予防接種ストレス関連反応はなぜ起きる、その要因は? 予防接種ストレス関連反応はなぜ起きる、その要因は?

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予防接種ストレス関連反応はなぜ起きる、その要因は?

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新型コロナウイルスで、
ワクチンはかなり身近な存在になりました。

近年、ワクチンの成分とは関係なく、
接種に対する不安や恐れが、

体のさまざまナ不調を
引き起こすことがわかってきました。

予防接種ストレス関連反応(ISRR)と呼びます。

防ぐカギは安心して接種できる環境作りです。

そこで今回は、
予防接種ストレス関連反応は

なぜ起きるのかその要因や
対処についてお伝えしてまいります。

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予防接種ストレス関連反応はなぜ起きる、その要因は?

ワクチンを接種すると、
体に免疫反応が起きて、

感染症の発生や重症化を
防ぐ免疫ができます。

ただし、期待された効果とは異なる
「副反応」と呼ばれる有害な反応が
起きることがあります。

副反応は、ワクチンの成分などが
引き起こすと考えられています。

しかし、近年、接種という行為そのものが、
様々な症状を引き起こす可能性が
あることがわかってきました。

世界保健機関(WHO)の専門家会議は、
これをISSRRという概念として提唱。

2019年に医療者向けの対応の
手引をまとめました。

国内でも、翻訳版が
昨年4月に公表されました。

ISSRは、1.生物学的
2.心理的 3.社会的
という三つの要因が絡み合って
起きると考えられています。

1.には、10代や女性に多い、
やせ型、不安に弱い体質などがあります。

2.には、注射針に恐怖心がある、
不安に直面した時に胸が
どきどきしやすいなどが当たります。

3.には家族や友人、
SNSからワクチンについて

否定的な情報を得ているなどが
挙げられます。

●予防接種ストレス関連反応(ISRR)
ワクチン接種の前後の不安や
恐れをきっかけに、
起きる痛みや体の変化。

ワクチンの成分しは関係なく起きる。
世界保健機関(WHO)の専門家会議が提唱した

起きる要因
生物学的
・10代、女性に多い
・低体重
・不安に弱い体質

心理的
・注射針への恐怖心
・胸がドキドキしやすい

社会的
・家族、友人、SNSからの否定的な情報
※三つの要点が絡み合って起きる

どのような症状があるのでしょうが。

副反応と異なるのは、
接種前にも起こる点です。

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接種前やその最中、
直後に、接種に伴う不安によって、
胸がどきどきする、
手足がしびれるといった症状が起きます。

血圧の低下で眼の前が
真っ暗になることもあります。

接種から数日後に反応には、
体の脱力やマヒ、
言語障害などがあります。

こうした症状はどの
ワクチンでも起こります。

その頻度はわかっていません。

では、どう防げばよいのでしょうか。

手引は、対処法として
・信頼できる家族や友人が接種時に一緒にいて安心させる
・座ったり、横になったりして接種する
・恐怖心が強い場合、他の人とは場所や時間を分ける
などを挙げています。

埼玉県内の中学2年の女子生徒は、
子宮頸がんの原因となる

ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を
防ぐワクチンを接種した後、
気を失って倒れました。

女子生徒には注射針への恐怖心があり、
不安を感じやすかったことから、
ISRRと判断しました。

20分ほどベッドに横になってもらうと、
気持ちは落ち着きました。

2回目の接種は、
横になった状態で受けました。

不安を減らし、
リラックスしてもらうことが大事です。

症状
接種前・中・直後の反応
・動機、頻脈や徐脈
・息切れ、手足のしびれ
・眼の前が真っ暗になるなど

接種から数日後の反応
・脱力、マヒ
・不規則な歩き方
・言語障害
など

対処法
・信頼できる家族や友人が
接種時に一緒にいて安心させる
・座ったり、横になったりして接種する
・恐怖心が強い場合、他の人とは場所や
時間を分ける

まとめ

いかがだったでしょうか?

接種への不安や恐れから様々な反応が
起こりえると知ることが大切です。

いくつもの要因を持つ人は
接種前にかかりつけ医に相談してください。

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