電力会社の変更で電気代はどれだけ節約できる?

2018/09/20

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以前は大手が地域で独占していた
電気や都市ガスも、今では世帯ごとに
選べるようになりました。

特に自由化から約２年半になった
電力の小売は、業種や地域を超えて
多くの事業者が参入して競争を繰り広げています。

そこで今回はどう選べば
家計の節約につながるのか、
その基本を含めてお伝えしてまいります。

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電力会社の変更で電気代はどれだけ節約できる?

2016年4月に家庭や商店が
自由に電力会社を選べる電力小売の
全面自由化がスタートしましたが、

電気代は毎月必ず支払う固定費なので、
一度料金を下げられると、
その効果はずっと続きます。

それだけに、少しでも
節約することは大切です。

ただ、家庭向けに電気を販売する
「小売電気事業者」は500社を超え、
その全てを比較検討するのは難しいですよね。

目安としてはガス代や携帯電話代など、
他の固定費とセットで割引になる
２～３社に目星をつけましょう。

候補を絞ったら、カカクコムなどが提供する
電気料金比較サイトを利用すると良いでしょう。

居住地や世帯人数、現在の契約プランや
ある月の使用量などを入力すると、
各社のプランごとに節約できる学が表示されます。

ポイントとしてはその際、
ある特定の月のデータだけで比較するのではなく、
１年(１２ヶ月)分の合計使用量で比べてください。

冬はガス暖房で夏ほど電気は使わないなど、
世帯や季節により電気使用量は変わるからです。

以前の使用量が分からなくなっても、
無料のインターネットサービスなどで
過去分を調べられる場合があります。

変更先が決まれば、後は手続きです。
利用中の電力会社から毎月届く
「お知らせ」に記載されたお客様番号や

供給地点特定番号などを控えて、
電話やインターネットで申し込めばOKです。

通信機能を持つスマートメーターへの
交換が必要な場合もありますが、

作業は切り替え先の会社が行い、
立ち会いも基本的に不要です。

電力会社の変更には注意点もあり、
オール電化の家庭ではすでに

割引料金が適用されており、
必ずしも節約につながる時限りません。

分譲マンションでクラス場合は、
規約などで変更が成約されていることもあります。

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●電力会社の変更で節約できる例
　　　　　　　　1ヶ月の電気代　　　　　　　年間の節約額
　　　　　　　　　 (平均)　　　東京都新宿区居住　　大阪市中央区居住　　
3人以上の世帯　
春・秋　　　　　約1万2000円　　　約2万7000円　　　約2万3000円
夏・冬　　　　　約1万5000円　　　　　同上　　　　　　同上　　
　
2人世帯
春・秋　　　　東京約1万円　　　約2万1000円　　　約1万8000円
　　　　　　　大阪約9000円　　　　
夏・冬　　　　　約1万2000円　　　　　同上　　　　　　同上　

一人暮らし
春・秋　　　　　約5000円　　　　　約9000円　　　　約1万1000円
夏・冬　　　　　約6000円　　　　　　同上　　　　　　同上

また、電気代の節約には電力会社選びだけでなく、
日々の節電の努力も大切です。

資源エネルギー庁はホームページで、
「上手な省エネの方法」として
家庭の具体的な節電策とその効果を紹介しています。

エアコンで夏の冷房設定温度を
２７度から２８度に上げた例では、
１日９時間の使用で年約６７０円節約になります。

照明器具やテレビ、
電子レンジなどの情報もあります。

この他にも、
1.炊飯器は炊けたらすぐスイッチを切る
2.朝型の生活に変える、
なども効果が大きいです。

●家庭で実践できる節電対策の例
エアコン
・設定温度は冷房28度、暖房20度を目安に
・必要なときだけつけ、フィルターを月に1～2回は清掃

証明
・白熱電球は電球形の蛍光ランプやLEDランプに交換
・点灯時間は短くする

テレビ
・見ない時は消す
・画面は明るく過ぎないように設定

冷蔵庫
・物を詰め込みすぎない。無駄な開閉はしない
・壁から適切な間隔で設置

その他の家電
・小まめに主電源を切る
・長時間使わない機器はコンセントを抜く

生活スタイル
・暑い季節は朝型の行動に変える
・家族がリビングなど1ヶ所に集まって活動する