ギャンブル依存症とその治療は? ギャンブル依存症とその治療は?

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 ギャンブル依存症とその治療は?

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近年、賭け事にはまって
生活に支障が出る

「ギャンブル依存症」の
患者が増加しています。

患者自身が病気であることを知り、
家族や支援者に相談して、

自助グループに通って
自らを見つめ直すなど、
回復に向けて取り組むことが重要です。

そこで今回は、ギャンフル依存症と
その治療についてお伝えしてまいります。

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ギャンブル依存症とは?

ギャンブルなどにのめり込み、金額や時間を
コントロールできなくなる精神疾患です。

借金やうそで人間関係が崩れ、
ギャンブル資金や視野っ金のために
犯罪に手を染めてしまうケースもあります。

債務整理の相談をきっかけに
問題がは発覚することが目立ちます。

人間の脳には社会性や理性をつかさどる
「前頭前野」や本能や感情をつかさどる
「大脳辺縁系」があります。

通常は全頭前夜のほうが優勢です。

しかし、最近の医学研究によると、
依存状態になったのうでは

大脳辺縁系の働きのほうが強くなり、
感情や欲望を抑制できなくなることが
わかってきました。

国立病院機構・久里浜医療センターが
一般住民を対象に2020年に
実施した調査によると、

男性の3.7%、女性の0.7%、
全体では2.2%が、依存が疑われる状態でした。

この人たちが最も多くお金を使った
ギャンブルの種類を尋ねると、
パチンコ、パチスロ、競馬、宝くじの順でした。

患者数も増加しています。
国立精神・神経入用研究センターによると、

2013年度に全国で入院、
外来を合わせた患者は1123人だったのが、
2020年度には3954人と3倍以上に増えました。

●ギャンブル依存症のセルフチェック
□失っても大丈夫な金額以上の金を賭けた
□負けた金を取り返そうと、
 別の日にギャンブルをした物を売ったりした
□自分がギャンブルに関して問題を
 抱えているかもしれないと感じた
□ギャンブルで、自身や過程に金銭的問題を引き起こした

ギャンブル依存症の治療は?

重症度測るために、
カナダで開発された目安もあります。

例えば、
・失っても大丈夫な金額以上の金を賭けた
・負けた金を取り返すために別の日にギャンブルをした
・ギャンブルのために借金をし、物を売った
・自身や過程に金銭的な問題が起きた――
などの項目について、

過去1年間で複数が当てはまると、
受診したほうがよいでしょう。

ギャンブル依存症に特化した治療薬はなく、
治療の中心は認知行動療法です。

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患者自身が、自らの考え方の傾向に気づき、
少しずつ行動を変えて、
生活の見直しを目指すものです。

大阪精神医療センターは
「GAMP」という集団で行う
認知行動療法のプログラムを開発しました。

複数の医療従事者が参加し、
保険が利く治療です。

各地にある自助グループに
通うことも推奨されています。

自分を見直して、ギャンブルから
離れることを目指すものです。

また、全く無関係の趣味を持つことで
立ち直れることもあります。

患者家族の苦しみが大きいのは、
借金やうそで傷つけられるためです。

借金を肩代わりし、
金策に走るのは避けるべきです。

一時しのぎにしかならず、
再び問題が深刻化してしまうからです。

この病気については、
恥の意識や社会の偏見も強いため、

患者本人が病気であることを強く否定し、
認めたがらないことが多いです。

家族が積極的に動き、
精神保険福祉センターや
保健所に相談することも役立ちます。

医療機関を探して一緒に受診したり、
弁護士や司法書士などに債務整理を
相談したりするのもよいでしょう。

地道な努力を続けることが
問題の解決につながります。

●ギャンブル依存症の治療の流れ
借金問題で弁護士や司法書士に相談

医療機関を受診

問題の背景を見直す認知行動療法を受ける

自助グループ

・ギャンブラーズ・アノニマス
http://www.gajapan.jp/jicab-ga.html

・ギャマノン
https://www.gam-anon.jp/

・全国ギャンブル依存症家族の会
 https://gdfam.org/

<主な相談先>
・依存症→依存症対策全国センター
https://www.ncasa-japan.jp/

・債務整理→金融庁
https://www.fsa.go.jp/soudan/

まとめ

いかがだったでしょうか?

患者もその家族も社会から孤立しがちです。

だから、家族が患者を責めたり、
あるいは自分の責任だと
抱えこんだりしないようにしましょう。

困った場合は保健所や、
債務整理について弁護士、
司法書士などに早めに相談しましょう。

そこから医療機関での
治療へつながるケースも多いです。

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