子供のなぜなぜ期にどう対処する?

幼児が「なんで」「どうして」と
質問を繰り返すのが「なぜなぜ期」ですが、

どう答えてよいか分からず、
受け流してしまいがちですよね。

そこで今回は、
子供のなぜなぜ期にどう対処すれば
よいのかについてお伝えしてまいります。

子供のなぜなぜ期にどう対処する?

子どもが質問を始めるのは１歳半頃で、
最初は、「これ何？」と対象物の名称を
尋ねるのみですが、

３歳になる頃には、
次第に物事の意味や原因が気になり始めます。

この時期をなぜなぜ期という。

人間の脳は「楽ししい」と感じている時に
活性化され、学習効果が高くなります。

なぜなぜ期に新しい知識を得る楽しさや
疑問が解消される喜びを
実感できるようになると、

好奇心や思考力が育まれます。

また、質問をする行為が
否定されずに受け止められると、

自身が尊重されていると感じ、
自己肯定感も高まるという。

きちんと向き合うことの
メリットを理解して、
無理のない範囲で接しましょう。

具体的にどう向き合ったらよいのでしょうか?

子どもは必ずしも、理論的な説明や
完璧な回答を求めているとは限りません。

難しく考えず、
コミュニケーションを楽しんでください。

子どもが質問してきたら、

まず「よく考えているね」
「不思議に思うようになったのはすごいね」などと、

疑問を持ったことをほめてあげましょう。

その上で、子どもの目線で
易しい言葉を使って答えてあげてください。

答えに窮するような質問には、
率直に「難しくてお母さんも分からないな。
　　　　どうしてだと思う」などと返してもよいです。

時間があれば、
一緒に調べるのもお勧です。

子どもが関心を持っている
分野や生活の中で出会う動植物などの
本をリビングなどに置いておくと便利です。

未就学児などには図鑑の説明が
難しい場合も多いため、

文字が少なくても、
イラストや写真を中心に

分かりやすく情報をまとめている絵本も
多くあるので活用してみてはください。

保護者と一緒であれば、
インターネットも有用です。

博物館や動物園の体験イベントに参加し、
専門家に疑問を尋ねれば、
より理解が深まります。

どんな時であれ、子どもの質問を
「うるさい」「しつこい」などと、
突っぱねてしまうのは厳です。

「今は料理中で手が離せないから、
ご飯を食べ終わったら一緒に考えようね」などと、

その場で対応できない理由を
正直に伝えるようにしてください。

●お薦めの「なぜなぜ期」の疑問に答える絵本

（パイ　インターナショナル、１９８０円）天気の仕組みをかわいらしいイラストと短い文章で紹介

（ブロンズ新社、１４３０円）自然に擬態する昆虫を探して遊びながら、生態の不思議を学べる

（あすなろ書房、１９８０円）パンダの顔やイカの目など、生き物の体の部位を実物大で紹介

（アリス館、１冊１６５０円）３冊にわたって、動物の骨の写真から、暮らしや進化の様子に迫る

まとめ

いかがだったでしょうか?

なぜなぜ期の始まりは、
また一つ成長の階段を上がった証です。

なので前向きに受け止めて、
奇心の芽をぐんぐん伸ばしてあげてくださいね。

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