大腸がんには30代や40代でもなるその症状や若年大腸がんの検診は?

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大腸がんには30代や40代でもなるその症状や若年大腸がんの検診は?

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大腸がんは近年、
日本人がかかるがんの中では最も多く、
比較的若い人も発症しています。

そこで今回は30代、40代でも注意が必要な
若年の大腸がんの症状や検診、
治療の方法についてお伝えしてまいります。

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大腸がんには30代や40代でもなるその症状は?

そもそも大腸がんとは
どんな病気なのでしょうか?

そもそも大腸は消化した食べ物から
水分を吸収し、便にする
約2メートルの器官です。

大腸がんは腸の内側の粘膜に発生し、
日本人ではS状結腸と直腸に
できやすいとされています。

国立がん研究センターは、
2017年9月に同年の1年間で

14万9500人が大腸がんになると推測しており、
全てのがんで最多になっています。

患者は40代から増え始め、
高齢になるほど多くなりますが、

近年には低年齢化が進み、
30代でも珍しくありません。

では、大腸がんにかかった場合
どのような症状が出るのでしょうか?

早期には自覚生じようはありませんが、
進行すると肥大したがんが壊れて
血便や下血がみられるようになります。

がんが大腸を塞ぐため便が細くなったり、
便が残っておなかが張ったりという
症状が出ることもあります。

血便は、痔と見分けられないので、
すぐに精密検査を受けるようにしてください。

さらに進むと肝臓や肺に転移しやすくなり
大腸の壁を突き破れば、

がん細胞がお腹の中に散らばるか、
膀胱など近くの臓器に広がっていきます。

ただ、がんが腸の表面近くに
とどまっていれば、

多くは内視鏡で病巣を
取り除けますので、

壁の奥に広がる前に
早期発見することが大切です。

若年大腸がんの検診と治療の方法は?

それでは大腸がんを見つけるための
検診とはどのようなものなのでしょうか?

大腸がんの検診には、
便に肉眼で見えない血が
混じっていないか調べる

「便潜血検査」と、

内視鏡を使った検査があります。

40歳を超えたら潜血検査を毎年受け、
1回でも反応が出れば、内視鏡で精密に
調べることが大切です。

内視鏡検査は、特に女性は
敬遠しがちですが、

がんで亡くなる女性で
大腸がんが1位を占めているのは
発見の遅れと無縁ではありません。

最近は機器の性能や挿入技術が向上し、
専門医の訓練システムも充実しているため、
検査を伴う苦痛は大幅に減っています。

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クリニックで受ける場合は、
挿入時間の短さが一定の目安になりますよ。

●検査の種類
便潜血検査
・目に見えない出血を検出
・40歳を過ぎたら毎年受ける
・1回でも陽性なら内視鏡検査を推奨

大腸内視鏡検査
・若くても不安なら積極的に受ける
・機器と挿入技術が向上し、
 楽に受けられる

がんが、粘膜の表面やその下にある
「粘膜下層」の浅いところに
とどまっている早期の場合は、

多くはお尻から入れた内視鏡で
病巣を切り取るだけで治療でき、
おなかを切る必要はありません。

かつては内視鏡では難しかった粘膜
に平面的に広がったがんも、
薬剤を注入してはぎ取れるようになりました。

「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」
とよばれています。

これにより完全に切除できる確率は
上がりますが、腸に穴が開くなどの
危険性もあり、注意が必要です。

ただし、この段階で治療した場合の
5年生存率は90%台後半です。

がんが粘膜下層の深いところから
筋肉の層まで達すると、

おなかを20センチ程度切り開く開腹手術か、
小さな穴を数箇所開けてカメラや
器具を入れる腹腔手術をします。

進行に応じて抗がん剤や放射線の
治療も併せて行います。

腹腔鏡は入院日数が
1~2週間と開腹の半分で済み、

2015年には手術数全体の7割余り
(日本内視鏡外科学会調べ)を占めています。

ただ、開腹と比べて難しく、
合併症の発生率や5年生存率が
施設間でばらつきます。

特に直腸がんは骨盤や肛門の筋肉、
排尿と性機能に関わる神経と近接しているため、

手術自体に高い技術が要求されるので、
もし、医師から人工肛門が
避けられないと言われた場合は、

手術数の多い別の専門病院で
診てもらうようにしてください。

まとめ

大腸がんは他のがんと比べて
進行が遅いので、見つかっても
すぐに治療を始める必要はありませんので、

勧められた治療法は一度、
持ち替えって家族やかかりつけ医、

友人と納得いくまでじっくり話し合って、
残りの人生に沿った最適な治療法を
選んでくださいね。

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