災害避難の時に高齢者が必要なものや備えるもの、取るべき行動は?
豪雨や地震などの災害が相次いでいますが、
高齢者が避難時に持ち出すものは、
薬や補聴器など、健康状態などで
個人差が大きいですよね。
そこで今回は、万が一に備えて
災害避難時に必要なものや備え、
高齢者が取るべき行動について
お伝えしてまいります。
災害避難の時に高齢者が必要なものや備えるものは?
自然災害に備えようという
意識が高まる中、
最近は、「防災セット」や
「防災持ち出し袋」といった名称で、
被災時に必要な生活用品などをそろえた
便利な商品が販売されています。
ですが、シニア世代は健康状態によって、
薬や入れ歯、補聴器など、
避難時に必要なものは
個人によって少しずつ異なります。
自分に必要なものを考えて、
「オーダーメイド」で
準備しておくことが大切です。
準備する際に、「必需品バッグ」と
「非常用バッグ」の
二つに分けるとよいでしょう。
「必需品バッグ」は、
危険が間近に迫っている時、
命の次に大切なものを入れます。
現金や身分証、常備薬や
お薬手帳などです。
一方、「非常用バッグ」は、
被災直後の1~2日間、
不便な生活を乗り切るための荷物を入れます。
最低限の衣料や食料、
懐中電灯や補聴器の電池、
歯ブラシなどです。
身の危険が迫っている場合は、
必需品バッグだけを持ち、
とにかく避難してください。
とはいえ、万が一の時に、
すぐに持ち出せなければ
意味がありません。
必需品バッグは寝室に置き、
外出時はなるべく携帯します。
非常用バッグは自宅玄関などに
置いておきましょう。
バッグが重いと、
避難する際に困ります。
入れるものを厳選して
軽量化を意識し、
実際に持ち運べるかを
確認しておきましょう。
バッグは、両手が使えるように
リュックサックや
ショルダーバッグを選んでください。
大地震への対策については、
内閣府が2017年、
18歳以上の1839人から
回答を得た調査(複数回答)では、
「食料や飲料水、日用品などを準備」が45.7%、
「停電時に作動する足元灯や懐中電灯などを準備」
しているのは22.0%に過ぎず、
「特に何もしていない」が10.4%に上りました。
避難時に持ち出す荷物のほか、
被災生活を続ける上で必要な食品や
日用品を備蓄しておくことも重要です。
普段から少し多めに食料を買い置きして、
食べた分を補充していく
「ローリングストック」方式がおすすめです。
こうすることで賞味期限切れを
防ぐことができます。
●高齢者が災害時に必要なもの
・バッグは両手が使える
リュックやショルダーで
非常用バッグ
・被災直後の1~2日間、
不便な生活を乗り切るための荷物
・自宅の玄関や車中などに
必需品バッグ
・危険が間近に迫っている時、
命の次に必要なもの
・寝室などすぐ持ち出せる場所に
災害避難の時に高齢者が取るべき行動は?
避難するタイミングにも
注意したいところです。
気象庁などは、5月から、
大雨時に自由民が取るべき行動に合わせて、
警報や注意報といった
商法の危険度のレベルを、
5段階に分けて発表しています。
例えば、「レベル4」は、
対象地域の住民全員に
避難を求めるとうものです。
このレベルを参考に、
市区町村は避難情報を発令しますが、
住民が自ら避難時期を
把握する目安になります。
●大雨時に気象庁が提供する防災情報と取るべき行動
警戒レベル 防災気象情報 取るべき行動
5 ・大雨特別警報 命を守る最善の行動
・氾濫発生情報
4 ・土砂災害警戒情報 全員が避難開始
・氾濫危険情報
3 ・大雨・洪水情報 高齢者らは避難開始
・氾濫発生情報 その他は避難準備
2 ・大雨・洪水注意報 避難場所・経路の確認
・氾濫注意情報
1 ・早期注意情報 最新の気象情報に注意
まとめ
いかがだったでしょうか?
高齢者は足腰が弱っていたり、
体力が十分になかつたりしますので、
気象庁などの情報に注意して、
いち早く安全な場所に
避難するようにしてくださいね。
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