双子の授乳方法やコツは?

授乳は赤ちゃん一人でも大変ですが、
双子となると親の困りごとや
悩みはさらに多くなります。

母親の負担をすことでも軽くするため、
コツを知っておきたいところです。

そこで今回は、双子の授乳方法や
コツについてお伝えしてまいります。

双子の授乳方法やコツは?

厚生労働省によると、
2012年に生まれた双子は約1万7000人で、
分娩件数の約1％でした。

さらに、多胎児の7割は
2500グラム未満の低出生体重児で、

飲む力が弱いため授乳に
時間がかかることが多く、

欲しがるタイミングがずれるなど
双子の授乳は難しいです。

そこでおすすめなのが、
ミルクと母乳を交互に与える方法です。

Aちゃんは母乳、Bちゃんはミルク、
次はその逆といったやり方です。

こうすることで時間も大幅に短縮され、
負担もかなり軽くなります。

ただ、妊娠中から家族や
地域のファミリーサポートなど
助けてくれる人手は必要なので、

助産師らが訪問して授乳指導する
自治体もあるので利用したいところです。

また、外出時は液体ミルクを利用すれば
荷物を減らすことができます。

常温で保存でき、そのまま飲めるので、
調乳用のお湯を持ち運ばなくてよく、

哺乳瓶用の乳首を取り付けられる
タイプなら瓶も不要です。

1人ずつの授乳がうまくできるようになると、
2人の時間をそろえる
「同時授乳」に取り組みやすくなります。

1日に数回でも同時授乳ができれば、
生活に少しゆとりが生まれます。

2人とも母乳の場合、
両側で赤ちゃんを抱える
「フットボール抱き」という方法があります。

コツをつかむまでは、
家族に手伝ってもらうとよいでしょう。

1人は母乳でもう1人はミルクの場合は、
ミルクが逆流しないように
頭部をクッションなどで少し高くします。

手は離しても目は離さずに、
「おいしいね」などと声をかけてあげましょう。

１.フットボール抱き
クッションなどで高さを合わせ、
両側でフットボールを抱えるように抱く。
おっぱいを飲むのが苦手な子を
先にするとよいでしょう。

２.母乳とミルクの場合
１人は母乳をあげ、もう１人はミルクをあけます。
少し頭を高くした状態で哺乳瓶を飲めるようにします。

ほかの赤ちゃんより小さかったり、
きょうだい間で体重の増え方が
異なったりすると心配になるかもしれません。

そのような場合は以下の冊子が役に立ちます。

研究者と全国の多胎サークルの代表者で作る
「ふたご手帖プロジェクト」が作成した

「ふたご手帖」（1000円）には、
双子用の発育曲線が示されており目安になります。

グラフに沿って体重が増えていれば、
気にし過ぎることはありません。

インターネットで購入できるほか、
多胎児家庭に無料で配布する自治体もあるので、
問い合わせてみてくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

母乳だけにこだわらなくても大丈夫ですし、
深い愛情を持ってあげれば、

母乳かミルクかにかかわらず
最高の「ご飯」ですよ。

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