと、

「TSマーク」という1年間の
保険がついたシールを貼ってもらえます。

通常の保険と異なり、家族や友人など
誰が乗っていても適用されます。

事故相手への補償上限は1000万円と
1億円の2種類があります。

点検料金は店によって異なりますが、
上限1億円のマークを選んだ場合、
2000円程度でした。

ただ、補償は重い後遺症が残る
大ケガに限られるなど成約も多いので、
最低限の備えと考えるのが良さそうです。

●自転車事故に備えた保険のさまざま
        特徴        注意点
自転車保険 示談代行付き、補償額  格安プランは示談代行
      1億~3億円が人気。  がなかったり、自転車
      保険料は世帯まとめて  通学の未成年が対象外
      毎月1000円強が目安   だったりすることも
 
特約上乗せ 自動車・火災・傷害など 特約は種類が多く内容
      の保険に入っているなら も複雑。十分確認を 
      特約として補償内容を
      割安に上乗せできる 

TSマーク  プロに自転車を整備して 補償内容はやや物足りないが
      もらうと、保険が付く  整備不良を防げきっかけにもなる

まとめ

いかがだったでしょうか?

お伝えしたようにたとえ自転車であっても、

場合によっては、1億円近い損害賠償を
命じられることもありますので、

義務化されたかどうかにかかわらず、
加入を一考してみてくださいね。

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