心筋炎とはどんな病気、その症状や治療方法は?

心臓の筋肉である心筋に炎症が起こる
心筋炎は誰にでも起こりうる病気です。

気づかないくらいの軽症で
終わることもあれば、

急に心臓の機能が低下し
命に関わることもあります。

胸痛が出るなど、
いつもの風邪と違うと
感じた場合には注意が必要です。

そこで今回は、
心筋炎とはどのような病気と症状で
どんな治療方法があるかついて
お伝えしてまいります。

心筋炎とはどんな病気は?

心筋炎は、心臓のポンプ機能が
正常に働かなくなることで
心不全になったり、

心臓が止まってしまう重い不整脈を
起こしたりすることがあります。

一方、ほぼ無症状のまま、
診断をウケずに自然治療する
ケースも多いとみられています。

1年で100万人あたり144人が
かかると推計されています。

原因別で最も多いのはウイルス感染です。

通常の風邪のほか、
新型コロナやインフルエンザの感染に伴って
発症することがあります。

そのほかに薬の副作用、
ワクチンの副反応、免疫の異常、
細菌感染が引き起こすこともあります。

●心筋炎とは
ウイルスの感染、薬の副作用、
ワクチンの副反応などの原因で
心臓の筋肉「心筋」に炎症がおこる病気。
重症度によって治療法も変わってくる

●心筋炎の症状
初期
風邪、胃腸炎のような症状
発熱、食欲低下
悪寒、嘔吐、下痢
倦怠感など

数時間～数日後
心不全、不整脈の症状
胸板、息切れ
脚のむくみ、失神など

心筋炎の症状は?

症状は様々ですが、
発熱や倦怠感など風邪のような症状や、

嘔吐、下痢といった消化器の症状に始まり、
数時間～数日後に、息切れ、

足のむくみなどの心不全の症状や
胸痛が表れるのが一般的です。

心筋炎の胸痛は、心臓を包む
心膜に炎症が及ぶことで起きることが多く、
息を吸った時に痛みが強くなるのが特徴です。

炎症は2、3週間
で自然に改善しますが、

その間に1割程度が心臓の機能低下で
重篤な状態に陥り、
「劇症型心筋炎」と呼ばれています。

発症初期に悪化の程度を予測するのは
困難とされています。

症状から心筋炎が疑われれば、
心電図や血液検査、胸部レントゲン検査、
心臓超音波などを行って診断します。

血液検査では、心臓の筋肉が壊れた際に
血液に流れ出る酵素の量を調べます。

心筋炎の治療方法は?

治療は急に心臓の機能が
低下した場合の対処が鍵になります。

そのため、軽症で特別な治療が
必要ない段階でも基本的に入院し、

悪化の兆候を見逃さないよう、
心電図などを見て慎重に経過観察を行います。

最も多いウイルスによる心筋炎では、
炎症自体に効果のある薬は今のところなく、
心不全と不整脈への対象利用方が中心になれます。

心不全が悪化すると、
強心薬で新ゾアのポンプ機能を強めたり、

利尿薬で身体の余分な捨て分を出して
心臓の負担を減らしたりします。

使用上の重い劇症型心筋炎では、
機械で一時的に心臓の機能を補いまするんだと

「ECMOｴｸﾓ(体外式膜型人工肺)」や、
胸の大動脈に入れた

風船を収縮・膨張させて心臓の負担を減らす
「大動脈内バルーンパンピング」、
心内留置型ポンプカテーテルを使います。

劇症型でも、症状が悪化する
一時期を乗り切れば、
心臓の機能が正常に戻ることも多いです。

しかし、機械を装着した患者の1割り程度が、
機械を外せるほどにし回復しません。

この場合、心臓移植を
検討することがありまする。

心臓の機能がほぼ完全に回復して
退院した場合でも、

心筋炎の再発や不整脈がないか、
定期診察をうけることが大切です。

●重症度と治療
軽症
↓
無症状で病気に
気づかないうちに治ることとも

炎症が自然に治るまで
入院して経過観察して、
急な心臓の機能低下に備える

心電図を観察しながら
心臓超音場検査や
血液検査を繰り返す

心不全への対処で強心薬、利尿薬などを使用

劇症型心筋炎
機械で一時的に心臓の機能を助ける
ECMOｴｸﾓ(体外式膜型人工肺)
大動脈内バルーンパンピンング
心内留置型ポンプカテーテル

↓　心臓移植を検討することも
重症

まとめ

いかがだったでしょうか?

健康な若い人でも、発見が遅れると、
心臓のじょうたいが著しく
悪化していることがあります。

そんなリスクのある病気が
通常の風邪に紛れて

潜んでいる可能性を
頭の片隅に入れておいて、

風邪症状に加えて息を吸うと
悪化する胸痛や息切れなどがみられたら、
早めに受診してくださいね。

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