高血圧とはどのような病気、その対処方法は?

保険診療で使える高血圧の
「治療用アプリ」が
2021年9月に発売されました。

石の指導だけでは効果が薄いケースでも、
デジタル疑似ユツを活用して

患者の意識や生活習慣の変化を促して、
血圧を低下させる効果が期待されています。

そこで今回は、高血圧と
その対処方法について
お伝えしてまいります。

高血圧とはどのような病気、その対処方法は?

血圧は心臓が収縮・拡張した時に
血管の壁にかかる力のことです。

塩分の取り過ぎで体内に水分が増えたり、
動脈硬化が進んだりすると高くなり、

診察室で最高血圧が140以上、
最低血圧が90以上になった場合を
高血圧と呼びます。

自覚症状はありませんが、
進行すると脳卒中や心臓病、
腎臓病などを引き起こします。

国内の推計患者は4300万人です。

治療の2本柱は、減塩を中心とした
生活習慣の改善と血圧を下げる薬の服用ですが、

治療を続けて血圧を上手に
コントロールできている人は
3割に届きません。

背景には、医師の診察時間が
数分程度と短く、

患者の生活習慣の把握が
難しいという事情がありました。

この課題の解決に役立つと
期待されているのが、

患者がスマートフォンに
ダウンロードして使う治療用アプリです。

医療ベンチャー企業「キュア・アップ」は
2021年9月、保険適用された
アプリの販売を始めました。

保険が利くアプリは
同社の禁煙用に続いて2例目です。

医師からアプリが処方された患者は、
毎日の血圧や食事、睡眠などを入力。

そのデータを基にアプリは
「塩分を減らし、薬味を使いましょう」
などと助言を表示します。

●高血圧とは
血管の壁にかかる力が高くなる病気。
国内の推計患者は4300万人。
進行すると脳卒中、心臓病、
腎臓病などを引き起こす。

原因
・塩分の取り過ぎが最大の原因。
食べ過ぎ、飲酒、運動不足や加齢に
伴う動脈硬化などもリスクを高める

診断基準
診察室血圧:140/90以上
家庭血圧:135/85以上

治療の2本柱
・生活習慣の改善(減塩適度な運動、減酒など)
・服薬（血圧わ下げる薬）

●高血圧の課題
患者
自力での生活習慣の改善は厳しい

医師
普段の生活の様子がわからない。
短い診察時間では指導しきれない

データは処方した医師にも共有され、
診察時の生活指導に使われます。

患者の負担額(3割負担)は初月は2910円、
その後は月2490円です。

兵庫県の女性(49歳)は、
健康診断で最高血圧が180超だったため、

2021年8月に治療を始め、
同9月からアプリも使っています。

炭水化物を減らして
毎日歩くことで4キロ減量して、

最高血圧を正常値である
130近くに下げることができました。

食事写真を載せるなど
SNS感覚で楽しみながら
治療に取り組めます。

このアプリは、薬と同様に承認のために
安全性と有効性を確かめる「治験」を行いました。

アプリ活用と医師の生活指導の両方を行う集団を、
生活指導だけのし有段と比較したところ、

3ヶ月後には脳卒中や
心臓病の発症リスクが10.7％、
心不全リスクが54％低下することが
期待できる血圧の低下が確認されました。

患者さんに正しい知識を学び、
考え方や習慣を変えてもらうのが特徴です。

ただ、「アプリストア」に並ぶ
多くのアプリには科学的根拠はありません。

根拠が不確かなのに、
患者さん「効果がある」と勘違いすれば、

自分で血圧管理ができると
思い込む不都合が生じかねません。

学会は2025年をめどに、
デジタル技術を使った
血圧管理の指針を作成する方針です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

治療用アプリを利用することで
生活習慣の変化がわかるので、

きめ細かい治療に
活かすことができそうですね。

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