酒さとはどのような病気、治すにはどうすればいい? 酒さとはどのような病気、治すにはどうすればいい?

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酒さとはどのような病気、治すにはどうすればいい?

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「酒さ」は、顔に赤みやほてり、
ブツブツなどが出る炎症性の病気です。

2023年5月、塗り薬「ロゼックスゲル」が
公的医療保険で認められました。

悪化を防ぐには、
皮膚科での治療と合わせ、

毎日の肌の手入れなど
セルフケアも大切です。

そこで今回は、
酒さとはどのような症状で

治すにはどうすればよいのか
お伝えしてまいります。

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酒さとはどのような病気、治すにはどうすればいい?

酒さの原因はまだよく分かっていません。

30~50歳代で発症しやすく、
女性に多い傾向があります。

顔のほてりやヒリヒリした
痛みを感じる人もいます。

症状により四つのタイプに分かれます。

多くみられるのは、
皮膚の細い血管が広がり、
顔が赤くなる「紅斑毛細血管拡張型」と、

赤く盛り上がる「 丘疹き」
膿うみ のたまったブツブツ「 膿疱」ができる
「丘疹膿疱型」です。

ほかに、鼻の皮膚が厚くなり、
こぶのようなものができる
「 鼻瘤びりゅう 」、

目の充血や炎症を伴う
「 眼型が」があります。

複数のタイプが重なる人もいます。

●酒さとは
・顔に起こる皮膚の病気
・30~50歳代の女性に多い
・原因不明
・気候や食べ物、ストレスなどで悪化

●酒さの主なタイプ
紅斑毛細血管拡張型
いわゆる「赤ら顔」。
ほてりやヒリヒリした痛みを伴う

丘疹膿疱型
見た目はニキビに似ている。
丘疹(赤い盛り上がり)と、
膿のたまったブツブツ(膿疱)ができる

治療
202年5月、新しい塗り薬
「ロゼックスゲル」が登場

セルフケア
悪化させる原因を避ける
・天候(日光や暑さ寒さ)
・飲酒
・ストレス
・花粉
肌の手入れ
1.刺激の少ない洗顔料や保湿剤を使う
2.日焼け止めや帽子などで紫外線対策も

治療は、抗菌作用のある
飲み薬や塗り薬を使います。

レーザーや光を照射する方法もあります。

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細い血管の広がりを抑え、
赤みを改善する効果がありますが、
保険は認められず自費診療になります。

ロゼックスゲルは、
炎症につながる活性酸素や
免疫の働きを抑えます。

特に、丘疹膿疱型に有効だとする
研究報告が出ています。

国内の臨床試験では、
約3ヶ月(12週)使った患者の72%で、

丘疹や膿疱の数が50%超減るなどの
効果が確認できました。

こうしたデータを踏まえ、
日本皮膚科学会が今年まとめた治療指針でも、

丘疹膿疱型の患者がロゼックスゲルの
治療を受けることを強く推奨しました。

この薬は、これまで海外では
酒さ治療薬として広く使われていました。

国内でも一部の皮膚科医が
自費で処方してきました。

国内の臨床試験で安全性と
有効性が確かめられ、
保険が適用されたことで、

必要な患者が確実に使えるようになりました。

患者は、自分の症状を
悪化させる要因を知って、
なるべく避けることが大切です。

・日光や気温▽心理的ストレスや食べ物
・アルコール摂取
・花粉――などが知られています。

毎日の肌の手入れでは、
刺激の少ない洗顔料や保湿剤を使いましょう。

化粧品を選ぶ際は、
皮膚科医の助言が役立ちます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

知っておきたいことは、
タイプによって改善のスピードが異なることです。

丘疹・膿疱は治療を始めて
数か月ほどで落ち着きますが、

赤みは1年以上かかることもあります。

自己判断で治療をやめて、
悪化してしまうケースもありますので、

焦らず、定期的な通院を続けてくださいね。

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