蜂窩織炎はなぜ起こる、その治療や予防法は? 蜂窩織炎はなぜ起こる、その治療や予防法は?

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蜂窩織炎はなぜ起こる、その治療や予防法は?

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「蜂窩織炎」は皮膚にできた傷や
荒れから細菌が入り込み、

内側の皮下脂肪などに
炎症が起こる病気です。

スポーツ選手が診断される
ケースをニュースで見ますが、

それ以外の人も免疫力が
落ちているとかかります。

放置すると入院治療が必要になり、
注意が必要です。

そこで今回は蜂窩織炎がなぜ起こるのか、
その治療や予防法について
お伝えしてまいります。

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蜂窩織炎はなぜ起こる?

蜂窩織炎は細菌感染症の一つです。

皮膚の表面にできた傷などが
細菌の「入り口」となり、
感染が広がっていきます。

皮下脂肪の組織は蜂の巣に似た形を
していることからこの病名が付きました。

「窩」は穴という意味です。

原因菌は一般的に黄色ブドウ球菌や
レンサ球菌など、体の表面もい細菌です。

大腸菌や緑膿菌原因になることもあります。

入院歴がある人の場合、
一部の薬が効かない

「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)」
に感染している場合もあります。

擦り傷やひっかき傷のほか、
水虫ややけど、湿疹などの
荒れている部分も入り口になります。

発症時は患部が赤く腫れ、
痛みも生じます。

他の病気と見分ける必要があります。

蜂窩織炎は広い範囲が腫れ、
張っているような感覚があります。

また、脚や手で発症する場合、
片側だけに起きます。

両脚に腫れが使用時ている場合、
脚の奥にながれる静脈に血栓ができる
「深部静脈血栓症」の可能性があります。

人同士がぶつかり合う
野球選手や力士が蜂窩織炎と
診断されるケースが知られていますが、

それ以外の人でも、
日々の疲労がたまって

免疫力が落ちている場合は、
発症の可能性があります。

細菌が全身にまで広がると
発熱や悪寒、頭痛も表れ、
1週間程度の入院治療が必要になります。

●蜂窩織炎とは
細菌が皮膚の傷などから侵入し、
皮下脂肪などで炎症が起きる病気

主な原因
・失神、肌の荒れ
・擦り傷、ひっかき傷
・人同士がぶつかり合う
・スポーツの選手でみられるが、
 それ以外の人でも起きる
・水虫

主な症状
・脚に発症することが多い
・広い範囲が赤く腫れ、痛い
張る感覚もある
・全身に広がると悪寒や発熱、
頭痛が起きる
・一度発症すると、再発の危険性もある

蜂窩織炎の治療は?

診断は症状や患部の
細菌検査などから確定しますが、

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原因菌の特定には時間がかかるため、
広く有効な抗菌薬(抗生物質)を一定期間、服用します。

体内に細菌が飛散でいる可能性ずあるため、
1,2週間飲み続けます。

特定の抗菌薬が効かなくなる
「薬剤耐性菌」が生じるリスクもあるため、
きちんと飲み切ることが大切です。

入院して抗菌薬の点滴を
受け付けることもあります。

症状が落ち着いたら、退院し、
飲み薬による治療に切り替えましょう。

治療中は体を休めるために安静にします。

患部がむくんでいると、
皮膚の抵抗力が落ち、
薬の効きも悪くなります。

むくみを避けるために患部を
心臓より高い位置に上げておく「挙上」や、

専用のストッキングを使って圧迫する
ケアをする場合もあります。

●治療法
・抗菌薬(抗生物質)を飲み続ける
・自宅や入院先で安静にする
・患部の位置を心臓より10cm程度高くし、
 むくみを防ぐ
    ↓
再発可能性がある場合は圧迫も

蜂窩織炎の予防法は?

まずは細菌の「入り口」を防ぐことです。

傷や湿疹、水虫は治療しましょう。

普段から清潔に保ち、
保湿剤を使うのも良いでしょう。

一度発症すると、
免疫の低下に伴って
再発する危険性があります。

免疫力が落ちないよう
適度に休息を取りましょう。

抗がん剤や免疫抑制剤を投与されている人、
糖尿病患者は特に要注意です。

普段から皮膚をチェックすることが大切です。

●蜂窩織炎の予防
・水虫などの病気や傷を放置しない。
 塗り薬などで治療する
・急速を取り、疲労の蓄積による
 免疫低下を避ける

まとめ

いかがだったでしょうか?

蜂窩織炎は水虫が引き起こすことが多く、
発症初期の腫れを見過ごし、

発熱してから病院に
かかるケースも見られます。

その場合、入院して抗菌薬の点滴を
受け続ける必要があります。

まずはこうした病気があることを知り、
患部の張りや熱感が気になったらすぐに
皮膚科を受診してください。

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