アキレス腱断裂の原因や治療方、予防は? アキレス腱断裂の原因や治療方、予防は?

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アキレス腱断裂の原因や治療方、予防は?

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スポーツの秋です。
久しぶりに体を動かす人が

特に気を付けたいのが、
アキレス腱の断裂です。

断裂しても3割程度は歩行が可能なため、
医療機関に行かず様子をみる人もいますが、
早期受診が重要です。

大きく二つに分かれる治療法の選択も、
その後のスポーツ活動に影響しますので、

それぞれの長所、短所を
よく理解しておきましょう。

そこで今回は、
アキレス腱断裂の原因や治療方、
予防についてお伝えしてまいります。

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アキレス腱断裂の原因は?

ふくらはぎの筋肉と
かかとの骨をつなぐアキレス腱は、

人体で最も太い腱ですが、
強く踏んだり張ったり、

着地したりして大きな力がかかると
断裂することがあります。

ふくらはぎを「後ろから蹴られた」
「棒でたたかれた」ような衝撃を感じ、
ブチッという断裂音が聞こえるといいます。

加齢に伴い、アキレス腱の柔軟性が
なくなることが原因の一つされます。

30~40差異代の人がサッカーや
テニス、バトミントンなどのスポーツ中、

急激な動きをした時に
断裂するケースが最も多いです。

50歳以上の人でも、
階段を踏み外した際など日常生活の中で
断裂にいたることもあります。

断裂した部分を触ると
へこんでいることがわかり、
つま先立ちができなくなります。

簡単に調べる方法として、
「トンプソンテスト」があります。

うつぶせになり、膝を直角に曲げて
ふくらはぎをつまむと、

正常であれば足首の関節が
足底の方に向かいますが、
断裂していると足首は動きません。

断裂しても、痛みが引いて
歩くことができる人もいます。

「歩けるから大丈夫」と自己判断しがちですが、
治療開始が遅れるほど、回復度合いが落ちます。

疑わしい場合はできるだけ早く受診しましょう。

●アキレス腱断裂の原因
・加齢に伴ってアキレス腱の柔軟性がなくなる
・ダッシュやジャンプなどの急激な動きや転倒
・サッカー、テニス、バトミントンなど

●アキレス腱断裂の症状や特徴
・断裂した部分がへこむ。
 つま先立ちできない
・痛みが引いて、歩くことができるケースも

アキレス腱断裂の治療方法は?

磁気共鳴画像(MRI)や超音波を使った
画像検査で断裂が確認されれば、
すぐに治療に入ります。

断裂した部分を縫合する手術療法と、
ギプスで固定して自然治療するのを待つ
保存療法があり、

それぞれに長所と短所があります。

手術療法は1時間程度の手術後、
1~2週間でギプスを外し、
ブーツ型の専用装具を着けて
約6週間のリハビリに入ります。

日常生活やスポーツへの
早期復帰が期待でき、

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ケガをした部分が再び断裂する
可能性が低いとされています。

短所としては、手術による感染や
神経損傷のリスクがある点です。

ギプスで6~8週間固定した後に
リハビリを行う保存療法は入院の必要がなく、
手術に伴うリスクもありません。

ただ、治療後に再断裂するケースがあることと
蹴り出す力が弱くなる可能性があります。

治療後にスポーツにどれだけ
打ち込むつもりなのかなど
ライフスタイルに合わせて治療を選んでください。

●アキレス腱の二つの治療法
手術療法
1.断裂した部分を縫合
2.ギプスで固定(1~2週間)
3.ギプスを外してブーツ型装具を着けてリハビリ

長所
・早期復帰が可能
・再断裂のリスクが低い
短所
・手術による感染や神経損傷のリスクがある

保存療法
1.断裂した部分をギプスで固定(6~8週間)
2.ギプスを外してブーツ型装具を着けてリハビリ

長所
・入院の必要性がなく、
 手術の合併症の心配もない
短所
・再断裂のリスクがある
・蹴り出す力が弱くなくなる可能性

アキレス腱断裂の予防は

手術を受けても、スポーツに
本格復帰できるまでには
半年以上かかります。

リハビリが重要ですので、
指導する理学療法士が充実した
医療機関を選ぶといいでしょう。

予防のために重要なのは
念入りな準備運動です。

特に久しぶりにスポーツを再開する人は、
アキレス腱をよく伸ばすストレッチに
時間をかけましょう。

腱につながるふくらはぎの柔軟性や
筋力を高めることも断裂の防止につながります。

その場でかかとを上げ下げする
トレーニングなどが手軽でおすすめです

まとめ

いかがだったでしょうか?

健康寿命が延び、
スポーツを楽しむ人が増えたことで、
アキレス腱断裂も増加傾向です。

アキレス腱にへこみがあるか、
つま先立ちができない場合は放置せず、
すぐに受診しましょう。

再断裂のリスクを考えると
手術療法の方が有利で、

引き続きスポーツを楽しみたい人は
主治医とよく相談してくださいね。

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